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「と、言うことで、今回は君たちに行ってもらいたい。」
「ええ、ワタクシ達ですか?」
「嗚呼」
と司書はいう。
「んで、俺らは漫画なんて浄化したことねぇぞ。」
「そうですね。私たちが行っても大丈夫なんですかね?」
「そうだよね…大丈夫かな?」
「大丈夫だと思うんだけど…今回は江戸川乱歩先生、夢野久作先生、坂口安吾先生、新美南吉先生の会派一のメンバーだからね…」
「…」
皆黙っていた。そこで言葉を発したのは乱歩だった。
「エート、ワタクシ達はその『文豪ストレイドッグス』を浄化すればよいのですね。」
「嗚呼、頼んだ」
「はい」
「え、乱歩!?」
「乱歩さん!?」
「乱歩さん! 」
「このような時は冷静に、好奇心を忘れないことが大切ですよ?それは貴方達ならわかりますよね?」
「そ、それはそうだけどよ…」
「まあ、そうだね!」
「まあ、それなりに頑張りましょう」
「それじゃあ、行ってまいります」
「うん。それじゃあ気をつけてね〜」
こうして、乱歩、安吾、夢野、南吉は『文豪ストレイドッグス』を浄化しに行った。
「っつつ、って、ここは…嗚呼、俺らは『文豪ストレイドッグス』の世界に来たんだな。」
「ん?んー、おや、ここは、着いたようですね…」
「そうですね、乱歩さん」
「本当だ!凄い!」
乱歩は少し考えてからこう言う。
「多分、この本はタイトルに“文豪”という言葉があるので、文豪がいるのではないでしょうか?」
「嗚呼、確かにそうですね。」
「そういえば、この本はどんな物語なの?」
「あ?そーだな…俺も少ししか見たことないからな…」
そこで安吾は説明をした。簡単に言うとこうだ。
『文豪ストレイドッグス』
ある主人公中島敦は孤児院から追い出され途方に暮れていた。そこで入水している太宰治を助け武装探偵社に入る。
そして、文豪たちはそれぞれの異能力を使い戦い、時々推理をする。そういう物語である。
「ほう、成程、興味深いですねェ」
と乱歩は何時も通りの笑顔で言っている。
「異能って何? 」
「異能っつーのはな。」
異能について説明をした。
「へぇ〜僕たちみたいなやつなんだ!」
「そうだ。あ、夢野。」
「はい?」
「あれ。あるか?」
安吾はジェスチャーをして夢野に伝えた。
「あ、ああ、、ありますよ。」
「ねえねえ!あれってなに?」
「ワタクシも気になります。教えてくれませんか?夢野さん。坂口さん。」
と乱歩と新美が言う。
「いーや、まだ秘密だ!」
と悪戯っぽく坂口が言う。夢野は苦笑いをしていたが、それを気にするものは居なかった。
「とりあいず、ワタクシはポートマフィアという所に行こうと思います。」
「俺もポトマに行く。だから、あとの2人は武装探偵社に行ってくれ。」
「わかった!」
「了解です。」
そうして、4人は文豪ストレイドッグスの世界を2チームに別れて探索しに行った。
乱歩目線
「えー、坂口さん?」
「なんだ?乱歩」
「“あの件”のこと、まだ怒っていらっしゃりますか?」
そう。ワタクシ達が転生する前のあの件。怒っていてもいい。許されなくてもいい。ワタクシは、ただ、返事を聞きたい。気持ちを聞きたい。
「…そうだな。半分半分だ。」
「え?」
「別に俺達もどっこいどっこいだし、ま、俺の家族が、世話になった。」
びっくりです。ワタクシ、そんな風に思われていたなんて。
「そうですか。」
「お、ここがポトマか。」
「そうですね。」
それぞれワタクシと坂口さんは武器を出しました。ワタクシは鞭、坂口さんは剣です。
「すみません。失礼します。」
「おい。何もんだ。手前ぇ」
「おや、自己紹介が遅れました。ワタクシ。平井、平井太郎と申します。 」
坂口さんはなぜ本名なんだ?という顔をされておられましたが、坂口さんも、坂口炳五と名乗りました。ところであなたは?とワタクシが質問をすると、中原中也と答えました。いやはや、知っている方と同じ名前の方と会うとは大変珍しい事なのですが、ここは文豪の物語。ワタクシ達の所と同じ名前の方がいても、納得はできます。
「ところで、手前らは、何しに来た?」
「あー、俺たちはな、少し迷ってな、ここに来たって訳だ。」
坂口さん、ナイスです!
ワタクシは坂口さんに、もう一度探偵小説書いてみては?という目線を向けました。坂口さんは、書かねぇよ。と小声で言いました。矢張り流石ですね。そうして、ワタクシ達はここの首領の所へ行くことになりました。
夢野目線
「えーと、ここを曲がり…」
「あ!あったよ!」
「おや、本当ですね。」
私たちは、武装探偵社へ向かっていました。さて、どのような所なのでしょう。どうやら武装探偵社には、解体が好きな女医が居るらしく。話しが合いそうで楽しみです。
「さて、開けますか。」
「お邪魔しマース!」
探偵社の皆さんはえ?という顔をされて来ました。けれど、そこに居たうちの2人はビックリもせずに、ふーんと言う顔をしていました。まるで、全て分かっていたかのようです。
「すみません。あのー、貴方は?」
と白髪の男の子に問われたので、自己紹介として、
「あ、えー、私。杉山直樹です。 」
と本名を名乗っておきました。
「えーと、僕は新美正八!よろしくね!」
新美さんも本名を名乗ってくれたようです。
「それでさぁ。君たち。何用?」
と黒髪で癖っ毛の髪型の探偵のような服装をしている男の方に言われました。
「私たち、少々迷子でして。」
「助けてくれない?」
と、とりあいずジョークを話しておきました。これこそジャパニーズジョークです。
「へぇ〜迷子ねぇ。」
探偵のような方が黒髪モサモサヘアーの人に目線を向けて、何か合図をしていました。
「とりあいず、国木田くん!私達も自己紹介をしなくては!」
「まあ、そうだな。」
「俺は国木田独歩だ。 」
「私は太宰治だ。」
「宮沢賢治です!」
「谷崎潤一郎です。」
「妹の谷崎ナオミですわ!」
「中島敦です。 」
「泉鏡花」
「与謝野晶子だよ。」
「それでこの僕こそが!世界一の名探偵!江戸川乱歩さ!」
おー、え?江戸川乱歩さん?
ちらっと新美さんの方を見ると乱歩をまじまじと見ていました。
「えっと。何、僕のことまじまじと見てさ…」
「えっとね!僕の友達に江戸川乱歩さんっていう人がいてね!その人と名前同じだから、比べていたんだ! 」
名探偵の江戸川乱歩さんは、ふーんと言い、包帯を巻いている太宰という人も、ほう、と言っている。2人はどうやら頭がいいらしい。
「まあいいや!君たち今回泊まっていきなよ。社長に許可は取っておくから。」
「社長?」
「え?うん。武装探偵社の社長!僕の恩人!」
「なんだ?乱歩…」
「え…この人…」
「私は福沢諭吉だ。」
「宜しく御願いします。私は杉山直樹です。 」
「僕は新美正八!」
「…乱歩。」
「勿論」
一言だけでわかったようで。凄いな。と私は感心した。どこの乱歩さんも頭がいい。エンターテイナーの乱歩さんも、日本の推理小説と探偵小説の父なだけあり、とても推理力、発想力、思考力、判断力がある。そして、何時も笑顔でいる。ただ、私が思ったのは、こちらの乱歩さんは元気で、自己評価が高く、自信か。なのに、エンターテイナーの乱歩さんは、元はネガティブであり、引きこもり。人見知りらしい。真逆だと思った。
「ねえねえ。僕たちが知ってる乱歩さんと、こっちの乱歩さん。性格が違うけど、頭がいいのは同じだね。」
とニコニコしながら新美さんは言っていて、同じ考えだなと思い、私は用意された部屋へ向かった。
END
後書き
お疲れ様です。今回ものすげぇ量書いたんですよ。凄い何日も何日も少しずつ書いて言った作品です。こちらの投稿頻度は低めだと思いますが、見て行ってくれると嬉しいです。ちなみに、皆さんは文スト、文アル知ってますか?今回出てきたメンバーだけ紹介すると。文豪とアルケミストから、江戸川乱歩。日本の推理小説と探偵小説の父。エンターテイナーで、悪戯が好き。有名な作品は二銭銅貨。子供に好かれやすい性格。平井太郎モードは普通の江戸川乱歩と真反対の性格。常識が嫌い。新美南吉。ごんぎつねなどが有名。全員が国語の授業でやります。子供のような姿をしているけど、転生しているからである。中身はちゃんとしている。性格はとても元気な性格で、悪戯好き。坂口安吾。江戸川乱歩と現実で関わったことがあり、何回も推理勝負を挑んでいたという。堕落論が有名で、昔は探偵小説を書いていた。乱歩に憧れている。乱歩のファン。夢野久作。安吾と同じく、江戸川乱歩のファン。乱歩にも気に入られていたという。有名な作品は、ドグラ・マグラなど。マッドサイエンティスト。文豪ストレイドッグス。江戸川乱歩。世界一の名探偵で、異能力、超推理の持ち主。だが、それは、異能力ではなく、自身の推理。ものすごく頭がいい。武装探偵社の大黒柱となっている。太宰治。元ポートマフィア最年少幹部。頭がいい。異能力、人間失格。どんな異能でも触れただけで無効化する。自殺マニア。国木田独歩。元数学教師。太宰治の世話役。異能力、独歩吟客。手帳に書いたものを実体化させる異能力。ただし、手帳より大きなものは出すことが出来ない。中島敦。元孤児。孤児院から追い出された。異能力、月下獣。虎化する能力で、自分では制御できない。困っている人を見かけると放っておけない性格。太宰に振り回されている。谷崎潤一郎。妹のナオミが1番。異能力、細雪。立体スクリーンの異能。とても強い。怒らせたらやばい。妹が何より大事。宮沢賢治。牛を食べるのも触れ合うのも育てるのも好き。異能力、雨ニモマケズ。空腹なときだけ、怪力と、防御力が上がる。ただし、満腹になったら寝る。1番怒らせてはいけない人物である。与謝野晶子。元軍医で、異能力、君死給勿。瀕死な状態だとどんな怪我でも治すことが出来る。ただし、瀕死な状態でないとできないため、少しの傷だったら、1度半殺しにしなければいけない。マッドサイエンティスト。泉鏡花。元ポートマフィア。異能力、夜叉白雪。夜叉を出すことが出来る。ただし、自分では制御できない。兎と豆腐が好き。福沢諭吉。武装探偵社の社長。異能力、人上人不造。この異能力は、他の人の異能力を普通の人間程度、つまり、制御することを可能にする異能力。猫が好き。中原中也。ポートマフィア幹部。異能力、汚れつちまつた悲しみに。重力を操作することが出来る異能力。酒好きだが、酒に弱い。といったところですかね?私が忘れているキャラがいたらすみません。ということで、長い文をみてくださり、有難う御座いました。それではさようなら。
今回は4317文字です。
おつミケ〜