第ニ話

美少年は知られたくない。

食べることが大好きな高梨 莉亜と
家庭のことを知られたくない七瀬 颯天。
莉亜は颯天のことを救いたいと思うが、
颯天は莉亜に知られたくなくて＿＿

紡ぐ風露月

この小説は、近藤礼隆様作曲・「風がきらめくとき」を参考にして作っています。

小さな里に住む少女・咲蓮。
ある日突然、一緒に暮らしていた親のような存在・霞が亡くなったのをきっかけに、兄の小萩が冷淡になってしまった。
前のような日常に戻りたいと願う咲蓮のもとに、不思議な葉が舞い降りる。

魔宮の広がる世界より

世界に広がり、人々を苦しめる迷宮。
それが生まれた理由に迫る中で、葛藤する少女の物語。


――いつからか、迷宮が生まれるようになった世界。
そこから湧き出る魔物は人々を襲い、町を飲み込んでゆく。
人口が半減するまで押されたところで、ようやく均衡を保てるようになった――


無谷（なしたに）優香は、高校の定期測定で魔力の素養が確認され、協会の訓練施設へと連れていかれた。
そして魔法士として育てられ、迷宮に潜る羽目になる。
友達のため、家族のため。果ては国のため、世界のため。
その叩き込まれた理由を胸に、魔物を倒す。

だがある日、優香はブラックだと感じていた協会を抜け、野良の小隊と組むことに。
しかし彼らは、新米の若い女性を狙う最低な新米狩りだった。
そして、優香が来たことのない深さまで連れて行き、襲った。

それから優香の人生は、一変する。
その日、少女の「覚醒者」に出会ったがために。

人知を超えた力を持つとされる覚醒者。
味方であると断定しきれないその少女に、振り回されることになる。

死に戻り聖女は絆を知る

国を守る女神の加護は『聖女の死』によって与えられる。
聖獣騎士たちを無理やり従わせ、女神の加護を得る儀式を行った聖女・ヴァレナは、儀式の最後にこの事実を知った。険悪な関係だった聖獣騎士たちからも見放され、死を迎えた――次の瞬間、聖女として目覚めた直後に死に戻る。聖女になることは避けられないと悟ったヴァレナは、最初の人生での行動を悔い改め、聖獣騎士たちとの関係を改善するため行動を起こす。【イラスト：ひえのひろ】

アリウム

赤毛の少年ルーサが、仲間たちと自分の失くした記憶となくした家族のために遠い旅に出る