コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
🌸sideなんか、つけられてる気がする。後ろ。気の所為かと思って止まってみたら後ろから聞こえる足音も止まる。少し早歩きすると後ろの人も早歩きする。
…これって本格的にマズイのでは、、。
世に言うストーカーってやつ??
たしかに最近なんだか視線を感じていたかもしれない。そう、ちょうどマイキーと喧嘩してからだから4日くらい前か。
東卍の総長の彼女というポジションの私は色んな男の人から好奇の視線を向けられたり、はたまた畏怖だったり、品定めのような視線を向けられることは多々あった。でも、みんなマイキーの報復を恐れて直接私になにかする、とかは一切なかった。ちょうど違和感を感じ始めたのがほんとにマイキーと喧嘩してからすぐのことだった。もしかしたらずっと私を狙ってて、マイキーと喧嘩して私が一人でいる時間が増えた今を狙っていたんじゃないか?ぐるぐる頭の中で考えていると途端に怖くなってきて自然と早足になる。するとそれに比例するように後ろの足音も同じスピードになる。どうしよう。…こわい。
家まではまだ距離がある。それにこのまま家に帰って、家がバレてしまうのは避けたい。そんな時浮かんでくるのはやっぱり大好きで強くて頼りになる喧嘩中の彼氏。
もう喧嘩の理由は忘れた。でも毎回毎回私から謝ってばっかりだから今回はマイキーから謝ってくれるまで私からは絶対に謝らないと心に決めて早4日。こんな事になるなら謝っておけばよかった。変に意地張って長引かせて、知らない人につけられてて、、。
心臓がバクバクと大きく鳴り始めて鼻の奥がツンとしてきた。
泣いちゃだめだ。しっかりしないと。「🌸ちゃん、待って」突如耳元で聞こえた声に驚いて反射的に振り返った。さっきの足音の張本人だろう。みたことのない人だった。少し年上でいたって普通の人だ。…そんな、ストーカーとか、するような人には、見えない。でも人は見かけによらない。
それは私が1番よく分かってる。
たいして私と身長も変わらなくて、筋肉質って訳でも無いのにあの小さい身体から繰り出される蹴りはどんな相手でも一撃で気絶させることが出来る自分の彼氏を思い出した。…たすけて、万次郎…。気づいたら全力で男から距離をとって駆け出していた。携帯、けいたい、まんじろ…。もう喧嘩してるとか言ってられない。こわい。震える指でなんとか”マイキー”の名前を探し出して発信ボタンを押した。
お願い、出て…。
もう後ろは怖くて振り返れない。でも追いかけてくる足音が消えることはなかった。
とりあえず広い道に出よう。この辺りは近くに公園があって全体的に薄暗い。明るいところを目指して握りしめた携帯の画面が呼び出し中から通話中に切り替わるのを待った。
三ツ谷side「マイキ〜、ヨメから電話だぞ〜!」いつもの武蔵神社にて隊長と副隊長だけでの
集会を終え、それぞれ駄弁っていた矢先、ドラケンが少し離れたところでボーッとしてるマイキーに声を掛けた。「いいよ、ほっといて。」マイキーはある一点をみつめたままこちらに目線をよこさず告げた。そういえば喧嘩したって言ってたな。毎回毎回くだらない事で喧嘩してその度マイキーの機嫌が悪くなって、東卍の下っ端の奴らはイライラした様子のマイキーにビビって目も合わせられない。ってのは日常茶飯事だった。それを見兼ねた🌸がいつも謝って仲直りしてた。今回も頑なに謝ってこないマイキーに痺れを切らして電話してきたんだろう。「今回は私から絶対に謝らないって🌸さん言ってたッスけど、なんやかんや🌸さんもマイキー君には甘いんすね」人懐っこい笑みで千冬が言う。千冬は🌸と同じ中学だからそれなりに懐いていて、🌸も千冬の事を可愛がっていた。
…いいなあ、俺もいつか、🌸さんみたいな素敵な彼女が出来たらなあ…と目をキラキラさせている千冬に苦笑いしながら鳴り止まない携帯と一向に電話に出ようとしないその持ち主をみた。「千冬に🌸はやんねェよ」いつの間にこっちに戻ってきていたのやら。口元は笑っていているが目が据わってるマイキーを見てさらに苦笑いがこぼれた。「なんだよ三ツ谷、さっきからニヤニヤしやがって。オマエにもやんねェよ?」いや別にいらねえけど。でもそれを口にすると「🌸がいらねえ?!オマエ目ん玉腐ってんのか?!」と何故かキレられるのは分かってる。(過去にパーが経験済み)だから何も言わねえ。「早く出てやれよ、毎回毎回🌸から謝らせてよォ、そろそろ愛想つかされんじゃねーの」とは言ったものの、🌸がマイキーに愛想尽かすことはまあほぼ100%ないだろう。ベタ惚れだからな。
でも東卍のビビってる奴らの為にもここは早く仲直りしてもらいたいところだ。1番の飛び火の被害受けんのは俺らだし。「うっせーよ」少しめんどくさそうに、でも心底嬉しそうな声色でマイキーが電話に出ようとした。が、あまりに待たせすぎたのだろう。出る前に切れてしまった。いや、留守電に切り替わった。
機械的な女の声の後に聞こえたのは謝罪の言葉でも、怒りの言葉でもなかった。『ハァ、は、まんじろ?どこ?おねがい、でて…ハァ、ハァ、……たすけて。』切羽詰まったその声を聞いた瞬間にこの場にいた全員の笑顔が消えた。🌸がマイキーの事を名前で呼ぶことはあまりない。いや、俺は初めて聞いた。いつもマイキーって呼んでた筈だ。
🌸が甘えたな時とヤってるときだけ名前で呼んでくるからまたそれがそそられんだ的なことをつい最近マイキーに惚気られた記憶がある。「🌸?どうした?今どこだ」俺らが呆然としている間にいつの間にか電話を繋げていたマイキーが聞く。『あ、まん、じろ、?なんか、しらないひとが、きゅ、に、ハァ、お、おいかけてきて…うぅ、』マイキーと電話が繋がって安心したのか、グズグズと鼻をすする音がする。 「落ち着け。すぐに向かうから、な?大丈夫。今どこにいるか分かるか?」『う、あの、っいつもの、わがしやさんのうらのこう、えんの、ちか』そこでブツっと通話が切れた。
マイキーのまわりの温度が急激に下がる。
俺らが声を掛ける前にマイキーは物凄いスピードで長い階段を駆け下りて行った。
🌸side万次郎はすぐ来てくれるって言ってたけど、わたしの脚はもう限界だった。
少しでも気を緩めたらもつれてしまいそう。あぁもう、なんで私がこんな目に遭わないといけないの。せっかく万次郎と電話が繋がったのに携帯の充電が切れてさらに不安が襲ってきた私は収まった涙がまた溢れてきた。「やぁーと捕まえた♡もう鬼ごっこはおしまいね?」パシッと右腕を掴まれて力一杯後ろに引っ張られた私はされるがまま気味の悪い男に地面に転がされた。
ドシャッという音ともに背中に激痛が走った。『う、いた…やだ!っちょ、っと!退いてよ!離して!やめて!触らないで!やだ!』男に両腕を掴まれて身体の上に乗ってこられたらもう身動きは取れなかった。両腕を頭の上で固定されて男の顔が近づいてくる。「やっと、!やっと手に入れた。もう離さないよ、キミは僕のものだ」ハアハアと鼻息を荒くしながら意味不明なことを言っている目の前の男を見て全身が栗立つような悪寒を感じた。
何とか抜け出そうと体に力を入れて脚をばたつかせたけど、最近運動不足だったのにいきなり全力疾走した事もあって私の脚はもう限界だった。
男の顔が下へとさがっていきわたしの首元で
とまった。鼻息が首にかかって気持ち悪い。やだ、男の人ってこんなに力強いの…?どうしよう、やだ、怖い、こわいよ、。
そんなとき、生暖かいナニかが首に触れた。舐められたと理解するのにそう時間はかからなかった。その直後ピリッとした痛みを感じて私は無我夢中で体を暴れさせた。
体力の限界とか言ってられない。本能が告げてる。この男はヤバいやつだ。逃げなきゃ。「っ暴れないでよ、痛いコトされたくないでしょ?僕もキミを痛めつけたくはないんだよね。だってキミは僕のお嫁さんになるんだからさ」何言ってんのこの人…。
もうワケが分かんないし涙で視界もぼやけてきた。けどまた男の顔が近づいて来たのは分かった。鼻と鼻がぶつからないように少し角度を変えてきている。
やばい。キスされる…!
と最後の力を振り絞って背中に膝蹴りをお見舞した。「ッチ、優しく言ってる内にやめとけよな、
暴れんなっつっただろうが!!!!!!」いきなり大声を出した男の右手は拳を作って私の頬に直撃していた。『う、ぇ、ご、ごめんなさ、い』あまりの痛みに目のフチに溜まっていた涙が滝のように溢れ出て無意識に謝罪の言葉を呟いていた。「最初からそうやって言うこと聞かねーからこんなことになるんだよ。手間取らせやがって。」さっきとは別人のような口調に恐怖を感じてただひたすら私は謝っていた。『や、やだ、ごめ、なさ、う、ごめんなさい…っ…』「…震えてるね、寒いのかな?でも大丈夫。僕がこれから温めてあげるから。キミは涙も綺麗なんだね」そう言って私の涙を舐めとっていく。
もう体の力が抜けて抵抗する気力もなくなった。涙と身体の震えは止まることなく、自分の身体を暴いていく目の前の男をどこか他人事のように考えながらされるがままになっていた。
万次郎side「🌸っっ!!」襲われている🌸を見た瞬間考えるよりも先に体が勝手に動いて上に乗ってる男の顔面を蹴飛ばしていた。「大丈夫か?遅くなってワリィ。もう大丈夫だ、な?」放心状態でかなり服がはだけていたので俺は自分の特服を🌸に着せようとした。『っや!さわらないで!もうやめて、やだ。おねが、します、もうやめて…、まんじろ、たすけ、て、やだ、や、いやああぁぁ!!』🌸は俺を見てすごく怯えきった表情で自分を抱きしめるように両腕を抱えた。
後ろで誰かが息を飲む音が聞こえる。きっと俺を追いかけてきてくれた東卍のメンバーの誰かだろう。そう心の片隅で考えながら必死に🌸に話しかけた。「🌸!!俺だ!しっかりしろ!俺を見ろ!…🌸!!」両手で頬を包み込むようにして顔を上げさせ、目を合わせた。虚ろな目に段々光が戻ってきてさらに大粒の涙が溢れ出した。『あ、あ、まんじ、ろ、?う、ふぇ、うぅ、ふ、』嗚咽を漏らしながら必死にしがみついてくる🌸の背中を優しく擦った。「…殴られたのか?」さっき🌸の頬を触った時に手に血が着いて少し腫れているように感じた。もう一度確認しようと🌸の顔を覗き込んだ。「なんだ…、コレ」目に入ったのは首元に付いた鬱血痕。それをスルリと親指で撫でた。「……」それがナニか分かんねえほどガキじゃねえ。🌸もソコになにがあるのか分かった様子で『あ、あ、ごめ、ん、ごめんなさいまんじろう、きら、いに、ならな…で』さっきの大粒の涙とはまた違う意味の涙を流し始め、身体をガタガタ震えさせた🌸をみて俺の中のなにかがプツリと、途切れた音がした。
🌸side「あ、あの、そろそろ止めた方がいいんじゃないスか…?このままだと相手の人、し、死んじゃいますよ…」心底怯えたように声を発する千冬の声で我に返った。
ごちゃ、と人を殴る音じゃないような音が響き渡る中、さっきまで私の上に乗っていた男に今度は万次郎が馬乗りになり何度も何度も固く握りしめた拳でその男を殴っていた。「マイキー、そろそろ辞めろ。もうのびてるよ、そいつ」万次郎が振り上げた腕をドラケンが掴みながら止めた。「は?俺に命令すんじゃねェよ、…殺すぞ。」と一瞬こちらに顔を向けた万次郎にはまるで表情なんてなくてゾッとするほど冷たい瞳をしていた。
ドラケンの手を振り払って既に気絶している男をなおも殴り続ける。返り血を浴びても、拳から血が出ても万次郎が止まる気配はなかった。「マイキー、もう鼻も折れてるって、」「これ以上やったら死んじまう、もう充分だろ。」ぺーやんと隆が続けて声をかけた。
でも聞こえていないのか万次郎が動きを止めることは無かった。「…ッマイキー君ッ!辞めてください!🌸さんの前ッスよ?!それに、ほんとに死んじゃいますって!!」タケミッチが万次郎の肩に手を置いて止めようとした。「うるせェ。ジャマすんな」ゴッッという鈍い音とともにタケミッチが飛んだ。万次郎が勢いよく腕を振り払った時に殴られて吹っ飛ばされたんだろう。「オイッ、タケミッチ大丈夫か?」千冬が駆け寄ってタケミッチを抱える。
スマイリーくんとぺーやん、隆、ドラケンが万次郎を男から引き剥がそうとしたけど4人がかりでも万次郎は止められなかった。
あの小さい体からは考えられないくらいの力でいとも簡単に皆の腕を振り払った。だめ。ほんとうに、このままだと万次郎が人殺しになってしまう…。
止めなきゃ。
竦んで震える脚に精一杯力を込めて万次郎へと駆け出した。
千冬sideずっと放心状態だった🌸さんが突然マイキー君に後ろから抱きつく形で 駆け寄った。『っまんじろ、もうやめて、おねがい…!わたしはだいじょうぶだから、っその人しんじゃうよっ!…っもう、かえりたいよ…』一瞬瞳を揺らしたマイキー君がピタッと
動きを止めて振り返って🌸さんと向き合った。「…悪い。」とても小さく、とても短く謝罪の言葉を述べたマイキー君は🌸さんに着せた自身の特服の前のボタンを留めていく。最後まで留め終わったらまるで子どもを抱えるように片手で🌸さんを持ち上げてオレらに向き直った。「みんなも…ごめん。タケミッチ、大丈夫か?悪かった。」あ、オレは全然平気っスよ!気にしないでください!それより早く🌸さんを…とタケミッチは両手を胸の前で振って大丈夫のジェスチャーをしていた。「ここはいいから、早く🌸連れて帰ってやれよ」「そうそ〜、後は俺らに任せろってェ~」ドラケン君とスマイリー君がマイキー君に
そう告げると「…さんきゅ。」 と言ってマイキー君は
🌸さんを連れて去っていった。
万次郎side右手に抱えた🌸は俺の首に手を回して抱きついてきているので顔こそ見えないもののまだ小さくカタカタと震えていた。
バブの後ろに乗せてヘルメットを被らさせて俺の家に向かった。
ベッドに腰かけている🌸の前にしゃがみこんでなるべく怯えさせないようできるだけ優しい声で話しかけた。「…悪かった。俺がもっと早く電話に出てれば、いや、もっと早く謝っとくべきだった。怖い思いまでさせて、ほんと、…、…ごめん。」『ううん、私の方こそごめんね、変に意地張っちゃって…。それに、迷惑かけちゃった…。助けに来てくれてありがとう。』さっきと比べて随分落ち着いたようで綺麗な笑顔を浮かべた🌸の左頬は少し腫れていて。
痛みを感じない程度に優しくソコに触れた。「いたい、よな」ちょっと救急箱取ってくるわ、そう言って立ち上がった。が、🌸が俺の裾を掴んだからもう一度🌸に向き合った。「…?どうした?なにか他に欲しいもんあるか?」 『まん、じろっ、ギュッてして…?』「…。ん」ベッドにあぐらをかいてその上に🌸を乗せた。『…怖かった…』「…ウン」『万次郎、全然電話でないし、嫌われちゃったかと思った、』「ウン」『もう、このまま、別れちゃうのかなって、思って…』「…」『あの人、私の事お嫁さんにするとか、言ってて…』「…は?」声色が変わった俺に🌸が身体を震わせたのが伝わってきた。あやすように背中をポンポンと叩きながら「…好きだ、🌸。別れるとか、絶対ないから。何があっても、一生離さねぇから。」もっと早く仲直りしていればこんなことには
ならなかった。でもいまさら悔やんだって
もう遅い。これから先こんなことが無いように二度と🌸と喧嘩しない、そう誓った。「🌸、嫌なら言わなくていい。…何された?ココだけか?」🌸の首筋に付いた鬱血痕をなぞった。『え、う、うん。くび、…な、なめられて、そのあと、吸われて、…服、脱がされてるときくらいに万次郎が来てくれた…と思う。…あんまり、憶えてないや…』「そっか…。悪かった、すぐ助けに行けなくて。」『もう謝らないで。万次郎のせいじゃないよ、それに、来てくれたときすごく嬉しかったから…!』かっこよかった、だいすき。最後は聞こえないくらいの小さな声で紡がれたその言葉に身体の中心が熱くなる。「…キス…していいか?」🌸は無言で瞳を閉じた。肯定の合図だ。触れては離れての軽いキスを何度か繰り返した。頬、瞼、額、最後に鼻の先にキスを落として首筋に下がっていく。🌸の身体が強ばった。
ちら、と顔を見ると潤んだ瞳で此方を見つめていた。扇情的だったがその中には確かに少しの恐怖も含まれていて。左手で🌸の後頭部を支え、右手は🌸の左手を握った。『…おねが、い』弱々しい力で握り返してくれたことに安堵しながら、忌々しい痕にちゅ、とキスを落とし、軽く舐めたあと、上書きするように強く、強く吸い付いた。
右手で俺の腹あたりの服をきゅ、と握りしめてきた🌸に「…倒すぞ」と断りを入れてまた唇にキスをしながら優しくベッドに押し倒した。
もう一度顔中にキスをしながら特服のボタンをひとつひとつ外して行く。最後のひとつを外したとき、俺の部屋のドアが勢いよく開いた。「ちょっとマイキー!!🌸ちゃん来てるってホント?! しかも怪我してるの?救急箱持って、き…た、よ」このタイミングで来るか。「…エーーマァ~?」こめかみに血管が浮かんだのが自分でも分かった。「あ、ゴメン。……ってか手当もしないでなに盛ってんのよ?!サイテー!ちょっと退いて!私が手当てするから!」いや、いやいや、なんでだよ!空気読めよ?そこは救急箱置いて出てくとこだろうが!と立ち上がってエマに伝える。「はぁ〜?こういうのは女のコ同士の方がいいの!マイキーはお風呂の準備してきて!🌸ちゃん、今日はもう遅いから泊まってくよね?私の服貸すし!一緒に寝ようよ!!」キラキラした瞳で🌸の手を引き起き上がらせたエマはもうYES意外の答えは受け付けていなかった。「ッオマエが風呂の準備してこいよ!俺が🌸の手当てすンだよ!早く出てけ!」「いや!私が手当てするの!🌸ちゃん、マイキーなんかより私の方がいいよね?!ね!?」「いーや、俺だよな?俺がいいって言え!!」🌸は大きい目をさらに大きく、丸くさせてパチパチと数回瞬きをした。『ふふ、ふふふふ、あははは!ありがとう2人とも。』…エマちゃんにお願いしようかな、そう言った🌸にツッコミたかったが久しぶりに笑った🌸を見ていたらなんだか俺も嬉しくなってきて、しぶしぶお風呂の準備をしに行った。絶対一緒に入ってやる!そう意気込みながら。