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私…あの、前の雑談投稿で白雪姫パロだとかなんとか言ったんですけど
えっと、その、赤ずきんです
まあどちらでもいいでしょう!!!!
我ながらセラフを可愛く、純粋な狂気を表現できてhappy
絶対せらひば派だけどセラフは可愛いです。
雲雀も可愛いです
<じゃあ雲雀、おばあちゃんによろしくね。>
「おう!!!」
開け閉めする度にキィ、キィと音の鳴る木製のドアを閉め、整備がされていない森へと足を進める
「それにしても、どうやって行くんやろ。」
地図も貰ったし、何度も確認した。
でも覚えていないし地図の見方も分からない。
「ヒバリさん、分かる?」
自分の肩に乗っている鳥の友達に聞いてみるも、その愛くるしい表情は否定も肯定も無く、変わらない。
「まあそうよなぁ~ 、まあ歩きゃ夕暮れ時までには着くやろ。」
そんな楽観的な考えを抱き何処か不気味さを纏う森に足を踏み入れ、進む。
「──あちゃあ、完全に迷ってもうたな。」
何処から来たのか、ここがどこなのかも分からない。
唯一わかる事と言えば……
「ヒバリさん、俺を見失わない程度に離れとって。なんか来とる。」
ヒバリさんは俺の意図を何となく汲み取ってくれたのか俺のことを見つめた後、俺の肩から離れ近くの木に止まった。
『ッぅ゛ヴ~、!!ゎ゛ん!!!!』
「ッうぉ、狼か…?!デカイな、」
狼…………、
まあ諸事情で訓練は受けてるから逃げれはするけど、今からヒバリさん連れて走るのはちょっと難しいな。
「…、傷出来とるけど…ッ?大丈夫か?」
ピンクと赤が混ざったようなその毛には、赤黒い血の色がある箇所が何箇所かあった。
ピクッ、と狼の耳が動く。
それから、俺を見定めるように全身を見る。
「……?あ、風、っ強ッ」
葉が揺れる音と共に強風が吹き、思わず目を瞑る。
『……君、なんで俺相手に怯みもしないの。』
「ッへ、……?ぁ、え、誰……?」
声がして思わず目を開けると、そこには高身長の青年が居た。
『分かんないの?さっきの狼だよ。』
確かに、髪の毛の色…瞳の色…
……一緒やな。
「……そなんや。…俺雲雀。」
「お前は?」
『………………、セラフ・ダズルガーデン。セラフでいい。』
少し考える素振りを見せたのが気になるけど、いい名前やなぁ。
─────
どうしてこうなった。
『雲雀ぃ、』
「……どしたぁ?」
『可愛いねぇ 。』
ただ怪我してたとこに絆創膏貼ってあげただけなのに。
ただ名前を褒めただけなのに。
『俺、雲雀すきだよ。』
なんでこんなに好かれちゃってんだよ!!
「……そか、…」
気まずい。
でも、なかなか懐かない猫を手懐けたようで、あんまり悪い気はしない。
[ぅ゛~~~ッ!!わぉ~ん!!!!]
セラフよりも…なんだか高貴……?
な金色の毛の狼が現れる
「ぅおッ?!?!おお…これまた綺麗な奴やな。」
[……ッて、セラ?何してんの。]
コイツも人狼かよ。
てか顔良いな、クソが
『ん~、?奏斗だぁ。この人間いい子だからマーキングしようと思って。』
「あ~…?マーキングってなんや。」
[……僕の名前は風楽奏斗、奏斗で良いよ。マーキングって言うのは…、……っあれだよ、自分の物に名前書くでしょ?あれだよ。]
「ぉ~~……、?あ~、まあよく分からんけど分かった!!よろしくな、奏斗!!」
どうやら悪いやつでは無さそう…?なので笑顔で挨拶する。
[……ッ、…よろしく。]
『奏斗、それもう俺の。』
ん…?
それってなんだ?
[ッぁ~、はいはい、!気は無いです!それじゃあ僕は行くね!楽しんで!……あ、セラちょっといい?雲雀はちょっと待ってて。]
えっ、俺ハブ……?マ?
『……なにぃ?』
あっヤバい聞こえちゃう
めっっっちゃちゃんと聞こえんねんけど!!
仕方無いんやて!!
[あの子さぁ、動きが普通の人間じゃない気がするんだけど。]
『……分かってる。』
[ッ…、分かってるなら何で。]
『あの子は…雲雀はもう俺のものだから、奏斗には関係無いでしょ。』
[……はぁ~…、アンタって子はぁ!まあいいよ。好きにしな。]
[………ぁ、でも多分この会話聞こえちゃってるカモ。]
『は?…っちょ、マジでおまっ、馬鹿!雲雀!!』
──
「……バレとるやんなぁ、絶対。」
音を立てずに木の上に登り、出来るだけ息を潜める
もう会えないのは可哀想だが、家がバレては元も子もない。
諦めて帰るまでここで静かにしてよう。
『…ばり~…、雲雀~!!!』
30分ほどして、そろそろセラフも飽きた頃。
『…ッ、雲雀!!!!!』
『やっと見つけた、俺雲雀の事大好きで、嫌いじゃないんだ!!家のこともどうだっていいから好きなんだ!!』
「ッやば、~!!!?」
『なんで逃げるの、?ねえ、っ!!……』
すまんセラフ、諦めてくれ… 。
『─そっか、雲雀は俺の気持ち分かってくれないんだ。…へえ、それなら分からせてあげるよ。俺の気持ち。』
どういうことだ?
なにするんだ………
─
「………?」
あれから10分程経ったが、セラフは何もしてこない。
見失ったのか、何かしているのか。
…自分も何かを見失っている……忘れているような。
狼ってこんなに弱かったか?
「──────ッぁ、ッやば」
盲点だった!!!
アイツら耳だけじゃない、ッ
『雲雀ぃ、知ってた?狼ってさ…』
『鼻も良いんだよね。』
「ッは、ふ…ぁッ、ごめんなさ、ッ逃がし、」
『や~だよ、雲雀はもう俺のものだもん。』
ぎゅっと、優しく俺を抱きしめるセラフ。
その嫌に丁寧な手つきが恐ろしい。
「……お願ッ、家、ッ帰して、ッ」
『…大丈夫、いっぱい愛してあげるよ。』
『───ばぁ、ひばぁ………。』
「ん゛~………、?、せぁ、?」
『ちょっと、雲雀起きてぇ。今日バイトでしょ。』
「ん、…ッセラフ?!?!」
『…?そうだけど。どうしたのぉその呼び方。寄宿学校思い出すねぇ。』
「あぁ、確かにな……っじゃなくて!!…夢見てたんよぉ、セラおが狼になる夢。」
『夢の中の俺雲雀の事食べれた?』
「いや赤ずきんみたいな夢で……多分食われる前に目ぇ覚めた。」
『ちぇ。』
「なんやぁ!!!!」
真倉
45
#バイト
コメント
1件
「赤ずきんパロ」から始まったと思いきや、人狼×人間の危うい距離感が絶妙ですね。雲雀の砕けた関西弁と、セラフの「可愛いねぇ」「好きだよ」があまりにストレートで不気味さすら感じる——このギャップが効いてる。奏斗との裏会話も含めて「自分はもう俺のもの」と執着を匂わせる構造、最後に夢オチで収める緩急もお見事。次、どうなるんだろう…続きがすごく気になります。