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今回の登場人物︰カミラ・ロールズ(K.L。主人公。ヴァンパイア聖魔学校3年)、レオン・フローレス(L.F。ヴァンパイア聖魔学校3年。カミラの相棒)、アダム・ロールズ(A.L。ヴァンパイア聖魔学校3年。カミラの双子の弟)、ヴァニスタ・ストレンジ(V.S。ヴァンパイア聖魔学校3年。右手に火傷のあとがある)、ルカ・ボーンズ(R.B。3年Sクラスの担任)、グレース・マッケンジー(G.M。日記を開けた時に出てきた吸血鬼)、エレノア・ガーネット(E.G。医務室の先生)
※第4話、第5話を見てから見ることをおすすめします
ボーンズ教授は真っ逆さまに落ちていった。
L.F「ねぇ、あれって教授じゃない?」
レオンは落ちてくるボーンズ教授を指さした。
K.L「本当だわ!まさかやられたの?」
А.L「じゃなきゃ落下してねーだろ!」
アダムはそう言ってボーンズ教授の元へ飛んで行った。
V.S「あっ!おい!」
他の3人はアダムを追って飛んで行った。
A.L(間に合え!)
ボーンズ教授は変わらず物凄い速度で落下している。アダムが間に合うかも分からない。アダムとボーンズ教授の距離は約10km。アダムはまだあまり速く飛ぶことが出来ない。
A.L(よし!いける…!)
『バサッ!』
アダムは間一髪でボーンズ教授を助けた。
A.L「教授!大丈夫ですか!」
ボーンズ教授は意識がもうろうとする中答えた。
R.B「貴方達では…勝てない…グレースは…異次元の…」
ここまで言って意識を失ってしまった。その時、カミラ、レオン、ヴァニスタと集合した。
L.F「アダム!間に合ったんだね!教授は?」
A.L「意識を失ってしまった。とりあえず、ここは学校だから医務室に運んでくる」
アダムは医務室へ向かった。その時、
G.M「おぉ、ルカの次はお前達が私の相手をしてくれるのか?」
グレースがゆっくり3人の目の前におりてきた。
K.L「貴方が教授をやったの?」
カミラが震える声でそう聞くと、
G.M「そうさ、私がやったんだ。お前達よりもルカの方が強いだろう?そんな人がやられて、絶望だろう?」
グレースがそう答えた。
G.M「さぁ、お前達はどれくらい私を楽しませてくれるんだ?」
そう言って、グレースは魔法を放った。3人はグレースに攻撃をする隙がない。だから、ただグレースの攻撃を避けるしかなかった。アダムはまだ帰ってこない。今カミラたちがいるところと学校は何kmも距離があるため、中々帰ってこないのはおかしくない。
一方アダムは…
A.L「ガーネット教授!ボーンズ教授が…!」
アダムが慌てて医務室へ入ると、ガーネット教授がPCを使って調べ物をしていた。
E.G「ん?アダム?どうしたんじゃそんな慌てて…って、その人は…ルカか?」
ガーネット教授が不思議そうにアダムが抱えているボーンズ教授を見た。
A.L「はい、実は…」
アダムは今日までのことを全て話した。
E.G「なるほど…また馬鹿なことをしたのうルカは。昔から変わらんのう!まぁ良い、ここで安静にさせておけ」
アダムは医務室に預けてカミラ達の元へ飛んで行った。
―空―
A.L「お前ら!無事か!」
アダムが大急ぎで来ると、それに気付いたグレースがやってきた。
G.M「おぉ、さっきルカを運んだ奴じゃないか。仲間が増えて、さぞ喜ばしいことだろう。だが、人数が1人増えたところで変わらない。さぁ、この攻撃を避けてみろ!」
グレースは今までよりも範囲が広い魔法を放った。それに4人は囲まれてしまい、何とか避けた。だが、全て避けれるはずがなく、ヴァニスタの腹に魔法が当たってしまった。
V.S「ガハッ!」
ヴァニスタは吐血し、よろけて落下しそうになったが耐え、体制を立て直そうとした。その時、
L.F「ヴァニスタ!危ない!」
V.S「え?」
ヴァニスタに攻撃がヒットし、ボーンズ教授と同じように落下してしまった。それでもヴァニスタは、グレースに勝つために今残っている魔力を使い上へ戻った。約1時間後、
K.L「くっ!もうダメか…」
諦めかけていた時、
『ドーン!』
誰かの魔法がグレースを襲った。
G.M「誰だ…?」
5人が周りを見渡すと、そこには医務室にいたはずのボーンズ教授がいた。
A.L「ボーンズ教授!なぜ!」
R.B「それは…」
―数分前―
R.B「う…」
ボーンズ教授が目を覚ました。
R.B「私…あ、そうだ。グレースと戦って、それで…」
ボーンズ教授が頭を抱えて気絶する前のことを口に出した。
E.G「記憶はあるようじゃな。ルカよ、今は安静にしておれ。あいつとの戦いでたくさんの魔力を使ったであろう」
ガーネット教授が言うと、ボーンズ教授は
R.B「私、4人の元へ戻ります!」
と先程の言葉を無視した発言をした。ガーネット教授が混乱していると、
R.B「私は大丈夫です。一刻も早く、あの戦いを終わらせなければ…!」
と言い、窓から飛んでいこうとした。
E.G「止めよルカ!これ以上激しい動きをすると、命に関わる可能性がある!」
そう言っても、ボーンズ教授は聞かずに、
R.B「生徒を守るのが、教師の仕事です!」
と言い残し5人の元へ戻って行った。
―今―
R.B「ということです」
4人は混乱していたが、グレースはとても喜んでいた。
G.M「帰ってきたのか!嬉しいよ!ルカよ、またさっきのように遊ぼうではないか!」
グレースははしゃいでいて、魔法をルカに向かってうった。5人は必死に避けたり攻撃したりした。
G.M「終わりだ!」
グレースが大技を使おうとした時、ボーンズ教授が大技を使った。
R.B「終わるのはお前だ」