ピッ ピッ と 規則正しい機械の音だけが部屋になり響く
瑠依
兄上 ッ … ギュ (手握)
兄上が寝たのは紅葉が綺麗な秋でしたね
今はとても寒くなりました
雪景色です
ガラガラ と音がして扉が開く
… ぁ 、 瑠依くん
瑠依
らんさん …
今日ずっといるまのところに居たの ?
瑠依
はい
瑠依
居れる時はずっとそばに居ます
瑠依
いつ起きるか分かりませんから
… そっか
らんさんは毎日のように兄上の所に来てくださる
お友達だとしても毎日のようにはさすがに来ないだろう
何故か 、 と1度尋ねたが … “ 俺のせいでこうなったから ” と苦笑いをしていた
それからは尋ねるのをやめました
瑠依
… そうだ 、 らんさん
瑠依
今日俺誕生日なんです
瑠依
祝ってくれませんか ? ニコッ
… ! そうなんだ 、 おめでとう ニコッ
瑠依
ありがとうございます
何か欲しいものでもある ?
プレゼントするよ
瑠依
いえ …
瑠依
特に欲しいものなど無いので大丈夫です
瑠依
俺が唯一望んでいるのは兄上が目覚めることですから
…
瑠依
… もう少しでクリスマスでもありますから 、
瑠依
サンタさんにでも兄上が目覚めるように頼んでおきます ニコッ
… 俺も 、 そうするよ
サンタなんか居ないこととっくに分かってます
でもこんな時くらいいいでしょう ?
今まで父様のマリオネットをやってきたのだから
これくらいの我儘叶えてください___
瑠依
サワッ (髪さわる)
瑠依
起きたら 、 教えてあげます
兄上が知らない俺ら家族のこと
瑠依
兄上が寝ている間に全て知ってしまいましたから 、 笑
瑠依
だから___
瑠依
早く起きてくださいね
今までの事
まぁ… 朧気な記憶 、 3歳くらいから ?
が走馬灯のように頭の中に流れ込んできた
いや 、 走馬灯って言うのもおかしいかな
俺 、 ずっとここに居るんだから
ここは死後の道を選ぶ場所
言い換えれば生と死の狭間
… 死にたい
はずなのに 、 ッ
足が … ッ ! 張り付いたように重くて進めねぇ” …
俺は生きたいのか___ ?
教えてくれよ母さん ッ …






