[木兎編]
🌸ちゃ〜ん!!ただいまぁぁ!!」
声の元気さで、今日も調子が良かったことが分かる。
でもすぐに鼻がひくひく。
「ん?なんかいい匂いする!!
ねぇ!今日なに作ったの!?」
🌸「木兎くんの好きなやつだよ?頑張った!」
ぱぁぁぁっと花が咲いたみたいに笑う。
「えっ、ほんと!?
えっ、ほんとに!?
え、俺のため!?ねぇ俺のためだよね!?」
テンション爆上がり。
羽ばたきそう。
席に座らせると、
いただきます!と全力で手を合わせる。
そして一口――
「…………っっ!!うまっ!!!」
目がまん丸。
「好き!!
いや、料理も!!🌸ちゃんも!!
どっちも!!好き!!!」
感情のまま全力告白。
可愛い。
がつがつ食べながら、
何度も何度も「うまい!」を連発。
全部平らげると
急に静かになってこちらを見る。
「ねぇ。今日さ……ちょっと落ち込んだとこあったんだよ。
でも家帰ったら🌸ちゃん居て、ご飯あって。
それだけで元気、満タンになっちゃった」
普段の明るさの裏で、
努力家なのは知っている。
「ありがと。俺、めっちゃ幸せ」
そのまま勢いよく抱きしめられる。
「🌸ちゃんが居てくれたら、
俺どんな試合でも勝てるから!!
……ずっと応援してて」
くしゃっと頭を撫でられて、
頬にそっとキス。
「大好きだよ。
ほんとに。
離れたくない」
腕の力は強いのに、
触れ方はとても優しい。
「明日も、明後日も、ずーっと。
帰る場所は🌸ちゃんのところだから!」
笑顔全開、
まぶしくて、あったかい。
コメント
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( ゚∀゚)・∵. グハッ!! 木兎可愛すぎる♡