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コメント
1件
これ赤さんなんかある感じですか!?!?癖ぇッッ!!!(( うがぁ青桃幸せ絶好調だな…ちゃんとかわいくてすれ違っててバリ良かった、赤さん嫌味言いながら色々言ってたんかな、そういう妄想が捗りますねぇえ(?) これ赤さん視点じゃなく青桃視点なのも良いですね、幸せになれた側と……ふふふふふ((((殴
ぴっかーんきたので BL にはなりますが千夏様のリクエスト消費させていただきます
にょたも書きますのでご安心を 😌💭
「ないこさん!今日会食なのでよろしくお願いします!」
廊下を何気なく歩いていたとき、忘れかけていたその予定を偶然通りかかったスタッフに声をかけられ思い出す。…そういえば、今日は会食の予定があったな。それも随分前から良くしてもらっているお偉いさんとこだったっけな。
なーんか、ここ最近の予定は入ってこないんだよな…この前だって話聞いて無くてミスってたっけ。なんて、らしくない考えを広げては頭をぶんぶんと横に振りまた一歩前ヘ進む。
「あ、ないこお前飲むやろ?車で迎えに行くから、何時ぐらいに終わるか連絡くれよ」
「ん、多分23時には終わる、ていうかまろが来てくれりゃ終われる。」
そう言って適当に彼に返事をすると「りょーかい」と返された。
それを今度こそしっかり脳にとどめておいて今度こそ会食会場へと足を運ばせた。
約束通り23時頃にないこが居るという簡単な店、居酒屋より少し高めな感じの店へと車を走らせた。
その店の中へ入りないこを迎えに行こうと、したとき1人の男性に抱きつかれて困っている彼の姿が見えた。
…大分酔ってんなあれ、顔真っ赤やし。
「ん…?なんですかぁ、○○さーん…」
「ねぇ、ないこくんこのままホテル…とかどう?」
「…へへ、冗談はやめてくださいよー」
「それにおれすきなひといるんでぇー」
なんて会話が耳に入る。…声をかけようとしたのにその声は空を切って消え失せてしまった。ぱくぱくと動くはずだったその口は閉じることはできずただその彼らを見つめることしかできなかった。
「ぁ…まろーっ」
やがて俺の姿が視界に映ったのだろう、すぐにこちらへと駆け寄ってきてくれる。
酒臭さを身にまとった彼は本当にまさに酔っ払いって感じ。
「んふ、俺帰ります。今日はありがとうございました」
ぺこりとお辞儀をして俺の脇の間に腕を突っ込んでくる。そのままぐいっと俺を引っ張って近くの駐車場へと連れて行ってくれた。…さすがないこ、会場周辺のサーチはしっかりされている。
そのまま地下駐車場へとついて俺の車を開けたら雑に乗り込みふにゃふにゃしたままシートベルトをしたら俺になにがあったのか教えてくれた。
…嗚呼、くそ。だめだ、頭から離れてくれやしない。あのないこが「好きな人が居る」といった時の表情、声色、酔っていたとしていても流石に恋する乙女すぎる表情に声色をしていた。あんなの見るだけで胸がズキズキ痛む。
先程よりも少し強くアクセルを踏むと知らぬ間に意識を手放していたないこはがくんと大きく揺れた。
ないこの家についてからは淡々とした作業をして帰った。
ないこに水を飲ませて、そのまま部屋着に着替えさせてベッドへ連れて行く。そしてそのまま寝たことを確認して着ていたスーツをハンガーに掛け、フックに引っ掛けて…なんて慣れない家事も淡々とこなし、全部を終えたとき、1目見てから帰ろうと寝室に戻った。
綺麗な寝顔をしたそのピンク髪はふさふさと揺れていて長い睫毛がぴーんと伸びている。そんなのに気づけば俺は引き込まれていて、唇をすっと彼の頬に触れさせて俺はないこの家を出た。
久しぶりの会食に行ってから数日後。あの日は流石に酔い過ぎていてほぼほぼなにがあったか覚えていない。し、夢と現実の差別も付いていない。たしかまろが俺の家に送ってくれたんだっけ、そこまでは覚えているからお礼を言っといたら「どういたしまして」って返されたから間違いないだろうな。…その後、俺の記憶違いじゃなければ俺の頬に微かにその彼の唇が触れられたような気がした。
「…そん、なはずはないよな。まろは酒のんでないし…そんなことするわけないし」
なんて誰も居ない部屋に独り言を呟いてしまう俺は端から見たらきっと変人なのだろう。
…まぁ、社長室だから人は居ないんだがな、1人を除いて…
「なに、まろとないくんなにかあったの?」
うちの最年少、りうらがたまたま社長室に来ていた事を忘れて独り言を呟いていたから当然聞かれているわけで口出しもされてしまった。
「…なんもないよ、ただ会食疲れたな、って」
そう告げるとそういえばなんて勝手に脳内で考え事をしてしまう。
最近、まろと話す機会、目を合わせる機会…ううん、実際に会う機会とかが断然減った気がする。というか会社内ですれ違ったとして、俺が声をかけたとしても「あー、ごめん」の一点張りで毎回どこかへ行ってしまう。最近は仕事が増えて俺自身、メンバーとメシに行くこともできなくなっちゃって、まろと話す機会はとことん運がないもんで潰されている。
…これはきっと運だけじゃなくてまろ自身から避けられている気がする。
「はぁ、喧嘩?仕事に支障出さないでよね」
「喧嘩じゃないよ、俺まろと喧嘩しないし」
そうふっと笑ってやるとりうらは「ふーん」なんて興味なさそうにスマホへ視線を移した。
でもすぐに「そういえば」って言葉を次いだ。
「まろに悩みごとがあるんだって。でもどっかのおバカさんがそれを蔑ろにするから傷ついた。って言ってたな」
「…ばかじゃないし」
「別にないくんとは言ってないでしょ」
今の話の流れ的に他の人が出てくるとは思わない。きっと俺のことを言っているのだろうけど…俺がまろのことを傷つけるとなった原因がよくわからない。
俺が首を傾げてわからないをジェスチャーで伝えるとりうらはまた大きく溜息をついて言葉を告げる。
「ないくんさ、どこまでバカなの?好きなんでしょ、まろのこと。」
「別にまろの気持ちは知らないけどそうやって恋愛の気持ちをダラダラ歌い手活動に持ち込まれるのは辞めてほしいかな。りうら達だって遊びで歌い手に人生かけてきてるわけじゃないし、…それはないくんが1番よくわかっているよね。」
「別に、ないくんが行動しないならまろはりうらが貰うよ、貰えるものなら貰っておきたいからね」
…わかんない、なにがなんなのかわからない…!!
俺がまろのことを好きな気持ちはどこでバレていた…?りうらがまろを…貰う…???
あぁもうただでさえ最近は脳の処理が追いついていないというのにもうなにがなんなのか思考がぐっちゃぐちゃになってる。
「…はぁ、本当に、まろを貰っていいなら貰うけどね」
「下手な挑発」
「さぁ、挑発じゃないかもよ」
にやりと笑ってみせるその最年少に俺の背筋ぶるっと震えた気がした。
あの後急いでまろの家へと走り、インターホンを押すと家主が応答して家に入れてくれた。
…俺はこういうタイプではないが…緊張する、こういうキャラじゃないからあれだけど自分の気持ちを伝えるってこんなに緊張するっけ。
「ま、まろ…あのさ…」
「ん?なに…はよ要件伝えてくれへん?この後りうらと…」
「っ、あほ!また別のやつの名前、俺のこと避けてばっか!うざいんだよ!!」
「お前どうしたんだよ、なんでそんなに俺を避けんだよ。お前そういうキャラかよ、違うだろ!? なんでそんなにこそこそ俺に対して嫌味を言うかのように行動してんだよ、うざいんだよ…全部、全部全部…っ!!」
息を切らして壁にまろを押し付けたときに、俺の目から1つの雫が頬を伝うのがわかった。
「は、ないこ…?」
「っ、おまえが居なくなるの…こわいんだよ…」
震える声でそう告げるとまろは息を呑むのが喉仏を通して伝わった。
「すき…だから、おまえに嫌われたくないんだよ…っ」
「は…え、あ、ちょ…」
そのまま彼の頬をぐっと掴んで雑に唇を合わせる。そうすると今度は俺のではない舌が俺の口の中にねじ込まれてぐちゅぐちゅ絡むように吸い付いてくる。
「んっ…まろ…っ、ん…あっ」
「ないこ、かわええ」
そう言って今度は俺の下腹部を優しく触れてくる。それに「んっ…」と声を漏らすとふふっと笑って俺のぐにっといじってきた。
びりびりとした快感の波が迫ってきたのと同時に…俺の記憶はよく覚えてないかな。
「ないくん、付き合えたんだね。おめでと」
「え!?そうなん!?」
まろと付き合えたあの日から数日がたった。1番お世話になったと言ってもいいりうらが1番にお祝いをしてくれた。…誰にも言っていないはずなのになぜバレているのかは触れないでおくが。
そしてその後に傍に居た初兎ちゃんも「おめでとう!」と目を輝かせてお祝いしてくれた。本当にこいつっていいやつだよな。
「…ほんと、お前なんかにまろ取られてたまるか」
「はぁ?お前なんかって言うなし、りうらは天才だけど?」
「はいはい、」
雑にあしらってキーボードを叩くとむーっとこちらを見詰めてくる。そのまま無視して仕事をしていたらがちゃりと扉が開かれるのがわかる。
「…? まろ!!」
よー’、と適当に手を振られて俺の目の前まで来る。そのまま俺の背後に周りぎゅっと優しく包みこまれる。俺の大好きなまろの匂いに包みこまれて思わず意識がぽわぽわする。嗚呼本当にだめなんだよな、まろの匂いって謎に安心して睡眠作用もある。困るわ。
「……ふっ、」
「…りうらのないくんを泣かしたら今度こそ奪い取る。」
「りうら!?!?!?!?」
end