小説本文(街の祝勝会編)
大スライム討伐の噂は瞬く間に広がり、夜には街の広場でちょっとした宴会が開かれていた。
樽酒が並び、肉の串焼きや焼き魚が所狭しと並ぶ。
「勇者様に乾杯!」
「おおおおおっ!!」
冒険者や街の人々がどっと盛り上がる中、りもこんは中央の席に座らされ、コップを掲げた。
「ふっ……俺に乾杯するのも当然だな。なんせ“キャベツ斬り・改”で大スライムを倒したんだからな!」
「技名言わなきゃかっこいいのに……」と、ふうはやが小声で突っ込む。
『宴会イベントきたw』
『勇者、完全に酒のつまみ』
『キャベツ斬りが乾杯のネタになってるw』
宴もたけなわ。
りもこんは肉をほおばり、アルコールの少ないお酒をぐいっと飲み、ふらふらによろめきながら立ち上がった。
「よぉし! ここで俺の必殺芸を披露しよう!」
「やめとけ絶対やめとけ!」とふうはやが慌てるが、もう遅い。
りもこんは宴会のテーブルにキャベツをどん、と置いた。
「見よ! 勇者りもこん名物――キャベツ丸呑み!!」
ゴフッ!!
……数秒後。
りもこんは喉を詰まらせ、顔を真っ赤にして床で倒れていた。
「おい誰か水持ってこい!」
「勇者がキャベツで死ぬぞ!!」
『wwwwwwwww』
『キャベツに命狙われてる勇者』
『胃袋の神に見放されたw』
結局、宴会の笑いの中心にいたのは“英雄”ではなく“キャベツ芸人”の勇者りもこんだった――。
小説本文(宴会トラブル編)
街の広場は笑いと酒でにぎわっていた。
だが、その隅で腕を組み、不機嫌そうにこちらを睨む影があった。
「……やってらんねぇな」
重い鎧を着た槍使いの冒険者が、樽を蹴って立ち上がる。
名はバルド。ギルドでも実力者として知られるベテランだ。
「スライムを倒したくらいで英雄扱いか? しかもキャベツ芸人の真似事で……ふざけやがって」
彼の言葉に、周囲の一部の冒険者たちがざわつく。
りもこんは肉をかじりながら顔を上げた。
「ん? なんか言ったか?」
「お前みたいなイロモノが“勇者”を名乗るなって言ってんだよ!」
『うわ、きたw』
『先輩冒険者トラブルイベント!』
『この展開、絶対ケンカになるやつw』
ふうはやが慌てて間に入る。
「ま、待てバルド! 今日は祝勝会なんだ、ケンカ腰はやめ――」
しかし、りもこんは胸を張って立ち上がった。
「ふん、俺は本物の勇者だ! 証拠を見せてやる!」
「証拠? いいだろう……」
バルドが槍を構える。
「今ここで、勇者がどれほどのもんか試してやる」
『乱闘イベントwwwww』
『キャベツ芸vsガチ槍www』
『これ絶対配信大荒れするw』
広場の熱気が、一気に緊張に変わっていった――。
小説本文(ギルド先輩バトル編)
キャベツ早食いで名を馳せ(?)た勇者りもこんは、今度こそ正々堂々の勝負を挑んだ。
相手は筋肉戦士バルド。ギルドでも実力者として知られる先輩冒険者だ。
「いくぞ小僧! 勇者だか何だか知らねぇが、俺に勝てるもんか!」
「ふふっ……来いよ! 今度はキャベツじゃなく、拳で語ってやる!!」
『熱い展開きた!』
『勇者vs先輩冒険者』
『たぶん秒で負ける予感しかしない』
次の瞬間。
ドガァッ!
バルドの拳が飛び、りもこんは壁にめり込んだ。
「ぎゃあああああ!!?」
「……秒で終わったな」
『ファーーーーwwww』
『勇者ワンパンKO』
『耐久力:キャベツ以下』
だが、壁にめり込んだ反動で、りもこんの体がバウンドして転がる。
そのまま足がバルドの足に引っかかり――
「うおっ!?」
「ぐぁぁぁぁぁぁっ!!」
ガシャーン!!
二人まとめて盛大に転倒。
結果、先に地面に突っ伏したのはバルドの方だった。
「……え、えっ!? 勝った!?」
「……負けた……だと……?」
『え???』
『これ勇者勝ち扱いなの!?』
『ただの事故wwwww』
『運+15の神に愛されすぎ』
周囲の冒険者たちは爆笑と驚きの声を上げた。
「勇者が……勝った……!? キャベツ王、今度は戦士まで倒したぞ!!」
りもこんは壁ドンでボロボロになりながらも、拳を掲げた。
「はぁ……はぁ……どうだ! これが勇者りもこんの実力だ!!」
「いや絶対事故だろ!!」と、ふうはやが即座に突っ込む。
『勇者(笑)から勇者(事故)へ』
『神の采配www』
『これ切り抜き100万再生いくわ』
あと、お知らせなんですけれども、私ChatGPT消しちゃってだから次から手書きで書きます!
だからおかしな所もありますが優しい目で見ていってください!
あとリクエストとかもいつでも受け付けております!
例えば「りもこんさんが○○○して、ふうはやさんを守る〜」
みたいなリクエストでも大丈夫です、!
でもシチュとかどうゆう風がいいのかは自分でコメントで書いてください!
それではおつゆあ!!
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