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『双子の名探偵は今日も嗤う』〜謎あるところに闇は生まれる〜
AFTER STORY 『執事と2人きり』
百合菜&フルーレ
フルーレに誘われた私はお祭りに2人で向かった。
『わぁ…綺麗…。』
『飴細工ですね。花や動物を飴で作ったお菓子です。』
『これ全部食べられるの!?凄い…。』
『確かに凄いですよね…。せっかくですし記念に買いましょう。』
『うん!』
私は花の形になっている飴細工を2つ買った。
『食べるのもったいないね!』
『ふふっ。確かにそうですね。』
『帰ったらみんなに自慢しちゃおっと。』
『……あの、主様。』
『ん?どうしたの?』
『俺、もっと強くなりますから。』
『フルーレ……?』
『主様をひとりで守れるくらい…強くなります。もう二度とあんなこと起こさないように俺が守りますから。』
フルーレの目はまっすぐ私を見ていた。
『フルーレ…。ありがとう…。』
『はい!すみません変な空気にしてしまって。』
俺は主様に手を差し出す。
『お祭り、最後まで楽しみましょう!』
『うん!』
フルーレの手を握りニコッと微笑む。
2人だけの甘い思い出。
飴より甘い2人きりの思い出。
AFTER STORY 『執事と2人きり』
麻里衣&ハナマル
ハナマルに誘われた私は2人でお祭りに来ていた。
『やっと主様と2人きりだな〜。』
『そんなに私と2人が良かったの?』
『当たり前だろ?これで他の誰にも邪魔されずに済むしな。』
『っ……。すぐそうやってからかうんだから。』
『からかってなんかねぇよ。本心だ。』
『い、いいから早く行くよ!』
『へいへい、主様は照れ屋だねぇ。』
のらりくらりと笑うハナマルに翻弄される。
『何かやりたいものとかないのか?』
『うーん…。』
と、その時。
『また破れちゃった…。おじちゃん、もう1回!』
『はいよ、頑張りな僕!』
『金魚すくいか?』
『あの子供凄く頑張ってる…ハナマル、ちょっと行ってきていい?』
『俺も一緒に行くぞ。』
『僕、金魚が欲しいの?』
『う、うん。でも難しくてとれないんだ…。』
『見てて、コツを教えてあげる。ずっとつけていたら破れちゃうから…金魚が手元に来るタイミングを見計らって…。今!』
『わ…っ、出来た!お姉ちゃん凄いね!』
『ふふっ。』
(百合菜に泣きつかれてとってあげたのを思い出すわね…。)
『凄いだろ?俺の主様は。』
ハナマルは私の頭を撫でる。
『お兄ちゃんは?お姉ちゃんの旦那さん?』
『な!何言ってるの僕……私とハナマルはそんなんじゃ……。』
『いや〜残念ながらまだだな。まぁこれからアタックするけど。』
『へぇ〜!お幸せにね!』
『も、もう…。』
(最近の子はませてるなぁ…。)
子供と分かれ、花火を見るために移動する。
『もう、ハナマル、あんな言い方したら勘違いするでしょ!』
『勘違いさせたらダメ?』
『ダメに決まって…っ。』
ガシッ。
ハナマルはポカポカと叩く私の手を掴む。
『俺はこんなに本気なのに…?』
チュッと手首にキスを落とす。
『な、何言って…っ。わっ!』
後ろにあった石に躓いてしまいそうになる…
グイッ
前にハナマルが私の手を力強く引いて抱き寄せた。
『っ……。あ、ありがとう…もう、大丈夫だから…。』
『俺はまだこのままがいい。だって、主様のそんな顔普段見れないし。』
『っ!い、いいから早く離しなさいっ!』
と、グイーッと手を引くけれどビクともしない。
『ユーハン呼んでやるわ。』
『おー好きに呼べ。』
『( ºДº)キーッ』
からかうのは気がある証拠。
だけど言葉にして言うのはもう少しまだ…勇気がいる。
次回もお楽しみに!