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*百合,妙グロ?
主人公(あかね)
友達(かぐら)
ーーーーーーーーーあらすじーーーーーーーー
2人の女の子がいました…その2人が遊んでいる際、1人の女の子がとある怪我で両目を失いました。その後の主人公の動きをお楽しみください。
「…」
かぐらの目は一生治らないと…かぐらのお母さんが泣き叫んでいるのを病室のドア越しに聞いた。
きっと私と遊んだから…私のせいだ、その時の私は,マイナス思考に陥っていた。
“ガラガラ”
病室のドアが開く音がした…かぐらの母親が私の顔を睨みつけている
“タッタッタッ”
かぐらちゃんのお母さんは,何も言わずに去っていった、私は,痛い視線を浴びたせいか嗚咽が喉奥から溢れた
「う”ェッ」
人の視線が怖く病室前で嘔吐する訳でもないが、勝手に喉から嗚咽が出た
“ガラッ”
病室にいるのは、かぐらだけだ…じゃあ いったい誰がドアを開けようとしているのか…開きそうなドアの隙間を見つめながら考えた。
“ガラガラ”
病室のドアが全開になった時…私は、涙が出てしまった…体が震え、立てなくなってしまった
声も出なくなり…ただただドアの先の光景を見る事しかできなかった。
『…ねぇ、あかね』
かぐらが私の名前を呼んだ…彼女は,歯を食い縛り乱れた髪を髪ゴムで束ね始めた
『今の私…綺麗…かなッw』
そんなの答えれない…こんな目に合わせた私には,そんな問いに答える権利は,ないかもしれないと私は,思った。
それでも頑張って震える声でかぐらを宥める為言葉を声にしようとしたが…私は,私は…”綺麗”と言えなかった。
こんな私は,良い友達と言えるべき人ではないのかもしれないと悟った
「好みは…人それぞれ、違う”ウプッ」
やはり思っている事を口に出すのは,とても難しい…私は,一瞬吐きかけたが、言うはずだった言葉と一緒に飲み込んだ
生きた心地がしなかった…私が目を失った訳では,ない…そんなの分かっている…だが私は,自分の目を失うより、失って泣いている友達を見ている方が苦痛で仕方なかった。
『…じゃあ、あかねは、私の顔好き?』
とても難しい…難題をかぐらは、私に押し付けた、いや押し付けられた様に感じただけだ
「ッ〜、、もちろん」
かぐらは、私の真反対に手を差し出し、『泣かないで』と言った…仕方がないはずなんだ、なんせ今の彼女には目がないのだから…それでもとても悲しかった…世界にある単語だけでは、表せない程に辛く、悲しくなった。
『あれれ、あかね何処にいるか分からなくなっちゃった…』
そんな悲しい事を言うもんだから私は,彼女の側まで行って彼女の手を取りこう言った
「私は,此処にいるよ」
そうゆうと彼女は、嬉しくなったのかとても口角が上がっているのが分かった、その後は無言で私のことを抱きしめた、
私も抱きしめ返してみたら…笑いながら『力強いよw』と言われた…私は,苦笑いをしながらごめん、と謝った
ふと窓を見てみると暗くなっていた、そんな時私は,つい
「もう外真っ暗だね」
と言ってしまった…物凄く盲点だった、目が見えない方にそんな事を言ってしまったら誰でも傷つくかも、と思い内心物凄く焦っていた、
『そうなんだ!…外、暗いんだね』
さっきとは、違って少しかぐらの表情が曇ってしまった…あんなとこを言ってしまったんだそれは、誰だって悲しくなるだろぅ…
だがその時の私は,焦りに焦ってしまった結果目治ると良いね…と軽々しく言ってしまった、彼女は、さっきよりも悲しげな表情を浮かべた、私は,何をするのが正解か分からなくなり固まっていた、
『外、暗いんだっけ…?』
「、うん」
『もう帰るじかんじゃない?』
言われるまで気づかなかった私は病室の時計を探した、がかぐらの病室には,何故か時計がひとつもなかった…また嫌な想像をしてしまい、うずくまった、こんな病室に居られないと思った私は,すぐさまかぐらに「また」と言い病室から出た
普通の病室なら時計があって当然な筈だ…でもそれがなかったとゆう事は、目の見えない子だから必要ないと思い置いてないのだろうと思った。
かぐらの両親もあまり良い人たちでは、なかった…患者が目の見えない人だからと言って時計を外すだろうか、お見舞いに来る人だっているだろう…多分、両親でさえお見舞いに行く気がない、だから時計を置く必要がないなかもしれないと…1人で考えていたが
雨が降ってきた、”ポツポツ”と、…とても寒くまるでさっきの病室の雰囲気と似ている気がした…
「最悪だ、」
私は,そうポツリと愚痴をこぼした