wki side
ギターのコードのことで聞きたいことがあって、元貴の家に行った。
最初は 留守か、帰るかぁ、なんて思ったけれど、元貴の部屋から大きな音がしたから
入ってみれば。
今、俺の目の前には快感に悶える元貴がいる。
ただでさえ状況がよく分からないのに、蕩けた表情で 「触って」 とせがまれて。
ヘッドボートから縛りが解かれた元貴がバランスを取れずに よろける。
中途半端に外した縄を 無意識に握りしめた。
w「っちょっと待って、?」
俺は距離を取るように後ろに下がった。
m「ぇ、なんで…??」
w「……」
聞いたことのないような艶っぽい声でそう言われ、自分の心臓が跳ねるのを感じる。
m「ね、どうにか、して///」
m「っそれか これ、解いてよ…」
m「手のやつっ、」
w「、解いて何するの」
答えが分かっていながらも、俺は思わず そう聞いてしまう。
ダメだと思いながらも、普段絶対に見ることのない乱れた元貴に 引き込まれていくような感覚があった。
m「気持ちよくっ なりたい゙……」
布団に擦りつけるように腰を動かしている元貴を じっと見つめる。
下半身が熱を帯びていくのを感じる。
元貴は男。俺も。
だけど、正直ものすごく唆る。
友達に対して抱く感情じゃないって、分かってるけど。
m「っ゙、 !」
押し倒していた。
我に返ったように 目を見開く元貴を見て、何かが崩れる音がした。
w「そっちが言ったんだからな」
mtk side
若井の目付きが 艶めかしいものに変わった。
品定めされてるような、極的に言えば いやらしいような。
身体に充満していた熱が、目が覚めたように 引いていく。
m「ぁっ、まっ、て」
w「なんで? 辛いんでしょ」
体の両側に若井が腕をついているから、逃げ場がない。
縛られた腕が自分の下敷きになって、じんじんと痛み出す。
若井の視線から逃れるように目を逸らせば 顔が近づいてきた。
漂ってくる ほんのりと甘い香りに、息を詰める。
w「だし、菊池さんと…やったんでしょ」
m「っだから、それは…ッ」
w「それは?」
m「……」
事実を述べようと言葉を探せば、カメラの存在を忘れていたことに気づく。
今も、現在進行形で データは移行されているだろう
若井はそのことを知らないから、伝えないとって。
w「なんも言えないじゃん」
無言をどう捉えたのか、そのまま更に顔を寄せられ、キスされた。
抵抗する間もなく、舌が入ってくる。
m「ん゙っ!!」
上顎をなぞられた瞬間、強烈な快感に襲われた。
身体が激しく震える感覚があって初めて、自分がイったことに気が付いた。
w「え?」
若井が驚いたように口を離す。
w「嘘でしょ」
m「ぇ゙、あっ///」
猛烈に恥ずかしくなって、ぎゅっと目を瞑った。
さっき、口の中に塗られた液体を思い出す。
w「ちょっと待って、すごい」
再びキスされそうになったので 口を堅く引き結べば、首筋をすーっと なぞられた。
m「ぅ…は……ッ」
少し開いた口から また舌を入れられる。
m「あぅ…ん゙ッ ♡゙ 」
逃げる舌を絡めとられて、ぢゅっと吸われる。
若井と僕の唾液が混ざりあって、頬を伝っていった。
精一杯の力で舌を噛んでも、やめてくれない。
m「ゃ、めっ.゙..! 」
m「…っ、あ、……――ッ!♡゙」
再び絶頂を迎えると同時に、ぶわりと下腹が疼くのを感じた。
w「っぷは…」
w「かわいい」
m「っはーッ,はぁ ん゙///」
若井が艶っぽい視線を寄こしてくる。
僕は熱に包まれながらも、若井から距離を取るように後ずさった。
壁に背中が当たる。
w「さっきも楽しんでたみたいだし、もうこっちのがいいよね?」
その言葉につられて見れば、若井にズボンがぱんぱんに膨れているのが分かる。
若井が僕に興奮しているという事実に 心臓が早鐘を打ち始めた。
ぽわぽわとした頭を必死に働かせようとする。
w「気持ちよくなりたいんでしょ」
若井が伸ばした手を拒めず、包み込まれる。
コメント
7件
本当にありがとうございます。
いつも神だけど…今回めっちゃいいっ!!神を超えた何か!!めちゃ読み返しちゃった…うへへ性癖に刺さる…( ◜ω◝ )
えかみ、さいこうです、、 てかみるのおくれました、、