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蒼月
2,930
社の小説書いてた
90
✦fwの不安症(前半)
(※OD、依存などの暗め、不穏な表現を含みます。)
fw⋯『』
kid⋯「」
2人は恋人設定。
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【 fw side 】
暗い部屋、自宅のリビングに1人きり。
時刻は既に6時を過ぎていた。
季節は冬。この時間で陽はもう完全に落ちかけており。
🥂✨️『……ッは、ッは…、』
机の上で乱雑に広げられ、転がり散らばった大量のサプリメントに手を伸ばす。規定量なんて確認しない。何粒か好きなように手に取っては口に含み、ぐい、とそのまま煽る。
🥂✨️『……っ"ッ、ごほッ"、…!』
水を飲まなかったせいで、薬が喉にひっかかったのかむせ返る。慌てて水の汲まれていたコップを手に取ってはゴクゴクと薬を胃に流し込み。
暫くすると思考に靄がかかってくる。ぼんやり、ふわふわと体が宙に浮くような感覚 。
この瞬間だけ怖いことも不安なことも全て忘れられる。
🥂✨️『……かいだ、…かいだァ……、』
徐々に呂律も怪しくなってくるが。ふと大切な人の名を呼んだ。今ここにはいない、居ないはずなのに。今すぐに会いたい。そんな望みだけが胸の中から溢れ出してくる。
ぽろりと涙が零れた。
やっぱり自分はどしようもなく弱くて、惨めな人間なのだろうと、誰に言われた訳でもないのに突然そう思い知らされてくる。
多幸感と、それが途切れてしまう時の恐怖を思い浮かべて何度も震える。無意識に自分の肩を抱いていた。
一一一コンコン。
その時に突然、家の玄関がノックされる音が響き渡る。
コメント
1件
おお、巡さん、今回のエピソードめっちゃ重かった……。暗い部屋でひとり、サプリメントを乱暴に流し込んで、ふわふわした多幸感に逃げるfwの描写が生々しくて、胸がギュッてなったわ。特に「かいだ…かいだァ…」って呼びかけるシーン、弱さが滲み出てて泣ける。そこに突然のノック…開けるのかな? 続きめっちゃ気になる。次話も読むわ🔥