テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
あっという間に…月日は流れ…。
いつのまにか小学校6年生になっていた。
この頃から、周りは男の子女の子を互いに
意識し始めているのか。
カップルが、ちらほら出来ていた。
2人で、交換ノートをしたり
手を繋いで帰ったりする姿も
見られるようになった。
「奈月は。好きな子いないの?」
3年生からずっと仲良ししてくれてる
由香に聞かれた。
「うーん……いないかなぁ。気になる子も。
あたしの場合、お互い好きになってカップルになっても…いつ、お父さんの転勤決まってまた転校ってなりかねないからなあ。そうなると、悲しいし…笑」
「なるほどねぇ。実はさ、あたし裕也くんのこと好きなんだよね!親友の奈月だけに教える!絶対内緒だよ!」
「そうなんだ!告白は?」
「そのうちしたいと思ってる!」
「おぉ!がんばれ!なんかあれば協力するし」
「ありがとう!それより、奈月ってさ、以外と周りの男子に人気あるの知ってる?狙ってる子居るみたいよ!」
「そ、そうなんだ。まあでも告白されたことないし笑 さっき言ったように、あたしには無縁だなあっ笑」
「さあ!この1年!奈月は何人に告白されるのか!楽しみだね〜!笑」
「由香、ちょっと。からかってない?あたしのこと。」
告白…本当はされたこと1度あるんだった。
あたしは、大輝くんのこと好きだったのかな。
それすら、わからないけど。
あまり思い出したくない思い出。
あたしを好きになってくれる人は…。
この先何人いるのだろう?…