誰にも…真実が分からない物語

三途は無事見つかった

体調的に三途を探すのは俺だけで 正直大変だったけどなんとかなって

けどすげぇ熱だった

とりあえずおぶってアジトに

それで今に至る

雨の中、傘もささずに歩くからこう なるんだっての

兄貴は仕事あるのに居座ってるし まぁ、無理もないか

俺、仕事あるけど兄貴に看病任せたら 100%寝ないよな

仕方ねぇ

ココ、ガチめにキレてんな

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ(体温計)

38,7って高熱じゃん

解熱剤とかどこにあったっけ

どこだ？ここら辺のはずなんだけど

ｶﾞｻｺﾞｿ

あったこれだ解熱剤

でも、これ以上悪化したら医者だ、 アイツが何て言おうと医者

あっぶねぇ、よかった早めに帰ってきて 危うく逃げられるかと

三途にまた逃げられたらココに殺される

まぁ、こんな高熱じゃまともに動けねぇし

まじで脱け殻かよ生きてんのか？

これじゃ俺が一人でしゃべってる見たいじゃねぇか

仕方ねぇお粥でも作ってやるか

三途は絶対に逃げれない

部屋の前、廊下、出入口に部下がいる 三途を止めれなくても

連絡だけでいい、まぁ無駄だろうな あんな状態じゃあ、動けないだろ

ココも…顔色が悪いな

俺、なんかしたっけ？ ぁ、そうだったな

『仕事してる時に話かけんな』 って言ってたんだ

ついでに飯も作るか兄貴には負けるけど