「 たけみっち 、? 」
「 どうしたんだよ ? ひとりでブランコなんか乗って 」
何かの異変に気がついたのか 、慰めようとこちらに微笑んで俺の目の前にしゃがみこみ顔を見つめてきた 。
「 … ッ 、関係ないだろ 、 」
突き放すしか無かったんだ 。ごめん 。
俺の冷たく鋭い言葉に彼は目を目を見開き驚いた 。
「 え。なんだよ 。俺なんかした 、?
俺 、今さっき未来から来たから 、わかんなくて、」
分からなくていいんだよ 。タケミチ 、
もうお前は 、俺の相棒で居られなくなったんだから
「 … ! 千冬 、お前 、」
地面の砂が 、全て黒く見えた 。ドブのように 。
怖かった 。このまま 、引きずり込まれて飲み込まれるんじゃねぇかって 。
足が震えた 。雨が降っているせいなのか 、
いつもの地面の音も 、いつもと違っていた 。
______ 怖い 。
「 ッ 、ッ 、… ッ 、 ………ッ 、」
「 何そん゛な゛に震え゛てん゛だよ ?千冬ぅ゛?」
武道の声が割れた音声として聞こえる 。
こいつ 、誰 ?
ぁ゛ 、
ハッとして正面を見て 、また足元に目線を戻した 。
先程見た地面ではなく 、乾いた砂利が地面を覆っていた 。
イカれてんのか 、?
「 ま 、待ッ 、待って 、ごめ 、
今はッ 、ほっといて欲しい 、ごめん 、」
「 … そっか 。」そう微笑んで 、俺の隣に座った 。
そのまま時間だけが流れて 、無言の世界で2人きり 、
ほぼ一人ぼっちのようだ 。
時間がたち 、落ち着いてきた頃 、
「 その傷 、どうしたの ?
ただの喧嘩した痕のようには見えないけど 。」
タッカーで3発ほど打たれた跡の腕を見つめていた 。
「 … なんもない 、」
手の甲に長袖部分を引っ張って 、隠した 。
「 … 千冬 、今 、東卍でどうなってるの?
未来で 、東卍が犯罪に手を染めていたのは 、
今までと同じだったんだけどさ 、
…… マイキーくんがトップじゃなかったんだ 。
それに 、三ツ谷くんも 、場地くんも 、
ドラケンくんも 、お前も 、存在していなかった 、
今の隊長と副隊長が 、存在してねぇんだ 。
過去に何があったかわかんなくてよ 、」
「 … そっか 、でも 、もう俺には関係ないな 、笑」
「 は? 」眉間に皺を寄せて俺を見つめる彼の目の前に立ち 、
いつものように余裕ぶって 、
「 俺は東卍を裏切ったユダだから 。 」
「 は、 嘘だろ 、? やめろよな 、そういうの、
だ、だってさ 、場地くんも 、マイキーくんも 、
東卍みんないて、幸せなはずじゃねぇのかよ、?」
「 たけみっち 、
俺の幸せはどこにもないよ 笑 」
「 は 、」
「 … 東卍は 、腐ってた 。wというか、
あんな意味もない喧嘩ばっかして、
怒って、恨んで 、笑って 、泣いて 、
ふざけて … ッ 、馬鹿みてぇ!!!ww
くだらないずっと 。マイキーくんだって、最強って歌われていたとしても 、
不良ってだけで低く見られる w
自分で自分を下げて馬鹿じゃん!!!www」
そういうと武道は俺の頬に殴りを入れた 。
そのまま嫌いになれ 。武道 。俺は腐ってる 。
もう前の俺達には … 戻れない 、
「 今日はエイプリールフールじゃねぇ!!!!」
「 は、?、」
「 嘘ばっかり 、嘘しか言わねぇ!!!!
正直になれよ!!!! 本当のお前はぶれない。
芯を持ってる、!!こっちで何があったか知らねぇけどさぁ!!!!
お前は今 、自分で自分を傷つけてる!!!
気づけ!!!!!!馬鹿野郎!!!!」
胸ぐらを掴まれて 。何も言わない俺に彼は息を切らして怒鳴った 。
「 なんでだよ 、」
なんで 、場地さんも、お前も 、
俺を捨ててくれないんだよ 、
捨ててくれよ 、俺の事なんて 、俺は 、アンタらを 、
こんなにも侮辱して 、、
拷問受けてる時よりも 、愛している相手を侮辱して踏みにじった方が 、
ずっと痛い 、 叫びたい 。こんなの辞めたいって、
みんなの元に帰りたいって 、
また 、馬鹿やりたいって 、、もう戻れないのに 、
「 ッ 、うるせぇ !!ほっとけよ!!!
俺はお前らなんて 、大嫌いだった!!!!
何が相棒だ !? w 何がヒーローだ!!!w
不良やってること自体がもうヒーローじゃねぇだろ、
タイムリーパー ?そんなのずっと嘘だと思ってた。
ガチで俺が信じてるとでも思ったわけ!?!www
ッッ 、馬鹿じゃん!!w
ずっと 、騙されてあげていたんだ 。」
「 ッ 、そうかよとは俺ならないぞ?
お前は何を望んでいるのか分からねぇ 。
でも 、お前の言ってることは全部間違ってる 。
そんなこと望んでないくせに、
変に強がって 、隠して、お前の方が馬鹿じゃん 、
相棒って言い出したのはお前なくせに 。
騙されてあげていた?ッ 、!!