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主人公▶︎りあ幼馴染▶︎そら6月23日
学校が嫌になって逃げ出した。
お気に入りの場所にいつも通り行く。
私のお気に入りの場所は海。
誰もいない 私一人の空間が好き。
いつも通り海を見渡す。
見慣れない少女の姿。
咄嗟に話しかけに行ってしまう。
りあ「ねぇねぇ、あなたお名前は?」
そら「えぇと、私はそら。あなたの名前は?」
りあ「りあ!私はりあって言うの!」
なんて他愛もない会話をしていた。
この海は悩んでる人が来る場所。
この子も悩みを抱えていることはすぐ分かった。
何も話すことがない。ただ沈黙だけが流れる。
そら「、、、あなた学校は?」
そう聞かれてびっくりした。
めんどくさいからサボった、なんて本気で悩んでる人には言えないだろう。
りあ「えっと、」
言葉を失った。
彼女の顔はどこか寂しげで、どこか楽しそうだった。
人を楽しませる、それが私のモットー。
りあ「が、学校行く途中で転んじゃってさ〜!痛いのに行きたくないじゃん?」
そう言葉にした。
きっと見苦しい言い訳を笑われるだろう。
そう思っていた。
彼女は予想外にも、楽しそうな顔をして笑った。
彼女は私に気を使って、髪飾りをくれた。
そら「うふふっ、こんなに面白い人初めて あなたにあげる」
人にそう言ってもらえるのが嬉しかった。
りあ「え!可愛い!嬉しすぎるんだけど!お礼と言っちゃなんだけど、友達になってあげる!」
彼女は嬉しそうに頷いた。