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ぼくにはお母さんがいる
栗色の長い髪の
栗色の瞳の
笑顔が優しいお母さんだった
料理が得意でいつも色んなご馳走が テーブルに並んでいた
ぼくのことを1番に考えてくれる
本当に優しいお母さんだった
あの日が来るまでは
ほくが高校を卒業して
ちょうど2ヶ月後のあの日から
お母さんは変わってしまった
毎日同じ料理
毎日同じ時間に
毎日同じことしか喋らなくなった
そして どこか怯えている様子だった
ぼくはそんなお母さんの行動を
3日目で全て覚えてしまった