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風呂から出た僕、少しフラフラしてしまう。
シャワーでのぼせたのか病気の症状なのか。
浴室から出ると、そこには居たんだ。
僕が1番信用してる人たちが。
「…聞いたよ。余命2週間なんだって…」
目頭に涙が溜まる感覚を覚える。
嫌だな。もう、嫌だな。
いっそ自殺してしまおうか、そんな考えが頭を横切る。
「うん、笑っちゃうよね…笑」
顔面蒼白とはこのような事なのだろう。
僕だって…怖い。
こんな空気の中口を開いたのは君だった。
「残す日数はさ、せめて楽しも…?」
それはごもっともだ。
あと2週間もあるんだ。
そこから僕たちは色々な所へ飛び回ったり、
やりたいことをとことんやった。
彼は僕の前でスカイダイビングを披露してくれた。
ミセスも活動もできる所まではきちんした。
楽しいな。
こんな所で終わりたくない。
「あ、見て…」
そう言いかけたら、天地が逆転した。
地面にたたきつけられた。
なんでだよ、なんで?
僕はなにか悪いことをしたのだろうか。
前世に何か犯したのだろうか。
ああ、また生まれ変わりたい。
貴方達の元で生きていたい。
JAM’Sの方々にも迷惑かけちゃうな。
僕らは
命の火が消えるその日まで歩いて行く。
寂しいな。