土埃の舞う音、頬で感じる風
喧嘩仲、喧嘩中
硝子「あーあ。まーたやってる。今回宵マジギレじゃない?五条なにやらかしたんだろ」
夏油「さぁね。あのまま行くと校門にぶつかるけど大丈夫かな?」
硝子「大丈夫でしょ、アイツらならなんとかなるだろうし」
夏油「私が心配しているのは校門のほうだよ、夜蛾に叱られるだろうに、よく懲りないな」
硝子「飛び火くらうかな?」
夏油「この場所からなら「なんで止めなかったんだ!!」とか言われそうだし、ある程度見えるけど止めに入れなさそうなところに行こうか」
硝子「ははっ、さんせー」
五条「おい、お前一旦落ち着けって!!」
五条「なんでそんなキレてんだよ意味わかんねー!」
時透「意味わかんない?」
硝子「あ、」
夏油「あー・・」
夏油「…逃げるよ硝子」
硝子「りょーかい」
五条「イッッッた」
時透「アンタが、」
五条「あ?」
時透「ほかでもないアンタが、私との約束忘れるからよ!」
五条「……はぁ?」
五条「…おまえ、そんなことで、」
時透「そんなことじゃない!!」
時透「大事なの、!私にとっては大事な約束なの!!」
五条「、」
時透「呪術師にあるかもわからない先の未来の約束を、アンタはしてくれたの!」
時透「他の誰から忘れられようともどうだっていいけどね、」
時透「アンタには、五条にだけは忘れてほしくないの!」
時透「花火が終わったら、もう夏が終わっちゃうんだね」
花火大会が終わった後のなんとも言えない寂しさ。
それは夏が過ぎ去った予感なんだと思う。
五条「……….来年、」
時透「?」
五条「来年も来ればいんじゃね?お前はどうやら、寂しがり屋らしいし、」
五条「仕方ねーから来年も隣で見てやるよ」
時透「…ありがと」
時透「…傑から、任務のこと聞いた」
時透「宵と重ねてるんじゃないかってことも、きいた」
五条「…関係ねえ」
時透「は?じゃあなんなの?負けてウジウジしてんの?」
五条「してねえ」
時透「じゃあ、私が誰かに殺されて、それで死ぬんじゃないかって心配してんの?」
五条「…」
時透「そう、心配、ね、」
時透「ふっっざけんな!!」
時透「アンタが私は強いから大丈夫って思ってなさいよ!」
五条「強くたって人は死ぬ、それはお前も例外じゃないだろ」
時透「私は死なない!!」
五条「確証はないだろ」
時透「ないけど、…んもー!!」
時透「私を信じろって言ってんの!!」
時透「確証なんていらない!あんたの直感で、私を信じろ!!」
時透「私は信じてるの、あんたは死なないって」
五条「!」
時透「いつか死ぬ時がくるなら、そうね、それは私が殺すわ」
時透「そんときが本当に最後の喧嘩」
時透「あんたを倒すのはこれからもこの先もぜーーーったい私!」
時透「私以外の奴に負けるなんて許さないんだからね」
時透「覚悟しとけよ!!」
五条(死なないと言われて、殺すと言われて…)
五条「あーーーあほらし」
五条「俺を倒すのは、おまえ、か」
五条「…フーーーン…」
時透「…なによ、ニヨニヨと、、気持ち悪い顔しちゃって…」
五条「腹立つ言い方だな💢 」
五条「…でも、うん、そうだな」
五条「…そっかぁー」
時透「…?、?、????」
時透(頭を強く打ちすぎたのか、、?)
五条「空けとけよ、来週」
時透「え、」
五条「花火大会行くんだろ」
時透「!、行く!!」
五条「ん、俺は出張入ってるからじゃーなー」
時透「うん!…うん?」
時透「あ!!逃げんな五条!!!! 」
夜蛾「宵も逃げるな!!!!」
拝啓“ちょっと何言ってんのかわかんないけどなんとなく伝わった”君へ
なんかいいな、それ
コメント
7件
そうですよね花火大会行くって言いましたもんねまたあの尊い空間が帰ってくるとか嬉しすぎて叫びそう。 もう結婚する前提の会話だよね絶対 久々五時カプは罪すぎる…良すぎて私もニヨニヨしちゃう……((
大事な大事な花火の約束根に持ちまくる時透ちゃんすき それで怒っちゃうのもっとすきです。 ちゃんと時透ちゃんに気付いて花火大会の約束するのも五条、出来た男だわ( やっぱ五時カップルしか勝たん()