コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある県の○○市の山の中。
8月の下旬、お盆が過ぎ山の涼しい風が吹いてくる。
緑が生い茂る草と木の葉っぱ。
蝉が鳴き続け鴉が飛び続ける。
そしてここに1人の青年が山の中を歩き続けていた。
「んーここもなかったな、伝説の茸」
登山用の服装、オレンジ色と白のだけのシンプルの帽子、登山靴を入っている青年は向井康二。
2ヶ月前に19歳になったばかり。
向井はかつて日本にあった幻と言われた伝説の茸を探し続けている。
冒険が大好きだった向井にとって念願の冒険を始めたことで心を躍らせている。
「出口や、あそこで休憩でもやろ」
向井は歩いているうちに山の出口を発見し外に出て休憩を考えた。
何時間も歩き続けたのか向井の額からはたくさんの汗が流れていた。
結局ここにも伝説の茸が見つからずまた失望するのであった。
本に書いとった通りやった、伝説の茸を見つけるにはここよりもさらに別の山に行かんならんのか。
明日でも図書館によって色々の山を探し出さへんといけないな。
向井の頭でそう考えながら山の中から出る。
外に出ると太陽は夕日に向かって沈みだし地面に生えている草はオレンジに染まっていた。
だが向井は空よりもあるものを見て戦慄していた。
「闇戦士!!これ以上戦えば体に負担がかかる、大人しく降参するのだ!!」
「チッ!!これぐらいで降参するものか!!」
奇抜な服装を着た2人の男性。
1人は魔法の杖ような変なものを手に持って魔法陣を出している。
これは一体なんなのか?映画の撮影でもしているのか?
不思議な光景に向井は何も言わず突っ立っていた。
「降参するのはお前だよ、一流の魔法戦士さんよ」
「まさかっ!!」
「そこの一般人が来てくれたおかげで俺は助かったよ」
「ええええええっ!!!?なんやこれ!!!?」
突然体が宙に浮き勝手に移動させられた。
あまりにも突然のことで向井は何が起きたかわからず困惑していた
「人質を取れば一流の魔法戦士のお前でも動けないだろう」
闇戦士の魔法により向井は人質に取られた。
向井は空中に浮かばせ自力で動くことさえできなかった。
体が動おったってくれへん。
その場に居合わせただけでこんなことにされるなんて。
「ここで魔法を使えば彼を傷つけてしまう、どうすればいいのかっ」
1人の魔法戦士は人質に捕らえられた一般人を守るため魔法を発動ができなかった。
それを見た闇戦士は攻撃態勢を整えだした。
「一般人を巻き込むのは無理だったな!!」
「はっ!!」
危ない!!あの人を守らないと!!
だけどどうすれば…..
俺はあの人を助けたいと心の中で思った、だけどまともに動けない俺にとってどうしようもできなかった。
「____」
えっ?今、頭の上から声が聞こえてきた。
フッと頭の上から人の声が聞こえたので必死に頭を上に向けた。
そこには巨大な金色の魔法陣が描かれていた。
「あれは!!」
その瞬間魔法陣が光り出した。
光は俺の中に包み込み暖かく感じた。
これは伝説の茸を求めて冒険してきた俺が。
闇戦士から世界を守る魔法戦士となるお話だ。
.