続き書きます
「沈黙の温度」 フラッシュの罠
夜、赤坂のホテル裏口。
スケジュール終わり、スタッフの目をかいくぐって、T.O.Pの乗る車にジヨンが滑り込んだ。
🔝「お前、ほんとにバレたいのか?」
T.O.Pの声には、珍しく苛立ちが滲んでいた。
だがジヨンはシートベルトを締めながら、くすっと笑う。
🐲「だって、ヒョンが最近つれないから」
🔝「つれないんじゃない。俺は……」
その言葉の続きを、T.O.Pは飲み込んだ。
言えない。
「怖い」とは、言えなかった。
パパラッチの影を意識しすぎていた。
今の時代、ホテルの裏口すら安全じゃない。
フラッシュは一瞬、でも“関係”は一生。
けれど、ジヨンの指が彼の手に触れた瞬間、
その不安は熱に変わる。
🐲「じゃあ、証明してよ。俺がヒョンのものだって」
その声のすぐ後、T.O.Pは車を急発進させた。
どこへ向かうかも決めていない。
ただ、どこか誰にも触れられない場所へ、
ジヨンを連れ去りたかった。
でも——
📸「パシャッ!」
一瞬の閃光。
車の窓をすり抜けるように、フラッシュが光った。
T.O.Pの指がハンドルを握る力が、強くなる。
🔝「……見られた」
🐲「平気。何もしてない」
🔝「“何もしてない”で済むかどうか、もう俺たちは賭けの中にいる」
助手席のジヨンは、ほんの一瞬だけ笑顔を消した。
🐲「……怖い?」
🔝「お前がどうでもいい存在なら、怖がらない」
その返事に、ジヨンの瞳が揺れる。
そして、ゆっくりと、T.O.Pの肩にもたれた。
🐲「ヒョンが守るなら、何も怖くないよ。たとえバレても、全部飲み込んでくれるって…俺、信じてるから」
T.O.Pは小さく目を閉じた。
その言葉が、甘いのか残酷なのか、まだわからなかった。
どーでしたか?
続きまた書きますね
にょんとりの方も見てくれると嬉しいです
じゃあね
コメント
3件
長文ありがとうございます😭 凄く嬉しいです! 正直テラーノベルなどを扱い慣れて無いので、、、 これからどんどん使い慣れてより良い作品を書けるよう頑張ります!
はぁ〜〜、、最高です。 というか、ぶいさん、書き方が進化してませんか? 変わったとかではなく、何となくですが、前の作品よりももっと作品に入り込めるようになったと言うか、、私のヘッタクソな説明じゃなんの事やらって感じですよね。すみません! 続きを書いて頂けるのが、何よりの至福です! 私のコメントが不快に思われたらすみません!そんな時はコメントすぐ消しますので!何なりと!後、何時もコメント長くてすみません。見にくいですよね。ぶいさんに伝えたいことを書いていたら、つい長くなってしまって、、コメントは私が勝手に書いてるだけなので、返してくれるなら大歓迎、てか嬉しいので全然良いんですが、面倒くさかったら全然無視で大丈夫 です!