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桃赤
夏休み、もう終わるなあ…
嫌だな、
いきたくないな。
どうせあの子に、またなにか言われるんだろうな。
ずっと、一人なんだろうな。
じゃあ…
今度こそ、死んじゃおう。
赤『ふぅ~…涼しいな、』
『さっきまで暑かったのに…笑』
『ほんとうに、いいのかな。』
桃『お、赤ぁ~』
赤『っえ、』
桃『赤、どうした…?こんな…真下が海の崖なんかに…っ…、』
赤『……』
桃『ちょっとだけ、一歩だけでもいいからさ…』
『こっち来てくんない…?』
君は平然を装っているけれど、声は震えている。
赤『…なーんか、なにもかもどうでも良くなっちゃってさ…笑』
桃『…そっか……』
『…じゃ、やっぱ俺は止めない。』
赤『へ、?』
桃『一緒に死のうよ。』
赤『なんでっ、桃くん、毎日楽しそうにしてたじゃん。』
桃『赤がいなかったら楽しくないよ。』
赤『…… 』
『~~っ!わかったわかった!!』
『もうちょっとだけ頑張るよ!!』
桃『っえ、赤?』
赤『だって!!人の命を奪ってまで死にたくないよ!!』
『桃くん、幸せなんでしょ!?』
『じゃあ俺のこともっ…!』
『幸せにしてよねっ!!!』
桃『…わかったよ、笑』
赤『…ははっ、笑』
桃『よかった…』
えんど。