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とある病院の治療部屋

アイザ

、、、

アイザさーん、体調はいかがですか?

アイザ

、、、特に変化はないです。

そうですか、では、比例しますね。

ガラガラガラ、、、バタン、、、

体調の確認をしに来た看護婦に短く返事をし、いなくなったあとは、ただひたすらに、窓の外を見ている少女がいた

あの子、ホントに無口ね。怖くなるわ。

ホントに人間なのかしら?もう、亡霊なんじゃないの?

そうかも~。

そう、同じ部屋の患者達が噂をするほど、彼女は話さなかった。

親は居なく、幼い頃から病弱だった彼女は、外の世界で走り回ったことも、ましてや歩いたことも無かった。

アイザ

(あの鳥さん、いいなぁ、あの翼で、どこへでも行ける。)

アイザ

ボソッ私も、お外へ行きたいなぁ、

?

なら、俺が連れて行ってやるよ。

アイザ

え?

彼女が瞬きをすると、いつの間にか、窓の縁に立っているとても大きい男の人がたっていた。

?

外の世界にいきたいんだろ?

アイザ

え、、、あ、はい。行きたいです。

?

なら、連れてってやる。   ほら。

そう言って差し出された手は、とても大きく。一度握ってしまえば、二度と離さないように見えるほど、たくましく、安心できる手だった。

アイザ

、、、スッ

ギュッ

?

よし。じゃあ、さっさと行こうぜ‼️

アイザの手をしっかり握った少年は、体を外へ引き

大空へと飛び立った。

アイザ

え、あ、、、えぇ!!??

?

はっはっは!!面白い反応だな‼️

アイザ

あの、どうして飛んでいるのですか!?

?

そりゃ、俺が「悪魔」だからだ。

アイザ

、、、

悪魔?

アイザ

あの、私。何処へ連れていかれるんですか?

?

うん?あぁ、お前には、俺が作った「魔界」へいっしょに来てもらうぞ‼️

アイザ

魔界、ですか!!??

?

おう‼️

アイザ

あの、、、あなた様は、一体、、、?

?

俺か?俺は、

デルキラだ。

魔王様は、私を魔界へつれて来ました。

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