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みちょ
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ことみ
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突然部屋に来たのは、一度も来た事のない五男の らん だった。
みこと
数時間程勉強をしていたからイライラしていて当たり強く言ってしまったのは自分でも分かった。
らん
全員、すち からお小遣いを貰っている。
なので頼むとしたら すち に頼んで欲しい所だったのだけれど……。
みこと
事情が事情なら貸しても良いと問いかける。
らん
みこと
らん
そんな言葉を聞いて らん の表情をまじまじと見つめてみれば、確かに体調の悪そうな顔をしていた。
みこと
みこと
らん
一万あれば余裕だろうと金を渡せば、受け取って礼を言い頭を下げて部屋から出ていった。
高校生に上がってからバイトをしていて良かったと言うべきか……。
まぁ、何かしら症状があれば すち から報告が入るだろうと、再び勉強に戻った。
すち からも らん からも検査の報告はなく(らん からは余ったお金を返されはしたものの)一週間が経った。
赴いたのは来た事も無い らん の部屋。
ノックをして開けて中に入る。
こちらに気付いた様子の らん は酷く驚いていた。
みこと
らん
みこと
みこと
まだ すち は大学生だが六奏病院の院長を務めているので、らん の検査についての報告も上がっているはずだ。
らん
らん
みこと
言いにくそうに、後ろめたそうに らん は隠そうとする。
らん
みこと
みこと
詰めよれば らん は顔を逸らしてしまった。
みこと
みこと
問い掛ければ、鞄の中から折りたたまれた一枚の紙を取り出し みこと に渡してきた。
内容を確認して
みこと
みこと
思わずと驚いてしまった。
みこと
みこと
まさか らん が喘息に掛かっていただなんて思いもしなかった。
らん
みこと
言われた言葉の意味を一瞬では理解出来なかった。
らん
らん
何も嘘はついていない、本気で言っている瞳だった。
みこと
みこと
診断書には検査期間が書かれていた。
数えても二年以上は既に通っている。
らん
みこと
みこと
らん
みこと
今思い返してみれば、らん に対しての態度は上兄弟四人は厳しかったと思う。
いや、包まず言うのなら“最低”だ。
みこと
らん
らん
みこと
何も良くない。
自分たちの行動が、らん を苦しめている。
診断書には“ストレス”の文字が書かれている。
それで発作を良く起こす様だ。
それは、家庭内ストレスが原因だと、理解出来た。
みこと
らん
みこと
みこと
らん
みこと
みこと
らん
みこと
らん
みこと
らん
みこと
みこと
らん
らん
みこと
らん の戸惑ったような瞳が忘れられない。
今までずっと我慢させていた。
それでも こさめ の幸せを一番に考えていた。
可哀想な子、それは、みこと たちが原因だった。
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