テラーノベル
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「ツ!はぁッはぁ、はぁ…」
ああ、そうか。
俺は死ぬ。
殺される。
犯人は分かってる。
俺の…俺の親友で俺の大好きな人…
くそ、まずい。俺が死ぬぶんには問題無い。ただ、絶対にあいつに罪を負わせてはいけない!
あいつに自分で殺したと思わせて、その上で周りには俺が自殺したように見せないといけない!
ああ神様!
俺はどうしたら良いですか。俺のことはどうだって良いんです。ただ、あいつが、あいつが幸せに生きていけるのなら何だってします!
あ、良いこと思いついた。俺が死ぬ未来は変わらない。けど、それまでの事象はいくらでも捻じ曲げられる。
やってやるよ。
俺は俺が死ぬまでの未来を変える!
俺は死ぬ。
今年のセミが大声で鳴く、あの頃に。
俺は死ぬ。
一人の親友に殺されて。
俺は死ぬ。
恋した人に殺される。
だが問題無い。
俺は俺のために死ぬのだ。
そう、セミの声があちこちで聞こえる頃。
俺は自殺する。
時間は無い。
行動を起こせ
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