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弟の遺書を読んでから死にたいと思わないようにした。
でも、死にたいと思わないわけじゃない。
もう頼れる人も場所もなくて、外に出るのも怖かった。
ただひたすら家に閉じこもった。
でも、そんな生活をしてても死にたいと思うことはやめられないと思う。
だから、たまに笑顔を作る練習をしている。
指で口角を押し上げてみたり、面白い(?)と言われてる動画やテレビを見たりしている。
でも、やっぱり無理だった。指で口角を押し上げたところで指がなければすぐに元通り、
動画やテレビは何が面白いのかよくわからない。
やっぱり私から感情はなくなってしまったのだろうか。
そんなとき私を助けてくれた人がいた。
おばさんだ。
ある日、おばさんは私の家を訪ねきて、葬式の時のこと、父さんのことを謝罪しに来た。
それからおばさんは私のことを気にかけてくれて、一人暮らしも許してくれた。
最初は一緒に住むことを提案されたが、この家を離れたくなかった。
この家には辛い思いでもあるけど、幸せだったあの時を忘れたくなかった。
そう言うとおばさんは快く許してくれた。
さらに、高校に行くことも許してくれた。
学校に行ってないと言っても、勉強をしていなかったわけではない。
高校入試は難なく合格できた。
でも、結局変わらなかった。
その高校に同じ中学だった子がいて、そいつが父さんのことを言ってそこからは同じ。
なんとなくわかってたけど、まるで、「お前の居場所なんかどこにもない」と言われているようで悲しかった。
そしたらおばさんが転校しないか、と提案してくれた。
申し訳ないと思って断ろうとしたが、おばさんのほうが気分が悪いらしい。
葬式のときはあれだったけど、本当は優しい人なんだろうか。
言葉に甘え、同じ中学の人がいない高校に転校した。
最初は色々聞かれたりもしたが、何をしても無反応の私に飽きたのか、
次第に私に話しかけてくる人はいなくなった。でも、逆に嬉しかった。
私のことを知る人がいないというのはすごく楽だった。
関わりを持てば、いずれバレる。もしバレたらまた居場所がなくなる。
だから、広い居場所を作るより、狭くても絶対になくならない居場所を作ることを選んだ。
ここまで長かっったけど、これが今の私になった理由。
過去編終わったぜ。
ちょっとごちゃっとしちゃったけど勢いでなんとかします!
ていうか、前のストーリー見直したら誤字めっちゃ多かった。