テラーノベル
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「ここがいいな。駅も近いし、このあとどこで仕事をするにしても便利」
「もうひと部屋、見られるぞ?」
「ありがとう。でもここにする」
二番目に訪れた部屋で決めた私は、もう一度窓から外の景色を見る。
「東京の住人になるんだ…あの二棟、大きいね。あれ、何?」
超高層ではないけれど、ドーンと落ち着いた建物がすぐ近くにある。
「マンション。右側に俺の部屋」
「……ん?早川さんの部屋?」
「ああ、そうだ」
「ん……?ご近所?」
「徒歩1分か?」
「ほぉ…」
「ここに決めるなら、遅くても4日後にはホテルを出ろ」
「そうだね。叔母と敬はホテルを知っているからね」
私たちは、歩いて行ける場所にあるカフェで相談をした。
「ネットでいろいろ揃えるにしても、ここで荷受けをしないといけないし…」
「菊……お前…それ、うまいのか?」
「うん、欲しい?」
「いや…見ているだけで十分、甘すぎ…冷たい」
「ねぇ、ちゃんと相談に乗ってよね。ホテルに泊まりつつ、昼間はマンション待機?それなら、今からネット注文して……」
私が大きなチョコレートパフェを食べているのを見ている早川さんは、話を聞いているのだろうか。
――すごく美味しい
こんなに見た目が美しいチョコレートパフェを見たことがなかったので即決。
フルーツの彩りに頼らないで、こんなに美しいって、どういうことだろう。
チョコレートアイスはもちろん、チョコレートテリーヌやジュレショコラ、カカオニブなどなど……ここは永美にも紹介すると決めて、食べ進める。
「今からインテリアショップと家電、見に行くか?」
「いいの?」
「いい」
「ありがとう、助かります!ってことで、ここは私が奢るね」
「それは、菊が就職した時に頼む」
こうして結局、夜遅くまであちこちに付き合ってもらって、何とかホテルからマンションへ移る準備が完了。
いよいよ、叔母たちと対峙する時がきた。
コメント
5件

スマートに会計するキスケさん素敵(*´∀`*)従兄弟とは大違い
希輔さんの囲い込み作戦かなぁ😍 ますます楽しみ〰😁
自分のテリトリー内でしか探してなさそう😆もう一つのお部屋からも徒歩数分💨 希輔サン菊ちゃんが食べてるチョコパフェより甘いお気持ちをお持ちなんでしょうねぇ(*´罒`*)ニヤッ 一緒に家具類選びなんて、まさに⤴︎おデート⤴︎⤴︎💕✨ それにしもそのパフェすごくなぁい?スペシャル🤤