衿花
ねぇ今度星を見に行かない?
哀李
(星、)
哀李
(忘れられないな)
哀李
(でも、)
哀李
分かった
衿花
!
衿花
ありがとう
衿花
ねぇ今度星を見にいかない?
衿花
(正直、星を見に行きたくは無い)
衿花
だって
衿花
(思い出してしまうから)
衿花
(でも、私の事を話すなら、あそこだよね)
哀李
分かった
衿花
!
衿花
ありがとう
衿花
(そこで、私の余命を伝える)
衿花
凄い
哀李
あぁ
哀李
!?
哀李
(一花に、も言われた)
衿花
あっちに行ってみよう(哀李の手を握ろうとする
哀李
!?
哀李
パッ(衿花の手を振り払う
衿花
!?
哀李
あ、ごめ..ん..
衿花
大丈夫だよ
衿花
震えてるけど大丈夫?
哀李
うん、大丈夫
衿花
まだ、哀李ちゃんにとって私は信用出来ない存在かもしれない
衿花
でも、私は哀李ちゃんの力になりたい
衿花
哀李ちゃんが何か困ってるなら話してくれるかな?
哀李
私は、化け物だぞ
衿花
哀李ちゃんは化け物なんかじゃない
哀李
何で、何でそう言い切れるんだよ
哀李
私の過去に何があったかも知らずに
哀李
私の正体も知らないくせに
哀李
何で..何で
哀李
私の体に出てきた模様も、
哀李
狐の耳もあるのに
哀李
何で..
衿花
だって、
衿花
哀李ちゃんは私の隣に居てくれるから
衿花
昔も、今も
哀李
昔って出会っても..
衿花
忘れてるだけだよ
衿花
覚えてない?
衿花
昔、桜の木の下でお花見したこと
哀李
!?
哀李
このイヤリングは..衿花からもらった?
衿花
うん、そうだよ
衿花
私ね病弱なせいで
衿花
ずっと病院で一人ぼっちだったの
衿花
パパとママは私のお見舞い何て一回も来たこと無かった
衿花
だけど、哀李ちゃんは私の側に居てくれた
衿花
そのお陰で私は救われたよ
衿花
もっと哀李ちゃんと居たいって生きる希望もくれたよ
哀李
...
衿花
私ね残り余命1年なんだ
哀李
は?
衿花
私は来年の春くらいに死ぬ
衿花
だから、残された時間を哀李ちゃんに使う
哀李
なんで、そこまでして私を(泣
衿花
だって、
哀李
ありがとう(泣
哀李
私の秘密はまた明日話そう
衿花
分かった
哀李
じゃあまた明日
衿花
また明日!







