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しばらくヒロくんは立ち上がらなかった

ほんとは…ほんとは___

その言葉から始まる。

それが約2分続いた

蒼田 直輝

ヒロくん、立てますか

そう小さく囁いてヒロくんはコクコクと二度相槌を打った

彼が立ったあとに、蛙野先生が居ないことに気づいた

僕たちのことを思っての行動なのだろう。

蛙野 柴

もう落ち着いたかい?

噂をすれば。タイミングがぴったりだった

蛙野先生は短くそう言った後、僕の方へと顔を向けた

蛙野 柴

直輝くん。いや、なおきりさん。

蛙野 柴

少し話があってね__

蛙野 柴

ちょっといいかな?

先生が僕の事をあだ名で呼んだのは初めてだった。 だから正直凄く驚いている

その後すぐに先生の質問に応答した

灰川 洋

あの……俺も聞いてもいいですか…

僕たち2人が病室を出ようとヒロくんに会釈をしようとした時に、あの日__ゆあんくんの転移が発見された日、その時僕が言った言葉をヒロくんは言った

ヒロくんが僕に重なって見えて、 涙を堪えた

グッと強く目を閉じて涙を止めようとしたけど、 瞼の裏にゆあんくんの笑顔が写ってどうしようもなかった

ヒロくんの質問に先生は無言で僕を見つめていた

蒼田 直輝

はい、いいですよ

僕はのあさんと同じ答えを出した。

蛙野 柴

じゃあここでいいね

蛙野 柴

まず単刀直入に言うと、近いうちに__

蛙野 柴

と言っても今日21時手術するよ

蒼田 直輝

え、?

蒼田 直輝

どういうことですか、

唐突すぎる報告に案の定目を丸くした

勿論隣にいるヒロくんも

蛙野 柴

ゆあんくんに言われたんだよね

蒼田 直輝

え?

灰川 洋

ゆあんくん、、?

蛙野 柴

失礼しま〜す

赤城 柚杏

はい

蛙野 柴

おはよう。体調はどう?

赤城 柚杏

んー、良いって言ったら嘘ですよね 笑

蛙野 柴

そうなの?具体的に教えてくれる?

赤城 柚杏

俺自身よく分かってないんですよね

赤城 柚杏

なんというか、

赤城 柚杏

とりあえず弱ってるなぁ、くらいですね

蛙野 柴

そっかぁ

蛙野 柴

とりあえず点滴するね

赤城 柚杏

分かりました

赤城 柚杏

あの、先生、

蛙野 柴

ん?どうしたの?

赤城 柚杏

昨日の検査結果いつ出るんですか?

蛙野 柴

あー、それね多分今日かな?

赤城 柚杏

そうですか

赤城 柚杏

ありがとうございます

蛙野 柴

よし、点滴終わった。

蛙野 柴

腕に違和感とか無い?

赤城 柚杏

大丈夫です

〜♪♪(着信)

蛙野 柴

あ、ちょっと待ってね

蛙野 柴

((はい。蛙野です

蛙野 柴

((うん、はいはいはい_____

蛙野 柴

((はい、わかった

蛙野 柴

ごめんね。おまたせ

蛙野 柴

突然なんだけどね

蛙野 柴

ドナー結果通ったよ

赤城 柚杏

え、?ほんとですか、?

赤城 柚杏

ありがとうございます!

蛙野 柴

凄いね、確率もだし

蛙野 柴

年齢も違うから通るなんて思ってなかったよ

蛙野 柴

不思議だね

赤城 柚杏

きっと___神様が俺たちの
明日を作ってくれたんですよ___

赤城 柚杏

あ、あの

蛙野 柴

ん?なんだい?

赤城 柚杏

なおきりさんにこのこと伝えないでください、

蛙野 柴

え?それはダメだよ

赤城 柚杏

お願いします。じゃないとあの人手術しないんです。

赤城 柚杏

それに、俺見ての通り弱って来てるんで、いつ死んでもおかしくないんです。

赤城 柚杏

でも、死にたくないんです。

赤城 柚杏

なおきりさんの中で生きれるなら

赤城 柚杏

心臓でも膵臓でも脳でもなんでもあげます

赤城 柚杏

俺がいつ死んでもいい用に俺はこの言葉を残したいんです。

蛙野 柴

ん?

赤城 柚杏

これからもよろしくお願いします___

赤城 柚杏

これからもよろしく___

蛙野 柴

結局ゆあんくんの勢いに負けて君には話さなかったよ

蒼田 直輝

ゆあんくんが残した言葉って、僕とヒロくんに___

きっとそう、先生は頷いて微笑んだ。 でも、笑ってない眉を垂らして悲しそうだった

その場にいた二人は泣き崩れて ゆあんくんの雪のような真っ白で冷たい手を握った

♡150 NEXT……

僕の花が枯れるまでの話

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