TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

tr

……

俺はリビングの床で目を覚ます。

もう1ヶ月前から行方不明になったkrさんは、未だに帰ってこない。

……いや、きっともう帰ってこない。

tr

……俺がこんなだからダメなんだろうな

pn達にも事情は話した。

あの人がいないと、そりゃ困るし。

俺らの関係については、2人とも全然認めてくれた。

もっと早く言えばよかったのにとか言ってたし。

tr

……ごはん、たべなきゃ

俺はおぼろげな足取りでキッチンへ向かう。

たしか、pnが持ってきてくれたカップラーメンがあったから、それでいいや。

……もう、あの人と2人で食べていた、自分の料理の味さえ忘れてしまった。

あの人がいなきゃ、俺の料理なんて何の意味もない。

tr

……

お湯を沸かしていると、携帯から着信音が鳴った。

sn

trさーん、ご飯食べてますかー?

ここんところ、俺を心配しているのか、pnやsnさんからご飯時に連絡が来る。

tr

たべてる

まぁ、この前栄養失調で倒れたし……

krさんが居なくなってから廃人みたくなってるんだから、仕方のない事だ。

tr

……krさん……

もう彼は帰ってこない。きっと。

分かっていても、わずかに胸の奥に残っている希望を捨てることなんてできない。

tr

……寝るか

飯を済ませた俺は、今日も彼の温もりを感じさせるベッドに潜り込んで1日を過ごすのだった。

loading

この作品はいかがでしたか?

10

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚