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XXXX年、〇月✕日
△△施設の巨大爆破により、実験体157番通称『災厄の天使』や他の危険実験体が脱走し、世界を巻き込む大規模な破壊が起こった。死者や重軽傷者は世界人口の約半数以上に及び、行方不明者も多数だった。世界規模の破壊の日は後に
「世界滅亡の日」
とも呼ばれるようになった。
『災厄の天使』や他の危険実験体は行方不明者の中に含まれた。しかし、人々は危険実験体は自分の力で身を滅ぼしたと考えていた。
「ケホッ 寒くなってきた。綺羅に暖房器具出してもらおう。」
僕には記憶がない。どういうことをしていたのか、何処にいたのか、誰と一緒にいたのか。かろうじて覚えているのは自分が
「えーざつ」
と呼ばれていたことだった。医者いわく、世界滅亡の日に大きなストレスや、トラウマ、ショックが脳にかかったため記憶障害が起こってしまったらしい。世界滅亡の日にはこうした人が多くいたそうだ。
「綺羅、暖房器具出してほしい。」
「ん、おっけー。じゃいつもどうり倉庫から持ってくるね。」
綺羅は世界滅亡の日、まだ小学生だった。両親は爆破に巻き込まれて死んだ研究員で、綺羅は僅か8歳で天涯孤独の身となってしまった。生き残った人達は全員自分達のことで手一杯で、重荷になる子供を助けることはできない。そんな中、一人の親切なお姉さんが綺羅を助け一緒に暮らすようになった。綺羅が一人で生きていけるようになるまで。綺羅と一緒に暮らしているときに道端で倒れていた僕を見つけ、助けたのは矢張りそのお姉さんだった。お姉さんの名前は素羅。今は世界滅亡の日で綺羅と同じように困っている子供を助けるため、また別の場所に出かけていった。
「えーざつ、」
「何?」
「素羅さん、あっちで今どんなことをしていると思う?」
「………わからない。でも、なんか実験してそう。」
「………なんで?」
綺羅は少しけげんそうな顔をして聞いた。僕は自分でも何故そんなことを言ったのか理解できなかった。
「なんでだろう………わからない」
「そう……」
しばらくの沈黙があって、綺羅は静かに僕に聞いた。
「えーざつはさ、記憶を戻したいって思う?」
「……なんで?」
「だって、昔自分が何をしてたのか分からないのって寂しくない?両親の温もりとか楽しかったこととか全部わかんないんだよ?」
綺羅は優しいと思う。僕は今まで何度か感じたけど彼女は人の感情や気持ちを理解しようとしてくれる。それだけでなく、相手に寄り添うことができる。僕が初めて感じた温かみは、綺羅だった 。記憶がなくてもきっと家族に与えられた温もりは残っているはずなのに。
「……多分、楽しいことはなかったんじゃないかな?だって自分の中に残る温かみが何一つないんだもん」
「…………覚えてないだけじゃなくて?」
「感じたものって消えないでしょ。痛みとかなんで痛かったのか覚えてなくても、痛みは頭の中に残ってるでしょ。綺羅だって。人間のホンノウ的に覚えてるものなんだから。感覚は。」
「それでも、、」
「僕が起きた時に残っていたのは、とてつもない痛みと、恐怖だけだったよ。」
「………………………今のえーざつの目は、怖い。なにか大きな恨みでもあるような目をして、る。」
「え、?」
僕は綺羅の言うことが分からなかった。だっていつもどうりの感情だし、。あれ、?何を考えていたんだっけ、、?感情って、だれがきめてたんだっけ。おもいだせない。
「えーざつ、?なんで泣いてるの?」
え、ぼくないてる?きら、なんでそんなこというの?ぼくはないてない。
「54:6騶ラ\(ナ.go.jp‰✣ღЙ¿54:6騶ラ\)ナ」
だれ、?なんていってるの?
「えーざつ!!」
綺羅の言葉を最後に、僕は意識が遠のいた。
なにか大切なことを僕は忘れている気がした。
こんにちはお久しぶりです。れもん味カルピスです。えーっと、掛け持ちしすぎですよね……?物語。唐突に思いついたやつを書いていたらこんなに筆が進むとは………
実はこの物語に出てくる「えーざつ」は本来ただの落書きだったんですよ。何年か前に落書き帳に描いた落書き。しかもめっちゃ適当にかいたやつ。僕は当時なにか絵を描いた時一言メモみたいな感じで何かしら文字を書いてたんですよ。その時に傍らに
「えー、ざつです」
って全部ひらがなで書いたんですよ。そしたら友達が「えーざつ」って名前だと勘違いしちゃって(笑)そっからよく描くようになって。滅茶苦茶絵柄や服が変わりながら。この前思い出して久しぶりに描き、気づいたら物語が出来上がってしまったということです。
主のえーざつに関する謎エピソードを聞いてもらったところで、そろそろおわかれの時間ですね。
災厄の天使は結構ゆっくり書くので投稿が長いなーってことあると思いますが、更新してると思ったらぜひぜひ見て欲しいです。
ではまた次回お会いしましょう。ぐっとばい!いい夢見ろよ。
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