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【参加型】LAST FANTASIA─終わりの物語─

第6話 - 第4話＿＿洞窟探索-I

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2025年12月14日

#一次創作

#Kurusu.の家

#参加型

#ファンタジー

#バトル

Kurusu.

ロゼ

ここか…。

到着したのは、異様な雰囲気の洞窟だった。洞窟は冷気を纏っており、少し肌寒いと思ってしまう程だ。

シェード

なんか寒いな、此処…

三鶴志月

…大丈夫かい？

広瀬空

そんな薄着だったらそりゃあ寒いでしょうね…。

大宮帝

寒がっているみたいだし、さっさと討伐して帰るか。

ベリル

そうだな。

ベリル

私もこの様な場所は好きでは無い。

リレン

それじゃ、さっさと倒して帰ろうか。

少し進むと、突然左右に別れた道が現れた。

ロゼ

道が二手に別れているな…

三鶴志月

こっちも別れて探索した方がいいね。

三鶴志月

どうするのかな？

大宮帝

遊子と異形狩りで別れるのが一番手っ取り早いが…

ベリル

一人は異形狩りが居た方が良いのではないか？

シェード

まぁ、四人も居るから何とかなるんじゃないか？

ロゼ

それもそうだな。

リレン

互いを知っている方が動きやすい部分もあるし、

リレン

遊子グループと異形狩りグループで別れるのが良いんじゃないかな？

大宮帝

…それもそうだな。

大宮帝

では、その様に別れて探索する事にしよう。

大宮帝

…それと、君達にこれを

そう言うと、帝は別れて探索する事になるロゼ達に何かを託した。どうやらそれは無線機のようで、持ち歩きやすいコンパクトなサイズになっている。

広瀬空

…何これ？無線機？

大宮帝

あぁ。

大宮帝

何かあったらこの無線機を繋げてくれ。

大宮帝

もう一つは俺が持っているから、その無線機を通じて会話をする事が出来る。

ロゼ

ありがとう。

ロゼ

そっちも、どうか気を付けてくれ。

大宮帝

…勿論だ。

〜遊子チーム〜

コツ…コツ…

薄暗い洞窟を、ランタンの光を片手に進んで行く四人。洞窟の隅では、天井に染み込んだのであろう雨水が滴り、地面に小さな水溜まりを形成していた。

四人の会話の無い洞窟は、より一層静まり返っている様だった。

＿＿ふと、先頭を歩いていたロゼが零す。

ロゼ

…昔、師匠から聞いた事があるんだ

三鶴志月

どうしたの？

ロゼ

この洞窟の、とある噂についてなんだが…

ロゼ

…聞きたいか？

広瀬空

そんな事言われると気になるじゃん。

広瀬空

どんな内容なの？

ロゼ

…簡潔に言うと、都市伝説の様な話だ。

シェード

都市伝説？

シェード

洞窟に都市伝説なんてあるのか…

三鶴志月

ぼくも気になるなぁ。

ロゼ

…あぁ、分かった。

そう言うと、ロゼは一呼吸置いてから、どこか神妙な口調で語り始めた。

ロゼ

都市伝説、と言っても死者が生き返るとか伝説上の生物が、とかそんな物ではない。

ロゼ

大昔、ソムニアでは国民同士での争い事が絶えなかったそうでな。

ロゼ

人々は、洞窟を避難壕として使用していたんだ

ロゼ

…そんなある日、飲み水として利用されていた洞窟の湧き水に、毒が仕込まれた。

ロゼ

敵軍がやったとか裏切り者が居た、とか色々言われてはいるんだが…

ロゼ

だから、毒で亡くなった霊が此処に出て来ると言う噂がある。

ロゼ

毒を入れた犯人を探しているそうだ。

語り追えると、ロゼは「どうだった？」と言わんばかりに後ろを振り返った。

シェード

そんな奇妙な噂があるのか…

広瀬空

不気味系のホラーって感じするね。

ロゼ

…意外と怖がらないんだな？

シェード

まぁ…

ロゼ

この手の怪談は在り来りだからな。

ロゼ

一口に霊が出ると言われても、信じない奴の方が多いだろうな。

三鶴志月

そう言う話は面白いし、僕は聞く分には良いと思うよ。

三鶴志月

まぁ、信じるかどうかはまた別の話だけどね

ロゼ

…そうだな。

暫く歩き続けていると、仄暗い洞窟の道の先に、一人の人間の影がある事が分かった。

広瀬空

…あれ、人じゃない？

広瀬空

どうしてこんな洞窟に…。

ロゼ

本当だな。

ロゼ

それに武器も見当たらない。

ロゼ

…洞窟から出る途中に迷ってしまったのか？

遠くから人影を観察しながら、ロゼがそんな事を口にする。しかし、シェードが近くで首を傾げていた。

シェード

そんな事あんのか？

シェード

ってかそもそも、異形の眷属が現れる洞窟に丸腰で挑む奴なんて居るのか？

三鶴志月

…ぼくもそう思うよ。

三鶴志月

誰かと一緒に来てはぐれたのならまだ分かるけど、それでも武器くらい持つはず。

三鶴志月

この洞窟もそんなに入り組んでないみたいだし、同行者とはぐれた可能性も低いと思う。

ロゼ

それじゃあ一体＿＿

＿＿ランタン越しに、人影がぐらりと揺れる。

次の瞬間には、それは顔がハッキリと分かる程に四人に近付いていた。ランタンの光が当たり、影ではない本当の姿が照らし出される。

？？？

…アーア、せっかくのオタノシミだったのに

？？？

ねぇニンゲン、アンタ達は狩りのナカマ？

ロゼ

…誰だ

？？？

ワタシ？ワタシは＿＿

ナディア

ナワバリに侵入してきたアンタ達を殺す異形！

ナディア

キャハハハッ！

そこには、狂気的な笑みを浮かべる人間の形をした、それでいて何処か不気味な異形の少女が居た。

〜異形狩りチーム〜

遊子達とは反対方向に進んでいた帝達異形狩りは、仕事柄場慣れしているのか、物怖じせずに洞窟の奥を進んで行く。

大宮帝

…異形狩りの眷属はほとんど居ないみたいだな

大宮帝

向こうに固まっていないといいが。

リレン

まぁまぁ！

リレン

心配せずとも、彼等なら上手い事やってくれるんじゃない？

ベリル

…そう言えば奴等、自身のことを“遊子”だと言っていたな。

大宮帝

そうだな。

大宮帝

色々な星を旅している、とも言っていた

ベリル

私は星を渡り歩く者の存在など初めて聞いたが。

リレン

確かに、ソムニアでそんな話は聞いた事無いね。

大宮帝

それについては俺も疑問なんだが…

大宮帝

砂漠地帯に居た彼等を街まで送り届けた時、

大宮帝

「街に師匠が居るから会いたい」と言っていたのを聞いたんだ。

リレン

師匠…

リレン

…て事は、少なくとも一回はソムニアに来ていた事にならない？

リレンの疑問に、帝はそう言う事だと言わんばかりに頷く。遊子達に関する謎は増えて行く一方の様だ。

大宮帝

会って早々質問攻めも気が引けたから辞めておいたが、その事がずっと疑問なんだ。

ベリル

…もしそうだとしたら、その弟子だった奴はどの様にしてソムニアを出た？

ベリル

宇宙船が来たのなら大きな騒ぎになる筈だ。

リレン

謎がいっぱいだね〜！

リレン

彼等は一体何者で、何の為にソムニアに来たんだろう？

大宮帝

…俺から言えるのは、余計な詮索は辞めておけって事だけだ。

リレン

それくらい分かってるって！

突然、動物の鳴き声に似た声を耳にしたベリルが立ち止まる。 …それは、まるで狼の鳴き声の様だった。

ベリル

…待て。

ベリル

少し遠くから、狼の鳴き声の様な声がする。

大宮帝

動物の鳴き声…？

大宮帝

それは本当か？

ベリル

私が嘘をつく必要が何処にある？

ベリル

何かしらの動物の声がした事は確かだ。

リレン

急にこわ〜っ…

リレン

狼を操る異形とか出てきたりしないよね？

立ち止まってその様な会話をしていると再び、今度は二人にも聞こえてくる程の大きな動物の鳴き声がした。

大宮帝

…今度は俺にも聞こえた。

大宮帝

向こうから聞こえて来なかったか？

リレン

うん、俺もだよ。

リレン

多分あっちからだね。

ベリル

…異形であればさっさと倒すぞ。

動物の鳴き声が聞こえてきた方向へと足を進めてみる。すると、そこには一人の人物が立っていた。

？？？

あ〜、異形狩り…

？？？

もしかしてまた邪魔しに来たの？

大宮帝

…！

ダーテ

みんな倒してほめてもらうんだからっ！

〜キャラクター紹介〜

【名前】ナディア【性別】見た目は女の子【年齢】不明【種族】人間の形をしたナニカ【枠】異形《月夜に蠢くモノ》【性格】とにかく狂気の塊の様な子だが、真面目な一面もある。【一人称】ワタシ【二人称】アンタ　アイツ【好きな○○】苦しむ声、姿【嫌いな○○】カリのやつ　ワタシのナワバリにハイッタ奴ら全員【得意な○○】殺し　自殺誘導　遠距離　近距離戦【苦手な○○】嫌いな○○と同じ【武器】弓矢　斧【能力】？？？【過去】？？？【仲間への印象】復習する為の仲間【その他】観察力が高く、自分のナワバリに一度でも入った人間・異形狩りの特徴を全て記憶している右目はほとんど視力は無いが、その人のオーラを確認出来るナディアという名前は他の仲間が付けた物で、希望という意味がある

【アイコン】

【名前】ダーテ【年齢】300 【性別】無性【種族】異形【枠】異形《月夜に蠢くモノ》【性格】元気いっぱいで甘えん坊。構ってちゃん。【一人称】私【二人称】呼び捨て【好きな○○】異形　甘い物　魔王様【嫌いな○○】異形狩り【得意な○○】お花摘み【苦手な○○】戦闘【武器】鉤爪【能力】？？？【過去】？？？【仲間への印象】「楽しい！もっと構って！」【その他】良く魔王城に行く、魔王軍の癒し枠

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