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藤澤涼架side.
『なんで、なんでこの人が此処にいるの…っ!?』 『涼ちゃんと知り合いなの!?なんで、…っ』
元貴の混乱した声が小さく聞こえる中で僕には
目の前に立つ美由さんの声が聞こえていた
『今日も安定におかま〜きも』 『今日こいつメイクしてる…?よかった喋りかけて』 『遠くからじゃわかんなかったわ』 『マジこいつ近く見るときもすぎ』 『友達と今日もネタにしちゃお』
この人は僕が大学に入ってからずっと馴れ馴れしく喋りかける
友達と僕をネタにするために
僕の服、髪型、僕の口調、メイク…
全部全部馬鹿にしてくる
だから、僕はこの人が、好きじゃない
でもこの人は高校から一緒の人である
その人は僕が三年の時一年で
その時から女子に好かれていた
でもその子の噂はあまりいいものはなく
男の人に泣かされたとか
その人を裏で虐めてたとか
高校、大学と一緒であれば高校の様子も知られているわけで
それも馬鹿にされている感じもしていた
うん、と囁くように返事をしてから僕は元貴の方に向き直る
『まじ大森と仲良いとか…笑』 『嫌われ者同士、仲良くやってんじゃん』
美由って人は愛想よく笑いながら去っていく
心の中はぐちぐち文句だらけだ
そんな中僕は
“嫌われ者同士”という言葉が離れなかった
普段から気持ち悪いと思われている僕はともかく
なんで元貴まで嫌われている前提なんだろう
可愛くて、素直で真っ直ぐで…
こんな人、普通はみんなから好かれるんじゃないか
もしかして元貴が喋れないのと関係があるのだろうか
『やだやだやだやだ…』 『なんで、涼ちゃんと仲良いの…?』
そう一人で考えていると、元貴の心の声が聴こえてきた
不信感と疑惑でいっぱいな目でこっちを見ている
『涼ちゃん聞こえてるでしょ、教えてよ』
fjsw.
fjsw.
『嘘だ!』 『あんなに仲良く喋ってたのに…!』
fjsw.
fjsw.
僕が元貴に優しくそういうと、元貴は分かりやすく顔を緩めた
『よかったぁ…』 『涼ちゃんがあんな人と仲良くなくて』
fjsw.
『あ…ごめん。今の、忘れて』
元貴は僕にそう言った
どういうことかまた聞こうとした時、
見計らったように店員さんが現れてしまい、
今の話はうやむやになってしまった
こんにちは 何も面白く無くなってきた
これこそは…!と書き始め、 連載してるのに、 既に展開が遅いし のろのろしすぎって感じですね。 今回短いし内容薄いし
♡&💬してくれると嬉しいです
それではまた
コメント
9件
女達は何とかするからイチャイチャしてくれ
面白過ぎる!!やばい……美由って何者?? もっくんも知ってるのかな?美由さんのこと… ますます気になりますな!私このシリーズ大好きです!次も楽しみにしてます😊
きたきたきたぁっ、、、、、 待ちに待ってた更新だ、、、、、 もうほんと、すきですこれ 今まで💛ちゃん、弱気な感じなのかと思いきや❤️さんが可愛らしくて感情がたくさん出るタイプだからすごく💛ちゃん大人に見えます、、 2人ともお互いにないものを持ってるからすごくいい関係で どうなるか楽しみだ…!