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ドーナ視点 オクタヴィネル寮内
マヒム・ゾーズ
ドーナ・サジャイ
マヒム様の声が聞こえ、俺は一目散にマヒム様の足元に跪く。
ドーナ・サジャイ
マヒム・ゾーズ
ドーナ・サジャイ
転寮する？マヒム様が？ 俺は？俺は…俺がオクタヴィネルの寮長？
ドーナ・サジャイ
マヒム・ゾーズ
ドーナ・サジャイ
マヒム・ゾーズ
ドーナ・サジャイ
マヒム・ゾーズ
どくん、と心臓が跳ねる
マヒム・ゾーズ
ドーナ・サジャイ
俺は、その威圧感に、はいと言わざるを得なかった。
レオナ視点
何かの冗談だと、最初は思った。
レオナ・キングスカラー
マヒム・ゾーズ
レオナ・キングスカラー
マヒムがハーツラビュル寮に転寮するわけが無い。
俺が思うに、マヒムの望みは"支配"または、"強者、または調子に乗っている者の屈服"のどちらかだ。
支配がしたいなら、オクタヴィネル寮に留まればいい。
強者の屈服をさせたいなら、ハーツラビュル寮じゃなくても、サバナクロー寮がある。
調子に乗ってる奴の屈服が見たいなら、ディアソムニア寮だ。
したがって。マヒムが転寮するのは、それもハーツラビュル寮に転寮するのはありえない。
マヒム・ゾーズ
しかし、そんな考えは呆気なく崩れた。
レオナ・キングスカラー
一瞬脳裏に浮かんだのは____
レオナ・キングスカラー
マヒム・ゾーズ
レオナ・キングスカラー
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
レオナ・キングスカラー
レオナ・キングスカラー
合同授業の時、お節介に授業に誘ってきては、誘いに応えるまでそこにいた。
レオナ・キングスカラー
"転寮するならサバナクロー"と、いつも口にしていた。
強者である俺の弱点を虎視眈々と狙っていることは知っていた。
ただしかし、アイツにとっての"お気に入り"への対応はこれなんだと思っていた。
「気に入ったんだ。リドルくんのこと。」
俺は、気に入ってなかったってことか。
レオナ・キングスカラー
俺はマヒムの横を通り、振り返らずに歩く。
マヒムも同じく、こちらを振り返らず、淡々と廊下を歩いていった。
マレウス視点 運動場
今日はC組と合同の飛行術だ。
C組はゾーズが居るクラス。
飛行術の最初には、ペアになって行うストレッチがある。
いつもなら、ゾーズはいの一番に僕の所に寄ってきて、誘いに来るはずだ。
僕を恐れず、対価も何も要求せずに。
しかし…
マヒム・ゾーズ
先程からゾーズは校舎の中を見上げ、ぼーっとしている。
目線の先を見ると…廊下を歩いている、ローズハートが居る。
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
ゾーズはにっこり笑って、こちらに寄ってくる。
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
ゾーズは少し目を伏せたあと、僕と目を合わせる。
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
僕がそう言うと、ゾーズは目を見開いたあと、少し笑う。
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
違う。お前を喜ばせたいんじゃない
お前に選ばれたいんだ。
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
"お気に入り" "理想の人"
僕には"友達"だと言っておいて
どうしてローズハートだけ。
マヒム・ゾーズ
マレウス・ドラコニア
僕ならお前のどんな願いも叶えられる
それなのに、お前はローズハートを選ぶのか？
トレイ視点 ハーツラビュル寮入口
ああ、どうか夢であってくれ。
目の前には、ハーツラビュル寮の寮服を着てにこにこ笑っているマヒム。
マヒム・ゾーズ
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
リドルとマヒムが話している傍で、ケイトは驚いたように目を丸くする。
ケイト・ダイヤモンド
マヒム・ゾーズ
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
トレイ・クローバー
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
絶対に、何かを企んでいる。
下克上か、革命か。 はたまた…内部撹乱か。
マヒム・ゾーズ
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
見張るため、自然にリドルに提案する。
リドル・ローズハート
リドル・ローズハート
マヒム・ゾーズ
一瞬、空気が止まる。
ケイト・ダイヤモンド
ケイト・ダイヤモンド
マヒム・ゾーズ
リドル・ローズハート
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
リドル・ローズハート
リドルは少し嬉しそうにする。 このままだとまずい。
トレイ・クローバー
マヒム・ゾーズ
トレイ・クローバー
トレイ・クローバー
マヒム・ゾーズ
マヒム・ゾーズ
