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俺は凛のことが好きだ

でも凛は俺のことを見てくれない それどころか兄以外を全然見ない

まるで俺のことなんて どうでも良い様だった

なあ、凛・・・俺を見て欲しい

お前にとっては俺なんか
どうでも良いかもしれない

っ、でも、今は俺だけ見てくれ

こうやって何度も言った

うるせぇ、黙れ

何度も言うが、お前はセフレだ

それ以上もそれ以下もない

お前は黙って俺の相手をしてれば良い
お前もそれで十分だって言ってただろ

凛は何を言っても 俺だけを見ないんだ

凛は俺のことを冴までの通過点 としか思っていないのだろう

でも、俺だって最初は セフレでも受け入れた

それは後から気付いたんだ

俺とヤる時冴のことを考えていることに

っ、♡

ぅ、あ゛ッ・・・//♡

やばッ、りんっ、い゛ッ〜〜♡♡

・・・っ、♡♡

イくの早過ぎんだよ

この淫乱早漏野郎が

・・・ッぁ、ごめ

ガシッ

・・・もうへばってんのか?

まだヤるぞ

惚れて欲しいなら俺をお前のでイかせろ

話はそれからだ

それでも体を交合わせてしまえば 病みつきになる程相性が良かった

ヤってる時の凛は怖かった

でも俺にとっては丁度よかった

(凛怒ってる・・・〝期待外れ〟なんて言わせない)

凛は気難しい人間だった

俺はそんな凛が大好きだ

・・・お前ら本当に仲良いのか
悪いのか分からないな

もう少し優しく接してやったらどうだ?

・・・凛

冴に連絡したところ 心配だと言うので来てくれた

冴は俺と凛の関係を知っている

もちろんセフレのことも

・・・うるせぇ、バカ兄貴

俺の物なんだから口出しすんじゃねえ

潔が嫌がってんだろ

・・・ご覧の通り、カオス状態です

糸師兄弟はやっぱり怖い

と言うか何故兄弟喧嘩になってるんだろうか

確か話し合いをしていたんだけどな・・・

・・・はいはいそこまで

こんなことで兄弟喧嘩しちゃダメ

・・・今お前のことで言い争ってんだけど

お前が言うんじゃねえよクソ潔

俺が口出しすると俺にヘイトが回ってくる

俺は止めようとしただけ

何故か俺が怒られる始末

・・・ハイ

取り敢えず納得した風にしておけば なんとかなるだろうと思った

でも糸師兄弟の喧嘩は依然続いている

・・・仲良く恋人ごっこしとけよ

俺と潔はそんな綺麗な関係じゃねえよ

あ゛?

喧嘩は更にヒートアップしていく

だーかーらー!!

喧嘩すんなって言ってんだろ!

・・・うるせぇ

分かった俺が潔を貰う

凛もそれで良いだろ?

冴は冗談で言ったんだと思う

だがそれは凛にとって 逆効果だったらしい

・・・チッ

何言ってんだよ

不満か?

バッ・・・喧嘩ダメ!

なら俺の家に来い、潔

これで凛の本当の気持ちが分かるだろ?

冴は俺の耳元で小さく言った

確かにこれは良いなと思う

俺は、冴のその手に乗った

・・・冴のとこに行く

俺は小さくそう言った

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