続きです!!
第三章:傷と証
深夜、看守の巡回が終わったあとの薄暗い収容棟。
ジヨンは水を汲みに共同トイレへと向かっていた。誰にも見つからないように。静かに、気配を殺して歩く。
だがその背後に、気配はあった。
☠️「よォ、キレイな顔のジヨンちゃん。こんな時間にひとり? 危ないぜ」
――嫌な声だ。
昼間から目をつけられていた囚人だった。ジヨンが振り向いた瞬間、男の腕が壁際に伸びた。
🐲「……離せ」
☠️「怖がらなくていいんだよ。俺、優しいから」
体を押し付けられた瞬間、ジヨンは反射的に膝を蹴り上げた。だが相手は屈強だった。次の瞬間には腕を捻られ、背中を壁に打ち付けられる。
☠️「やっぱり抵抗すんだな……そういうの、余計に燃えるんだよ」
🐲「……ッ!//」
その時だった。
🐼「その手を、どけてください」
鋭く、抑えた声。スンリだった。
ゆっくりと歩いてきたスンリの表情はいつもと変わらない。敬語。整った言葉。けれどその目は、完全に怒っていた。
☠️「なんだよ……見回り終わったばっかだぞ、お前、見張ってたのか?」
🐼「ええ。ジヨンさんが夜に動く癖、知っていましたから。……最初からここへ来ると決めてました」
スンリの拳が、音を立てて男の頬に打ち込まれた。
男は唸って崩れ落ち、呻きながら這って逃げていく。
ジヨンは震えながら、壁に背を預けていた。
🐲「……なんで、そこまで……」
🐼「ジヨンさんに何かあったら、僕が気が狂います。そうなる前に……守ります。勝手に」
スンリは近づき、静かにジヨンの手首を取った。
🐼「傷、見せてください」
🐲「大丈夫だよ、これくらい……」
🐼「いいえ、僕の目で確認したいんです。あなたの身体に、誰かの痕が残るのが嫌です」
囁きながら、スンリの手がジヨンの頬、首、鎖骨へとゆっくり滑る。
やさしく撫でる指先。けれどその動きは――どこか、熱を帯びていた。
🐼「……怖かったですか?」
🐲「……少し、な」
🐼「大丈夫です。もう、僕が絶対に離しませんから」
敬語。なのにその声には、まるで“誓い”のような強さがあった。
ジヨンは目を閉じた。
守られた安心と、その奥にあるスンリの「狂気」を、ほんの少しだけ、感じ取っていた。
でも今は――温かい指先に、すがりたかった。
R18苦手、、
なんかジヨンとかが囚人に弄ばれてる姿見てみたい、、、
コメント
1件
スンリが、カッコ良すぎて…最高ッッ😭😭…シチュ良き良き!!!!💕💕