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その後、俺は合格した。
それから俺は晴を待ち続けた。
きっと俺を見つけてくれる
きっと…晴といつか会える
そう思っていた。
「新人ライバー 甲斐田晴さん」
とても…嬉しかった
不破湊
やっぱり、運命なんだ
また会える
不破湊
俺は震えた。
やっと…やっと
やっと…晴に会える
荒い息を吐きながら廊下を歩いた。
不破湊
呟きながら歩いた。
ふと、前を向いた。
震撼した。
嬉しかった、いや、
恐ろしかった
ここまで運命的なのが
甲斐田晴
不破湊
不破湊
不破湊
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
不破湊
甲斐田晴
耐えた。
俺の気持ちを吐くのは、まだ先
今は会えた事への喜びをただ伝えた
不破湊
甲斐田晴
不破湊
スタッフ
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
不破湊
甲斐田晴
「大好きだから」…?
何でそんな…
何のことを…
甲斐田晴
…いや
甲斐田晴
ガチャ
甲斐田晴
先輩x
僕は無理やり意識を逸らした。
収録が始まった
気になって仕方ない
何で…大好きって
いや、
雨の日にたった数分会った時から
ずっと…気になって仕方ないんだ
ずっと記憶が脳髄に残ってるのに
香水みたいに淡く消えて、
僕は…僕だけ
いつのまにか頭の中不破さんで一杯で
あの日からあの甘い声が残って消えないんだ
甲斐田晴
じゃあゲストに登場して頂きましょう!
甲斐田晴
不破湊さんです!
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
不破湊
…不破さん!
さっき我慢した言葉達が…溢れそうになる
僕はまるで、居ない主人を待つ犬みたいに
ただ必死に黙った。
吠えるのを我慢して…
甲斐田晴
先輩x
先輩ライバーA
不破湊
そうして企画は淡々と進んだ。
僕はまた意識を逸らした。
不破さんとは話さなかった。
不破さんを見ると耐えられないから
僕の気持ちが溢れそうで怖いから
甲斐田晴
不破湊
そうして、収録は終わった。
甲斐田晴
晴…
先輩x
晴
甲斐田晴
晴っ!!
何で…
何で…!!
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
入った部屋のドアに手をつけ、晴を問い詰めた。
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
俺は正気が保てなかった
甲斐田晴
不破湊
この想いを伝え続けた。
不破湊
この…恐ろしい程純粋な想い
不破湊
甲斐田晴
不破湊
俺の本音を吐き散らした。
不破湊
不破湊
不破湊
不破湊
不破湊
不破湊
甲斐田晴
不破湊
不破湊
不破湊
不破湊
晴は口を開いた。
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
甲斐田晴
不破湊
甲斐田晴
悪魔と契約したみたい
…いや、天使かな
この運命は一生…消さないから
死ぬまで
コメント
2件
ありがとうございます…( ´ཫ` )