ラキリス
では行って来るよ

執事・ランエラル
おきおつけて。ラキリス様、キリエル様、リンシャオ様。ランお嬢様。

ラン
行ってきます

リンシャオ
でーどこに行く?

ラキリス
そうですね、お嬢様はどこか行きたい所ありますか?

ラン
いえ、私は特には、

キリエル
じゃあ下町でも行くか?

ラキリス
それも良いかもしれませんね。良いですか?お嬢様

ラン
ええ、行ってみたい!

リンシャオ
じゃあ早く飛んで行こうよ!

ラキリス
リンシャオ、忘れましたか?私達は、空を飛んでは行けません

リンシャオ
あっ、そうだった

キリエル
ほんっと貴族、王族は困るよな

ラン
??

ラキリス
ご説明しますね。貴族、王族は下町には降りないんです。

リンシャオ
それに今日はお嬢様の気晴らしに来たんだから気がねなく楽しみたいでしょ

キリエル
貴族、王族は羽の大きさは変わりませんが。庶民の羽は俺達の羽の半分の大きさだ、だからすぐバレる

リンシャオ
貴族、王族に庶民は触ったり話しかけたりするとダメなんだよねー

ラン
へぇーそうなのね

ラキリス
それより早く行きましょう時間も限られていますしね

ラン
わぁーーー!凄い

ラキリス
離れませんように
ここは人が多いですからね

ラン
うん!

リンシャオ
あっ、見てみてキリエルお菓子だー

キリエル
おい、はしゃぐな

リンシャオ
えー何?大勢の人の声で、聞こえないーー

キリエル
だーかーらはしゃぐな!!

リンシャオ
あっ、もしかしてキリエルお菓子嫌い?

キリエル
はぁーたく

ラキリス
口喧嘩は、よしてぐださい

キリエル
喧嘩じゃねーよ

リンシャオ
あれ?お嬢様は?

ラキリス
えっさっきまで私の後ろに居たのに、

キリエル
!早く探すぞ

リンシャオ
手分けしよう!

キリエル
リンシャオ、お嬢様居たか?

リンシャオ
居ない

ラキリス
こっちにも居ません

キリエル
たく、どこに行ったんだ

リンシャオ
ねぇ空を飛んだ方が良いんじゃない

ラキリス
仕方ありませんね

キリエル
行くぞ

バサ、バサ、バサ(3人は羽を出し空を飛んだ)
キリエル
お嬢様~!ランお嬢様~!
、、、っ!お嬢様!

下町の人A
おお、あの羽は、貴族の、

キリエル
お嬢様!

ラン
キリエル!

タッ、タッ、タッ、ギュッ
(キリエルは、ランのもとに走り抱き締めた)
ラン


リンシャオ
あっ居た!ってキリエル!何抜け駆けしてるの!

ラキリス
そうですよ。
(ラキリスは、ランとキリエルを離した)

下町の人A
貴族が3人も
でも、あの女はいったい、

ラン
ラキリス、リンシャオ!

リンシャオ
お嬢様。ご無事で

ラキリス
ご無事で何よりです

キリエル
で、どうする?下町人、皆頭を下げているぞ

ラキリス
仕方がありません。今日は城に帰りましょう。

ラン
ごめんなさい。私のせいで

リンシャオ
お嬢様のせいではありませんよ

下町の人A
ゴニョ、ゴニョ

キリエル
おい、何を話してるんだ

下町の人A
あっ、、、

キリエル
良いから話せ

下町の人A
そこにいる女性はもしかして、サタン王様とベルゼブブ王女様のご令嬢のラン姫様ではないかと思いまして、、、

キリエル
なぜそう思う

下町の人A
その、赤い瞳、銀髪でその、、、

リンシャオ
あ~あバレちゃったね

ラキリス
そこまで言われてはしょうがないですね
コホン
このかたこそ、サタン王様とベルゼブブ王女様のご令嬢、ラン姫様!いずれこの魔界の王女となるお方だ、そこにひれ伏せろ!

下町の人A
はっ!

執事・ランエラル
おかえりなさいませ。

リンシャオ
ただいまーー

執事・ランエラル
?ランお嬢様どうかしましたか?

ラン
えっ、何でもないよ、

執事・ランエラル
そうですか

ラキリス
今日は疲れたでしょう。
ゆっくり部屋で休んでください

ラン
、、、うん

タッ、タッ、キィー、バタン
(ランは部屋に戻った)
ラン
、、そうかいつか私は、誰かと結婚して、私は、王女になるのね、、全然想像出来ない、、、、
