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僕は唯斗
朝、目が覚めると
僕の足はトイレへと動いていた
唯斗
唯斗
あの出来事は起きてすぐの事だったため、「怖い」なんて1ミリも感じなかった
では話を続けて行こう
唯斗
唯斗
唯斗
唯斗
唯斗
唯斗の前のドアに にぼやけているが文字が書かれていた
唯斗
唯斗
そこにはこう書かれていた
『右ノカベヲミルナ
唯斗
唯斗
唯斗は面白半分で右の壁を見た
すると今度は
左ノカベヲミルナ
と、書かれていた
唯斗
唯斗
ダメだと思いながらも左の壁を見たら
今度は
天井ヲミルナ
と、書かれていた
そして天井を見上げると
そこには大きな赤い字で
絶対ニフリムクナ
と、書かれていた
唯斗
唯斗
唯斗
そうして唯斗は遂に後ろに振り返ってしまった
そこには
前髪で顔が隠れている少女が立っていた
黒目が無く、歯も1本も生えていない
その少女は口をパクパクさせながら何か言っている
俺には最初あれが「へっへふな、へっへふな」と聞こえた、
だが、
だんだん声がハッキリと大きくなって行って
聞こえたんだ
絶対に喋るな
と
でも、怖すぎて
俺は
唯斗
……叫んでしまったんだ……
すると少女は口を開け始めた
ほっぺたが裂けるくらいまで口が広がっていき
バクっ!…
俺の頭を丸かじりにしたんだ』