テラーノベル
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私も誰かに愛されてみたい。
だって、女の子だもの。
私の名前は、望月乃々華。
どこにでもいそうな普通の女の子。
私はふと、少し前の出来事が
頭をよぎった。
”キーンコーンカーンコーン”
お昼休みが始まった。
「ねぇ、それやばーい笑」
「まじ、可愛すぎるって、、!!」
「うんね、!共感だわー!」
今日も、クラスのギャルたちがうるさい。
私は、比較的陰キャ組なので
あんなうるさくしたことなんてない。
< おーい!
「のーのーかっ!!!」
急に私の名前を呼ばれて、ビクッとする。
「ちょっと、!返事してよー!!」
そう言って来たのは、私の親友の長浜菜由。
おしゃべり上手だし、可愛いし、クラスの人気者だ。
「ごめん、菜由か、」
そう言うと、不機嫌そうに顔をしかめて
「なにー?なゆじゃ不満ですかー?」
と言ってくる。
「ううん、びっくりしただけ、」
「もー、ののかはいつもぼーっとしてるんだから!」
菜由はぷんぷんと怒りながら、私の前の席に座った。
「あ、そういえばさ。聞いたよ?」
菜由がニヤニヤしながら、声を潜めて言ってくる。
「……なにを?」
「叶空のこと!あいつ、ののかにばっかり話しかけるし、毎日LINEしてるって本当?」
ドクン、と心臓が大きく跳ねた。
「……ただの、友達だよ、」
口ではそう言いながら、私はまた、あの人の笑顔を思い出していた――。
あの日も、夕暮れ時の教室で
叶空は私の隣の席に座って笑っていた。
「ねぇ、ののか。
俺さ、ののかが隣にいると、なんか安心して何でも話せちゃうんだよね。
……お前には、隠し事とか絶対できないわ」
そう言って、私の前髪に少しだけ触れて優しく笑った。
その時の私は、叶空の言葉にただ舞い上がっていた。
毎日届くLINEも、私にだけ見せる特別な笑顔も、
全部「私が特別だから」だと信じたかった。
だけど。
叶空が私に「何でも話せちゃう」その本当の理由が、
私への恋心なんかじゃなくて。
――ただの『 便利な恋愛相談相手 』として信頼されているだけだったなんて。
あの時のバカな私は、1ミリも気づいていなかったんだ――。
NEXT➵300
_「ののかってさ、菜由のことどう思う?
……俺、菜由が好きなんだよね。」
#コンテスト開催
#転生垢
コメント
5件
ん わ 〜 、 思 わ せ ぶ り 辛 い よ ね 。 し か も 好 き な 人 が 親 友 だ し … っ て か い つ も 思 う け ど 名 前 付 け る の う ま く な い .ᐣ す ご す ぎ る .ᐟ ✨️
うわぁ…最後の一文、めっちゃ刺さった…🥀 「何でも話せちゃう」が、恋愛相談相手としての信頼だったって気づく瞬間、切なすぎる。 叶空くんの優しさが、ぜんぶ裏側で違う意味を持ってたみたいで、胸がぎゅっとなる。 ノノカの「私も誰かに愛されてみたい」って冒頭の言葉が、こんな形で効いてくるとは思わなかった。続き、めっちゃ気になるよ…!