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三枝明那”王宮 救護室”
『い”ぃ… 』
時刻は真夜中
ほんとは寝るつもりだったんだけど、思ったより深く刺さってたぽくて痛くて寝れなかった
自分で手当てとかしたことないし…
これは…なんに使うんだろ…
コンコン
『え!?あ、ど、どうしましたか!?』
俺は持っていた道具をベットの毛布で隠し…立ち上がった
「あー…入ってよかった?」
『み、湊様!?なんで…真夜中ですよ?』
「まぁまぁ…?」
そういいながら俺に近づいてくる
『…俺なんかしました?』
「いや~…ちょっとそこ座って足だしてよ」
『え…』
俺に有無を言わせず、彼は無理やり俺を座らせた
「はい、足だして」
『…』
俺は痛いのと反対側の足をだす
「…ばかなの?そっちじゃないんだけど」
『…だって足だせって…』
「怪我してる方だよ、そんぐらいわかるだろ」
『ッえ? 』
なんで、そのことを…
『…大丈夫です』
『あまりいたくありませんし…』
俺がそういうと、彼は呆れたようにため息をはいた
そして、俺の足を無理やりあげ、ズボンの裾をめくった
『ちょッ!?なにして…ッ!!』
「こりゃ相当ひどいな…いま手当てしてあげるから」
『お、俺なんかに構わないでください!ちゃんと寝ないと、明日に支障がでますよ!』
「俺のせいで怪我させたんやん」
『でも…』
耳なんてまったく傾けてくれず、ただ黙々と、手当てをしていた
『…い”ッ』
「あ、痛かった?ごめん」
『へ、平気です…』
不意にもなぜかかっこいいと思ってしまった
『…』
「はい、できた」
『え、あぁ…ありがとうございます…』
「じゃ、俺は部屋に戻りまーす」
『え、送ってきますよ!』
一人で帰らせると、暗殺とか、なんかよくないことがおこりそうで…
「なーに?そんな足で俺の護衛なんて100年早いんだから!1人前の召し使いになるためにいまはゆっくり休んで?国王からのめいれーい!」
『命令って…』
この言葉にはこの王宮の誰もが逆らえない
まあ、加賀美さんは一応反発してるが…
でも、この人は命令というものを自分の利益で決めるような人じゃない
悪ふざけならあるかもしれないけど…
なんでこんな心優しい国王があんなに言われる必要があるのだろうか
『…じゃあ俺は失礼します、おやすみなさい』
「うん、おやすみー…」
明那”セカンサーズの町外れにある海辺”
塩の匂いが鼻を刺激する
涼しくて、風が心地よい
なぜ俺がこんなとこにいるかと言うと、今日は湊様の婚約者との話し合いがあります
だから俺は夕飯の買い出しです、かといってもさっき王宮に届けてきた
そしたら加賀美さんが今日はあと自由にしててもい言っていってくれたから、いまはこうして海辺にいる
『~~~♪︎』
歌うと、心が癒される
王宮ではあまり歌えないし、心を休める暇もない、だからこういう日が俺は好きだ…
「こんなとこで王宮の召し使いが…もしかしてサボり?かがみんに言いつけてあげよっか? 」
『ぅえ!?』
「驚きすぎ、ていうか歌うまいね」
『は、はぁ…ありがとうございます』
湊様は俺のとなりに腰を下ろし、俺がみていた方をみた
「…なんかあんの?この先」
『この先は俺の故郷の村があります、結構遠いですが…』
「…ふーん」
「そっか、こっちには人質として連れてこられたのか」
『えぇ…そうですね…』
しばらく長い沈黙が続く
『加賀美さんから、先ほど湊様をつれ返してくるようお願いされたのですが』
「う”ぅ…だってぇ… 」
『今日の話は湊様の今後に関わることですよ?婚約者様も、もうすぐ王宮に来るんですから…』
「だって結婚とか、もうちょっと考えたいもん」
『…そうですか』
この人でも、悩むことってあるんだな…
「あきなはさ、俺の印象ってどんなんやった?」
『どんなんって…かっこよくて、勇ましい人、とか…』
「じゃなくて、本音」
『…怖い』
嘘なんてつけるわけない
「そう思われるよなぁ…」
「俺な、みんなのこと大切で、家族みたいに思ってて、」
あ、みんなって王宮の人たちね!とあとから付け加え、話を進めた
「俺は国王なんだ、国民の期待に答えないといけない、あいつらが、俺についてきてよかったって思えるようになりたい」
そう話す彼はまっすぐで、本当のことを話してるような感じがした
『…俺は別に家族とかそういうのは分かりません』
「そう?いつか分かるけどね」
『…王宮に戻りましょう』
「えー…やだっていったら?」
『ローレンと晴を呼んで連行してもらいます』
最終的には加賀美さん
「はーい…」
しぶしぶついてきてくれた
そのあとは王宮にたどり着き、めちゃくちゃ加賀美さんに説教をくらわされていた湊様
婚約者様も呆れた様子で客室に待っていたらしい
[護衛はおつけしますか?]
「んー…じゃあ指名していい?4人ほど!」
[え、えぇ…お急ぎでお願いします]
「はーい」
そういって次々と護衛に着く人を選んでいく
ローレン、晴、そして加賀美さん
あと一人は誰かなと思ってると湊様は俺の目の前で足を止めた
「あきなね」
『え、えぇぇ!?』
驚いて大きな声をだしてしまった…俺はやばい、と思い口をふさぐ
まわりも驚いたように俺をみる
いや、俺の方が驚いているけども!
[じ、じゃあいきましょうか!3人とも
!]
【はーい、いくぞ、あきな】
〖大丈夫だよ〗
『ふ、2人ともぉ…』
全然慰めになってないよ…
だんだんと客室にはいっていくみんなをおって、俺も続いた
コメント
1件
最高すぎます!!続き楽しみにしてます頑張ってください!!