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第1話、読み終えたよ。まずこの世界観——hellとheldの対立構造、leitoに選ばれるという設定、感覚共有の仕組み。情報の出し方が上手いなと思った。ひとつひとつが自然に物語に馴染んでいて、読んでいて「ああ、そういうことか」と納得できる。特に祖父との関係性がウェンの行動の根拠になっていて、感情移入しやすかった。 最後の小柳ロウの登場と番契約。これはかなり大きな伏線だよね。狼の模様が消えたというのも気になる。第2話が待ち遠しい。まぐろさん、素敵な物語をありがとう。続きを楽しみにしています。
⚠️ はじめに・注意事項
この作品は、実在する配信者様のお名前や関係性をお借りした、nmmn(二次創作)作品です。
ご本人様、所属事務所、関係者様とは一切関係ありません。
nmmnの意味、マナーがご理解している方のみ閲覧してください。
SNSでの拡散等はお控えください。ご本人様や関係者様の目に触れる場所への拡散等もお控えください。
現実と創作を混同しないようにお願いします🙇
苦手な表現または設定がある場合は、閲覧をお控えください。
ruwnの要素を含んでおります。
独自の世界観、設定を使用しています。
登場人物の人格や関係性に独自の解釈が含まれております。
物語の展開上、シリアス・残酷な描写や精神的に重い展開が含まれる場合がございます。
作者は初心者なので口調に違和感がある場合がございますご了承ください。
以上をご理解いただけた方のみ、お楽しみください。
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この世界にはhellという異形の何かが存在している。奴等は突然市街地に天使の如く舞い降り怪獣のように笑顔で溢れる街を平にしてしまう。そんな奴等に対抗するためにできたのが、heldだ。heldは奴等と同等くらいの大きさであるleitoという機械に乗り込み闘う。そうすることでやっと対等に渡り合えるのだ。しかし、誰もがheldになれるというわけではない。heldになる最重要項目はleitoに選ばれることである。leitoにはそれぞれパイロットにしか理解のできない自我があるらしく人を選ぶ。leitoにとっては気に食わない人間が体内に入ってきては不愉快で仕方がないのであろう。よって、leitoに気に入られなかったものはコアから弾き出されるかコックピット内で気絶してしまう。だから誰しもheldになれるというわけではないのだ。
加えてheldに選ばれたからといって易々と英雄を気取れるわけではない。勿論のことhellはleitoを敵と認識しているため一筋縄ではいかない。闘いには命が伴う。leitoに選ばれてもそんな恐怖に打ち勝たなければならない。かといってleitoに選ばれてしまうと、leitoは選んだもの以外のパイロットを拒むため降りるにも降りられない船に乗ってしまうようなものだ。今までも英雄になりたいといって精神を壊してきたものは数をしれない。
ーーーーー
どこから騒音が聞こえ何かと思えば毎度の如く祖父が開発を失敗した音であった。
「…おじいちゃん!また夜通しおもちゃづくりしてんの?」
僕の名前は赤城ウェン。しがない大学生だ。毎朝祖父の作る騒音で目を覚ます。騒音を聞いた後では、アラームでなかなか起きれなくなるくらいには目は覚める。寝起きの気分は最悪だがほぼ確実に起きることができるため助かってはいるんだかいないんだか。そんなこんなでまた我が祖父は開発の失敗をし、騒音を家中に響かせていた。あたりは空き家が多く近所迷惑にならないのが唯一の救いである。いつまでおもちゃづくりしてんだか、とは思いつつも祖父はleito初号機の開発にも携わり成果を上げうちの家庭を支えてきたため文句も言えずにいる。
「おもちゃじゃないわい!これは世の中が一番欲しとる代物じゃぞ」
「また意味わかんないこと言って…そろそろボケてきちゃったのかな」
「ボケとらんわい!じゃなきゃこんな開発しとらん!」
「はいはい」
「…おろろろ、昔はあんなに可愛かった我が孫、ウェンがまさかこんなになってしまうとはなぁ」
「こんなにとはなんだよ!!…まぁとにかく僕おじいちゃんの分も朝飯作っといてあげるから次呼んだらちゃんときてね」
「よ!これでこそ我が孫じゃ!いつも有難うな、ウェン」
「…と・に・か・く・きてくれればいいんだから!」
そんなこんなで僕の大変な1日が始まろうとしていた。
ーーーーー
7
リビングにて。
「「いただきます」まーす」
無事に朝食の呼びかけに応じてくれた祖父と共に朝飯をとる。
「…ねぇおじいちゃん、ここいつまで持つかな」
「持ってもあと数週間かもしれん。また引っ越ししないとじゃなぁ」
僕たちが住んでいるこの辺りの地区は推定危険区域に指定されている。簡単に言えば一般人は立ち入りおよび居住禁止だ。けれど、僕、というより祖父は開発に携わっているため、騒音の問題で特別に居住の許可を得ている。他の開発者もここらに住めば周りを気にせず開発に集中できるが全員が僕らと同じように住んでいるわけではない。普通に考えて推定危険区域だ。死の危険がある場所なのだから住まなくて当然であろう。そんな場所に僕らは住んでいるわけだ。いつでも引っ越せるように準備は整えてある。これじゃまるで転勤族だけれど、両親と共にいた時とあまり変わらないものだからそこまで困ったこともなかった。
「了解。荷物まとめといてね、明日ごろにはもう家出ちゃお」
「わかった」
「協会への連絡忘れないようにね、おじいちゃんの開発物また運んでもらわないと」
「流石に忘れないと思うんじゃが、そんなにわしボケてたっけのー?」
「はぁ、一回忘れてたことあったよねあの時ほんと大変だったんだから、家も協会の人が準備するんだから困ったもんだよ」
「あの時はすまんかった、寝不足で夢と現実をどんぶらこしとったんじゃ」
「二回目はないからね」
「わ、わかっとるよ」
そんな話をしている間に朝食は食べきられていた。
ーーーーー
時は経ち、リビングにて。
「おじいちゃん、今日僕大学あるからそろそろ家出るねー、僕が帰ってきたら業者さん呼んで引越しするからそれまでに準備、連絡しといてね」
「そうか、今日は大学があるのか。わかった、わしに任せておけ」
「…まかせらんねぇ」
「おい!心の声がでとるぞ!ウェン!」
「はははwごめん!言っちゃってたんだ!」
「全く、お前というやつは」
「…あ!もう家出るね!あとは頼んだよー」
「おう」
あの時大学を休んで家にでも残ればあんな目に合わずに住んだのかもしれない。
ーーーーー
大学にて。
今日も今日とて大学の友人たちと昼飯を食べていた。
「ウェンくんそろそろ引っ越さないと危ないんじゃない?大丈夫なの?」
「やっぱテツもそう思うよねー、実は今日家帰ったら引っ越すんだよ」
彼の名前は佐伯イッテツ幼稚園からの仲ではあるが僕が引っ越したため小学生の頃からあまり関わりがなかったが大学ではなんの縁かわからないが同じ大学にて講義を受けていたのである。
「やっぱ佐伯もそう思うよな、最近ずっとhellのニュースばっかやったから心配してたんよ、でもまぁ今日引っ越すんやったら大丈夫か」
「もぉ、カゲツきゅんまで心配してくれるの!なんて僕は恵まれてるんだ」
彼は僕の遠い親戚である。僕にとっては弟のような存在だ。そんな彼の名は叢雲カゲツといってカゲツは僕や佐伯たちがここの大学に来るとわかった途端、死に物狂いで勉学に取り組んだらしい。昔からよく遊んでもらっていたのだ。久しぶりに再会したかったのであろう。
「俺も心配しとるんやからな!なんならこの中やったら一番やと思うけどな!」
彼の名は緋八マナ。マナも僕と同じく転勤族なようで、高校で出会いそこから意気投合したのが馴れ初めだ。どこの大学にするかなんて言っていないのに彼と同じ大学になっていた。ほんとうに縁はあるのかもしれない。
「マナくん!それは聞き捨てならないな!僕が一番ママを心配してるんだ!」
「それで言ったら僕やって!一番赤城のこと心配しとるよ」
「…それ一旦なんの張り合いなわけ、いいからご飯食べよ!あとテツのママじゃないから」
「ママぁ〜」
ーーーーー
「またね〜!ウェンくん!カゲツくん!」
「また今度な!ウェン、カゲツ!」
「「またねー!」」
いつのまにか大学は終わっていて僕らはそれぞれ帰路についていた。
「…なぁ、赤城また大学で会えるよな」
「何言っちゃってんの、カゲツ、会えるに決まってんでしょ」
「そうやよな、ごめん杞憂やったかも」
「誰しも心配なることあるし、全然大丈夫だからね」
「…おん」
そんなこんなでカゲツともお別れのようだ。
「またな、赤城」
「うん、またね」
今思えば、カゲツの杞憂は当たっていたのかもしれない。
ーーーーー
僕はカゲツと別れた後、全速力で帰路についていた。なぜなら家の近くにhellと思わしき巨大が見えるからだ。
「はぁ、はぁ、おじいちゃんっ、無事であってっ」
走っていけばどんどん明るみになっていく。白と黒のコントラストに鋭い爪と思わしきもの、大きな口まで見えた上であの巨大だ。hellで間違いないのであろう。
「っおじいちゃん」
僕はいそいそと玄関の鍵をあけた。共有スペースである共有スペースはすでにもぬけの殻にしてきたものだから、ここは大丈夫だろう。だがしかし祖父の部屋や開発部屋が片付いているとは到底思えなかった。
「…だよね」
予想していた通り祖父の部屋は片付け途中なのか段ボールが置いてありそのままである。そうなれば祖父がいるのは開発部屋のみなのだが、普段からあそこに入ることは禁止のため何処から入れば良いものかわからない。そんな時祖父の部屋にあるラグのしたに何かあることに気づいた。
「…これ隠し扉?」
ラグを退けてみるに、地下へ続くと思わしき隠し扉が現れた。この下にきっと祖父はいるはずだ。
「いこう」
地下へ降り扉を開けると開放的な空間が広がっていた。
「っえ、あれって」
その中には勿論の如く祖父はいたが何やら元気がなさそうだ。今すぐ駆け出し祖父の助けになりたいが、僕は固まってしまっていた。
「leito…」
紅掛空色(べにかけそらいろ)のような色を基調とし、黒や葵、白の色に包まれている。額と思わしき場所からは二本の角のようものが生えており片方はややかけている。全身は和服のようなもので身を包んでおり、ひらひらとなびきそうな装いであった。腰あたりには蒼い刀がついてその刀を用いて闘うのであろう。そしてこの巨大。leitoで間違いない。
「…そんなことより、おじいちゃんを」
そう言って祖父の元に急いで駆け出した。
「おじいちゃん!おじいちゃん!」
「…ウェンか、すまんわしの予想が外れてしもうたな、協会には、すでに連絡してある、新しい家は手配済みじゃ」
「けど、おじいちゃんの準備まだだよね!早く準備しよ!」
「…わしは、こやつ(leito)を守らないと駄目なんじゃ、だからの、ウェンお前だけで逃げるんじゃ、次の家は推定危険区域なのではない。歴とした誰もが住める場所じゃ」
「…なに、言ってんの、おじいちゃん」
「わしの資金を使えば、大学費や生活費諸々大丈夫じゃろう、それにわしはここで死に果てる、保険金だって手に入るはずじゃ」
「……なに勝手に死のうとしてんだよ!バカじいちゃん!僕に残った唯一の家族なんだよ!こんなとこで死なせるわけないねぇだろ!」
「ウェン、お前がここに残ったって意味はないのじゃ、1人でも死にゆくものは少ない方がいい、それにわしはもう老耄(おいぼれ)じゃ、こんなのはもう死んだ方がいい」
「…二人で生き残る方法あるよ、おじいちゃん」
「そんな方法はないぞ、ウェン夢なんか見ずにお前だけでも…ウェン!?」
祖父が喋っている間にウェンはleitoに乗り込もうとしていた。
「ろくなことにならんぞ!ウェン降りてくるんじゃ!そいつに拒絶されるのがオチじゃ!」
「まだっわかんないでしょ!これしか助かる方法ないんだしっ僕に任せて」
「おいウェンやめっ」
人で言えば心臓のあたりだろう、そこから煙が出てきたかと思えば、音を立ててながら開いていくのがわかった。
「あいた!おじいちゃん僕が守るよっ」
「辞めるんじゃ!ウェン」
祖父の力では手も脚もでず、ウェンはleitoに乗り込んでいった。その瞬間ウェンや祖父が何も操作していないのにも関わらずleitoは地上に打ち上がっていった。
「まさか、奴の意志か」
ーーーーー
乗り込んだ瞬間あたり一面が真っ暗闇に包まれたかと思うと何やら嫌な音が聞こえてきた。まさかじいちゃんの仕業か!?
「おわぁぁあ!僕なんもしてないのになんで動いてんだよぉぉ゛!」
振動が体全身に伝わる。驚きのあまり目は閉じたままだ。暫くすると瞼越しに光が当たっていることに気づいた。
「んぅ?ここもしかして地上?」
いつの間にか地上に辿り着いていたのであろう。ウェンからしたら操縦の仕方もわからないのだ。出てこられたのは有難いことこの上ない。
「それにしても、どうやって動かすんだろ」
360°全ての範囲が見えるようになっており、視界は良好である。しかし乗り心地は非常に悪く乗り方は間違っている気がする。一見してみると動かすための機械は何もないように見える。
「ん?どうするんだ、これ?」
とにかく座り心地が最悪のため、試行錯誤している間に理想的な在り方を見つけた。それは上半身を前に倒し四足歩行のような体型をとること。これでやっと心地良くなった。
「ふぅ…こんなことしてる場合じゃなかったんだ!はやくおじいちゃんの為にも僕がhellを倒さないと!」
そう言った途端背後から唐突に衝撃を受けた。
「はにゃ!?」
背後に迫っていたのは勿論のことhellのようで明らかに敵対意識を見せている。どうすればいいんだろ。
「とにかくやってみるしかない」
この体型になったおかげで手や脚を入れる窪みのような場所にボタンがあることがわかった。
「とにかく押してみればなんとかなるはず!いっけぇ!」
ボタンを押したが何か変化があったように思えない。
「あれぇ?全部押せばいいのかな?」
そう言って適当にボタンを押しているのちに気がついた。いつの間にかleito自身が四足歩行になっているということに。
「へぇ!?なんでぇ↑!?」
ボタンが関係あるかもと睨んだが、先程の反応見るにあまりそうとは考えられない。自分の体にリンクしているのかとも考えてみたがそうでもないような気がしてわからずじまいだ。
「っうわ」
hellが僕のことを掴んだみたいだ。あれ、さっきよりも感覚が鮮明な気がする。
hell は奇妙な奇声を発した後leitoを軽々と放り投げた。
「っいたい゛、なにっこれ」
地面に放り投げられるうまく受け身を取れるわけもなくそのまま打ちのめされていた。それだけならよかったものの全身を指すような痛みが走った。まるでleitoの痛みを追体験しているようだ。ならば先程の予測はあっていたのかもしれない。
「…もしかして、僕leitoと感覚が共有されてる」
そんなことを考えている間にhellは僕の前に立ち塞がっていた。
「いたい゛やめてよ゛」
hellは心臓部目掛けて鋭い爪を振り下ろした。その一点を何度も何度も攻撃している。まるでそこがCoreだとわかっているかのようだ。
「い゛…」
何度も強い刺激を受けすぎたせいか、外を見るための画面が歪んで見える。いつの間にかウェンは意識を失っていた。
「…」
hellとはただならぬ気配を感じ取ったようで距離をとっている。そうするとウェンは意識を飛ばしており動くはずのない、leitoが動き始めていた。
「ウェン」
Coreのなかで何者かの声が反響する。声の主はウェンの名前をいつ知ったのであろうか。
「…答えないってことはもういいんだよな、番ってしまっても」
声の主はまるで昔から縁があるようにウェンの名を呼び、番関係あるになろうとしている。声の主は姿をはっきりと表しウェンの服をずらしたかと思えば頂目掛けて歯を突き立てた。歯は狼の如く鋭かったようで、ウェンの頂から血が漏れていた。とくとくと下へと垂れていく。
「もったいねぇな」
そう言って声の主はウェンの血を舐めとっている。暫くそうした後、声の主は自分の指を噛み血を出した。ウェンの額の髪をのけたかと思うと血が出た自らの指を露わになったウェンの額に押し付けた。
「我は白狼、小柳ロウ、今この時から赤城ウェンと番関係になることを誓おう」
そういうと額から淡い光が放たれたかと思うとなにか模様が浮かび上がってきた。そこには狼のような模様が刻まれており頂にも同じようにその模様があるようだった。声の主こと、小柳ロウは満足そうに笑うとhellに向き直った。
「よくもやってくれたな、俺のウェンをこんなにしたんだ、ただで済むと思うなよ」
そう言った次の瞬間、leitoはhellの前から消えていた。先程とはまるで違う動きにhellは戸惑っているといつの間にか手足が細切れになっている。hellは奇声をあげるがところ構わずleitoは腰にある刀を抜き思い切りhellの脳天目掛けて突き刺した。
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「約束なウェン」
「うん!約束!僕が大きくなったら」
「「逡ェ縺ォ縺ェ繧?」」
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「んぅ?」
目を覚ますと見知らぬ天井が広がっていた。毎度騒音から目を覚ますものだから、しっかり眠れたのはいつぶりだろうか。日常の色彩をすべて剥ぎ取られたような、どこか頼りない水色の衣服。見慣れない寝床。寝ぼけた思考でそんなことを考えているとドアが開く音が聞こえた。
「…ウェンく、ん?」
「やっほ、テツじゃん」
あたり一面真っ白な空間に唐突に深い黒が現れた。彼、佐伯イッテツは何やら僕をみて驚いているようだ。
「きてもらったとこ悪いんだけどさ、ここ何処なのか教えてくんない?後、僕なんでベッドの上寝っ転がってんの?」
まるで弾丸のようなスピードで質問を被せていく。普段の佐伯ならば、あわあわと慌て出すのだろうが、今日は少し様子がおかしい。
「…テツ?」
「……看護師さん、看護師さん呼ばないとぉ゛!」
そういうと佐伯は風のように走り去ってしまった。さっき看護師って言ってた気がする。
「あっ…もしかしてここ病院?でも何で僕病院なんかに、」
大学から帰路につき引っ越す予定のためいそいそと帰っていたような気がする。けれど、引っ越せていなような気が。そっか、hellが現れたんだった。それで僕は地下にあったleitoに乗り込んで…その後ボコボコにされて…
そんなことを考えていると勢いよく扉の開く音が聞こえた。深い黒いが見える。きっと佐伯が来たのであろう。
「ウェ、ウェンくん!今から看護師さんとお医者さんが来るからもう大丈夫だからね!」
佐伯は急いだのか顔には汗が滲んでいる。急いだ以外にも汗の出る原因はありそうだけれど。
そんな間に佐伯の言ったとおり、看護師や医者はきた。僕のよみが正しければこれから診察だろう。
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「へぇ、そんなことあったんだ」
「そんなことちゃうやろ!ほんまに心配したんやからな!」
「そうやぞ、赤城。僕もほんとに会えんくなるかと思ったんやぞ」
「ウェンくん、もっと自分を大事にしてくれよぉ」
いつの間にかいつものメンバーが集まっており、僕が入院するまでの経緯を話している。何やら僕は、leitoに乗った後hellを仕留めそのまま動かなくなったらしい。僕、倒した覚えなんかないし逆にフルボッコにされてた気がするんだけどなー
「それにしてもさ、僕がleitoから出てきた時にあったらしい模様なくない?」
そういって自らの額を指で突く。
「やっぱそうやんな、俺らもウェンが入院したってウェンのおじいさんから聞いた時もその模様見当たらんだんよ」
そうマナが言うとイッテツやカゲツも首を縦に振り肯定を示している。どうやら彼らもマナと同じくその模様とやらはみていないようだ。
「でも、お医者さんがいってたんだよねぇ」
診察時に医者から言われた話にそのような会話があった。医者自身も見ていないようだがウェンをleitoから運び出した救急の者達はそれを見たようであった。医者にはそんな病状を知らないからと言われ肝が冷えたが何やら特に体に異常はきたしていないらしい。医者には定期検診に来るか、細心の注意払って生活するかを問われたが迷わず後者を選ばしてもらった。定期検診に来る時間があるならば他に当てたい。なにより体に異常がないのだ。大丈夫であろう。
「でもまぁ、元気もりもりだし、大丈夫っしょ!」
そういってサムズアップをするが、皆は微妙うな顔をしてうーんと首を捻り唸っている。
「…まぁ、ウェンがそういうなら大丈夫か!俺らが杞憂してもウェンが不安なるだけやろ!なら言わん方がええし」
「それに考えてなかったらいつか忘れていつもの日常戻れそうだしね!」
そういってマナとイッテツは先程とは打って変わり笑顔でうんうんと首を縦に振っている。けれど彼は違ったようだ。
「ほんとにそれでええの?赤城と今度こそ会えんくなったら僕…嫌や」
そうカゲツが言うとイッテツもマナも静かになった。
「カゲツ、大丈夫だよ。僕ほんとに元気なんだからね、またみんなで遊びに行ったり大学だって行けるよ」
「そうやで、カゲツ、みんなでまた一緒に過ごせるはずや」
「そうだよ!カゲツくん、またみんなで虫だって食べれるんだよ!だからきっとだいじょ」
「「それはむり」」
さっきまでのムードどはたまたかわりイッテツの一言により地獄のような記憶が思い出されてたのかウェンとマナは先にの頭をばしばしと叩いている。イッテツはいい事を言ったつもりでおりなぜ叩かれているのかわかっていないようだ。
「んはは」
そんなこんなでいつのまにかカゲツは不安が解消されたようだ。吹っ切れたように笑っている。いつもの光景を見れて安心したのだろう。
「そうやよな、僕らが暗いこと言ったって仕方ないもんな、僕らは明るくしとらんとな」
そういってカゲツはどやっと胸を張った。何もドヤれていない気がするがそこは気にするべではないのであろう。
「ねぇ!ウェンくんleitoの中ってどんな感じだったの!?」
「それ俺も聞きたい!」
「僕も僕も!」
「しょーがないなぁ、仕方ないからこの赤城大先生が教えてしんぜよう」
「なんか腹立つ言い方やな」
「何とねぇあれはすごく痛くてぇ(中略)」
「そうなの!?こわ!!もう俺憧れの辞める!」
「某大谷さんもいってたよな、憧れるのはやめましょうって」
「いや、それ某つけとる意味あんまないやろ」
「うはは」
いつのまにか大学で起こるいつもの光景が広がっていた。