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寮長の座を賭けた試合直前


学園長<ディア・クロウリー>

これより現寮長の座を賭けた試合を

始めます…サバナクロー現寮長…

マーヴェリック・セリスター

対する挑戦者は入学ほやほや一年生の

ユヅル・ライアー・ディスペア


<ユヅル>

どうも寮長?


<マーヴェリック・セリスター>

何だ…新入生が…俺相手に随分調子

乗ってるみたいだな?


<ユヅル>

ふふそれはどうも…でも貴方こそ

人を舐めるのはあまりよろしくないかと


学園長<ディア・クロウリー>

レディ…ファイ!


<ユヅル>

炎よ…風と共に吹き抜けろ


ボッ─!  ヒュッ───

シャラン──バキバキッ

<マーヴェリック・セリスター>

くっ…ハハッ一年性の割には…随分と

自分の体のように上手く操るなぁ?


バキバキッ

<ユヅル>

お褒めに預かり光栄です…でも寮長の座

もう私の物だ…何故なら私の 魔法にお前

の防御魔法は耐えられない ようだ

攻撃魔法で試してみるか?

シャラン─

<マーヴェリック・セリスター>

そうするか─な!


ドーンッ─バチバチバチッ

──────シャランッ

カキーンッ───ドカーンッ

シャランッ

<マーヴェリック・セリスター>

ハッ?


学園長<ディア・クロウリー>

勝負あり!勝者ユヅル・ライアー・

ディスペア! 一寸ディスペア君!

力の力量分かって いたでしょう?なのに

倍にして返す なんて!なんで弱めて

返さないん ですか? それぐらい貴方

ぐらいなら出来た でしょう?

私が防御魔法を発動させなきゃ

彼は死んでいましたよ!

ザワザワザワザワ


新寮長<ユヅル>

手加減なんて…相手に失礼だろ

それに…あんな弱い奴がイキってた

なんて他の奴等が可哀想だね

どうせお前が防御魔法貼れるぐらいの

倍にしたから問題ないだろ?ディー?


学園長<ディア・クロウリー>

貴方はねぇ?まぁ寮長就任おめでとう

ございます…ですがあまり問題をか

起こさないでくださいよ?


新寮長<ユヅル>

嗚呼分かった…だが歯向かって攻撃しに

来たら正当防衛ということで処理しても

いいよな?


学園長<ディア・クロウリー>

ハァ…仕方がないですね


新寮長<ユヅル>

おっ!レオナ!どうだった?にしても

彼奴弱かったんだが?レオナなら

耐えれる攻撃だったのだが…今の

三年生は防御魔法に弱すぎる

倍にしたってレオナなら返して

くるしな?


<レオナ・キングスカラー>

ユヅル…あの三年生と俺を比べるな

俺の名が腐るだろ?


新寮長<ユヅル>

嗚呼すまんすまん…あんな雑魚と比べて

悪かった…次からは気を付ける


ハハハハハハッ








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