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10年前
ルナ
母様！母様！
ルナ
見て！お花が綺麗だよ！
ルナの母
ふふふ、そうね
ルナ
ほら！ルイも！
ルイ
ちょ、姉貴！はしゃぎすぎ！
リン
これじゃあまるで、ルイの方が年上みたいだわ
ルナ
そんな事無いもん！
ルナの父
確かにルイの方が大人しいな
ルナ
もう！父様まで！
私達家族は楽しく生きてた
この日常が続けばいいのに,,,
そう、思っていた
この生活が変わったのは
わたしが力に目覚めたからだ
5年前
ルナ
と、父様！母様！
ルナの母
どうしたの？ルナ,,,！？
ルナ
何か、角が！
ルナの母
貴方！ルナが！
ルナの父
おお！これは,,,
ルナの父
よし。ヴィレイ家はルナに継がせる
ルナ
！？
ルナ
何故ですか、父様！
ルナ
この家を継ぐのは姉様のはず,,,
ルナの父
事情が変わった
それから私は王になるため
教育を受けた
ルナ
ﾎﾞｿｯ 私は王になんてなりたくないのに
ルナ
それから少しして
ルナ
私の家が襲撃された
ルナ
アイツがルイを暴走させて
ルナ
貴族が攻めてきた
ルナ
全部ｯ！アイツのｯ！
ルナ
でも、私も何も出来なかったよ？
ルナ
でもｯ！
ルナ
そもそも、私が力に目覚めなかったら？
ルナ
,,,こう、なっては
ルナ
ない,,,
ルナ
ね？もう分かったでしょ？
ルナ
私が,,,いなければ,,,
ルナ
力に,,,目覚めなければ,,,
ルナ
姉様が,,,王になっていれば,,,
ルナ
そう。誰も悪くない
ルナ
悪いのは私達
ルナ
そっか,,,じゃあ,,,
私が消えればいいのか
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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