テラーノベル
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🖤あ。ねぇ、服濡れてない?乾燥機かけてあげる。
💛いや、そんな
🖤大丈夫。何もしないよ。
💛あ、ちが、そういう事じゃ……
結局、蓮さんの服を借りる。いい匂いがする。
……あ、やばい、かも、
💛ちょ、ごめんなさい、御手洗借りたいです。
🖤ん?あぁ、ふふ、気にしないで。
💛あの、ほんと、ごめんなさい。全然そんなつもりじゃないのに、
🖤え?違うの?
思ってもみなかった返事に、ふと視線をあげると覗き込むように俺の顔を見る蓮さんと目が合う
💛っ/////
心臓が大きく跳ねて、身体中の熱が集まる。慌ててしゃがみこむ。
どうしよう、終わった。こんなヤツ、もう出禁だろ……
自己嫌悪に陥りつつ、心の中で収まれ収まれと繰り返す。
……ふと、蓮さんの気配が離れた。
🖤御手洗、使うなら洗面の向かいだけど、、俺はもっと照くんのこと知りたいな。
え?と顔を上げるともうそこに蓮さんはいなくて、リビングのソファーからにっこり笑いかけていた。
🖤おいで?
……無理だろ。 行ったら、絶対に戻れない。
💛俺、やっぱり帰ります
🖤へぇ
軽く返されたその一言に、足が止まる。 本当に帰っていいのか、試されている気がした。
💛……っ
行かなきゃ。 でも、体が動かない。
🖤照くん
名前を呼ばれただけで、心臓が跳ねる。 ソファーに座ったまま、蓮さんが手を伸ばす。
🖤来ないの?
……無理だ。 そんな言い方されたら。 気づけば、足が動いていた。
恐る恐るという感じで近付いてきた照くんの腕を取って引き寄せる。
💛わ!
🖤良かった。来てくれた。
そのまま腕を回して腰を撫でる。ブルっと体を震わしてささやかな抵抗を試みているが、そんなもの関係ない。
🖤可愛い。
耳元で囁くと体を硬直させ耐えているという感じだろうか。
💛あの、離して、ください
🖤照くんは、離れたいの?
あぁ、かわいい。食べちゃいたい。
理性と欲望の狭間で葛藤しているのは俺も一緒だ。
💛離れたく、は、ない、ですけど、でも、
🖤ねぇ、キスしない?
💛え
戸惑っている照くんの頬にチュッと軽く口付ける。
💛……なんで、
🖤嫌?
💛嫌じゃ……ないです
🖤じゃあ、いいじゃん
今度は逃げ場を塞ぐように、唇に触れた。 一瞬だけ、触れるだけのはずだった。
💛……っ
触れた途端、びくりと体を揺らす。
……かわいい。
そのまま、もう一度唇を重ねる。 今度は、さっきよりも少しだけ長く。 唇が離れても、腕は解かない。 そのまま背中に手を回して、ぐっと引き寄せる。
💛……蓮さん、
🖤なに?
💛……ほんとに、止まれなくなります
🖤うん……
触れていた手を、ゆっくりと離す。
🖤……だめだね
💛え
🖤これ以上は、ちゃんとした時にしよ?
くすっと笑って、距離を取る。
🖤照くん、優しすぎるよ、
そこから何を喋ったのか。むしろ何も喋っていなかったのか。ママの、蓮さんの腕の中で緊張と愛しさと葛藤と、色んな気持ちが交錯していたはずなのに何故か穏やかで愛おしい時間が過ぎていった。
しばらくすると
🖤あ、もう6時だ。始発動いてるね。
💛あ、はい。今日はすみません、ありがとうございました。
🖤ふふ、またお店も来てね。
💛はい!もちろん!
あの日「はい!もちろん!」と言っていた照は、あれから1ヶ月、姿を見せなかった。
コメント
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もっとなんか軽いタッチで 絡ませる予定でしたが ごめんなさい🙏 もうちょっと頑張ります💦