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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

カランッ

弾丸が落ちる音が響く

その音は、やけに大きく感じられた

リアム

う、うあぁぁぁぁ!!

ダッダッダッダ

ハリソン

リアムっ!!

ザシュッ!!

研究員A

ぐあぁっ!

研究員A

貴様ァっ!

研究員A

何して…っ

リアム

うるさいっ!!!

リアム

消えちゃえ…っ!!

ブンッ

リアムがナイフを振り上げるが…

ロジャー

落ち着けっ!

ロジャー

リアムっ!

ガシッ

リアム

離せっ!!

ドカッ

ロジャー

ぐっ!

ガシッ

ハリソン

リアム!

ロジャー

っ!

ロジャー

ハリソン…

ハリソン

いいからさっさとどうにかするぞ

リアム

離してっ!

リアム

ハリー!ロジャー!

リアム

離してよっ!!

ハリソン

落ち着けっ!リアム!

ハリソン

そんなことしてもケイトは喜ばないだろっ!

リアム

っ!

リアム

あ…

リアム

お、俺…また、間違えた?

リアム

また…また…
間違えて…

ズル

リアムがその場に座り込む

リアム

う、うっ

ロジャー

泣いてる場合じゃねぇ!

ロジャー

すぐに手当てするぞ!

リアム

…うんっ

ハリソン

あぁ

タッタッタ

ケイトに駆け寄って体に触るが…

ロジャー

…っ

リアム

ロジャー…?

その体は酷く冷たかった

ロジャー

脈が…無い…

リアム

…え?

ハリソン

は…?

リアム

そ、そんな

リアム

ロジャー、嘘だよね…?

何度もケイトの脈を測り直す

しかし、脈が戻ることはない

ロジャー

あ、あれ?

ロジャー

俺は、脈の測り方を忘れちまったのか?

ロジャーが焦ることは珍しかった

ハリソン

おい、嘘だろ?

その時、男たちを片付けた ヴィクトル達が駆け寄ってきた

エルバート

…ロジャーっケイトは…

しかし、ロジャーたちの様子を見て 全員が状況を理解する

ロジャー

お、俺は医者、なのに

ロジャー

人を、救えなかったのか…?

ヴィクトル

ロジャー、落ち着くんだ

ヴィクトル

ひとまず、ここを出よう

ヴィクトル

出来るだけ速く戻るぞ

ロジャー

…あぁ

その後、子供たちを解放し、 クラウンは宿へと戻った

冷たくなったケイトの体を抱えて_。

ヴィランは駒鳥の闇を知らない

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