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それから数十分、
夕日をバックに積もりに積もった世間話に花を咲かせていた。
「…連レテキテクレテアリガトネ…」
「な〜んか久しぶりに見たかも」
「みどりがありがとうって言ってるの」
「ソウ…?」
そういえば、引きこもり生活をしていて、
感謝もろくに言えていなかったなぁと思い返す。
「なんかいい事でもあった?」
やっぱり、こんな時だけ勘が鋭い。
「ウン」
「研究、終ワッタヨ」
「おぉ〜やっとかぁ〜!」
「全く…何年待たせられたと思ってんの〜?」
そういえば、何年経ったのだろうか。
近頃時間感覚がおかしくなってきているから、分からなくなってしまった。
「五年グライ…?」
「ブブブ〜正解は十年でした〜」
そっか、もうそんなに経っていたのか。
「て言うか、結局なんの研究してたの?」
「毎回流されてたけど…」
「教エテ無カッタケ?」
「ラダオクンノ為ノ薬ダヨ」
オレがそんな言葉を放ったあとすぐ、疑問の声が返ってくる。
「おれ?」
「ウン」
「ラダオ、モウスグデショ?」
「寿命…」
「っ…!」