ci「…ここ」
ut「ただの川の近くの草原。よっこらせ…」
大先生は草原に転んでただぼーっとしてた。
ut「お前も転べよ。空、綺麗やぞ。」
ci「…はい。」
あぁ、星空が綺麗だ。
ut「…俺は隣におるから。」
ci「っ!」
ut「だからー…その…何?えー…っと…無理、すんなよ?」
ci「…この女たらし。」
ut「はぁ?!急になんやねん?!」
女性の扱いが上手いからか、エスコートが異常なくらいにうまい。
でも多分、そんなんじゃなくて…
普通に気づいたんだ。彼は。
ci「…相談、って、いいんですかね。みんな…迷惑じゃないですか?」
ut「…ええよ、そんくらい。迷惑かけてなんぼや。」
…………………………
みんなでもう一回集合した時。
大先生とチーノがいなかった。
rbr「あ?あいつらどこいったんや?」
tn「ほんまやん。メールするか。」
zm「腹減ったー。」
sho「さっき食ったばっかやん…」
sho(…それにしても、2人だけとか珍しいな。)
その後、俺らは合流して帰り道のことだった。
みんながわいわいと話している時に、彼は言葉を発した。
ci「…あの。」
zm「あ?」
tn「ん?」
rbr「あ?どした?」
sho「?」
ut「…」
チーノは俯いていた。
汗をかいて、眉間にシワを寄せ、相当葛藤しているようだった。
でも…
zm「あ!たこ焼き!なぁたこ焼き食おうや!」
tn「はぁ?もう金ないやんけ。」
rbr「これは割り勘やなー!w」
ci「えっ…、その…は、はなしが…!」
チーノは何か喋りたげだが、腹を空かせたゾムは話を聞いていなかったようだ。
大先生の顔を見ても、暗い顔をしているだけだった。
俺はどうすればいいのかわからなかった。
俺はみんなにフォローされてきた。
だからこそ、わからない。
フォローの仕方も、相手の地雷じゃない言葉選びも。全てが。
sho「…みんn」
「「「「「!!!」」」」」
みんながチーノに注目した。
確実に、誰もがチーノを見ていた。
ci「…俺、ビョーキ持ってるんです。だから、ちょっと朝から体調悪くて…。」
zm「…」
ci「それに、最近はストレスがえぐくて…」
tn「…」
ci「みんなで楽しみ…たかった、けど…」
sho「…」
ci「俺…は…………」
そのまま、チーノは倒れた。
コメント
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(初コメ失礼します) ちーのぉぉぉぉぉお