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ステラside ー 悲しい過去
昨日彼が言った言葉に心が引っかかる。
『 服は僕の元恋人が遺したものがあるから_ 』
この家に恋人が居たの?私は今その人の服を着ている。恋人が「遺した」と言う言葉に私はモヤモヤする_
なんなの、この気持ち。「遺した」って何があったの。私が知っていい理由がない。私はモヤモヤした気持ちになりながら
家政婦さんのいる部屋へと向かった。
第2章ー優しさ
「…おはようございます」
「おはようございます、朝食はもうできていらっしゃいます、」
「うい様も起きましたのね。朝食は出来ていらっしゃいますよ。」
優しく微笑み椅子を引いてくれる家政婦さん_
暖かい家庭だな。
朝食も食べ終わり、ういの自室へ行き疑問をぶつける
「…ねぇ、うい、」
「んー?」
「恋人が残した服って、何があったの…?」
そうぶつけると優しそうな目は悲しそうな目に変わった、…これは聞いたらいけないそう思った。
「あ、…ご、ごめ…っ」ごめん、そう言いかけた時_
ドサッ…ういは私をベッドの上に押し倒し
「別に…どうってこともない。僕とれぐは3年前かつて付き合ってた恋仲だったが…彼女は…れぐは親に殺された」
「…!!!」
冷たい目で淡々とぶつけるうい、いつも優しくて穏やかなのにこんな顔をするのは初めて見た…
「ステラと同じで虐待されていたんだけどある日、家出しようとしたら親に見つかって一生逃げれないようにって彼女を閉じ込めた_けどある日れぐは辛くなって僕に…一緒に死のうと言ったんだけど、僕だけ生き残ってしまった_ 」
「…っ」ういの彼女を知らない私でもこんなに苦しくて泣けるのに付き合ってて好きだった当時のういはどんな気持ちで…
「一緒にまた死にたいって思った、けどそれは僕らしくない」
全て話し終わったと思ったらういは私の首に優しくキスを堕とした
「…っん」
「これが僕の過去、もう僕はれぐの事を忘れて前向きに生きようって決めた、だからステラのことも放っておけなかった」
第3章ー終わり駈ける地獄
「すっかり話し込んじゃったね…そろそろ帰らないと酷いことされるんじゃない?」
「そ、うだよね…」
このまま居座り続けても迷惑でしかないから私は帰ることにした。
できることならずっとここに居たい。あの家に帰りたくない、
「帰るまえに着いてきて欲しいところがあるんだ。」
「うん…?」
どこに行くんだろう…
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「お邪魔しました。」
「ええ、またいつでもいらっしゃいな」
ペコッと深くお辞儀をして手を振る家政婦さんに私もペコッと深く頭を下げる。
「うい、どこに行くの?」
「着いてからのお楽しみ」
何分歩いただろう?私の感覚では5分くらいだけど現時間だったら
20分くらいかな…。
長い時間が短く感じるのはきっと貴方がいるから_
「え…ここって…」
「そうだよ」
「 … 」